2024年4月19日の日経平均の暴落について
2024年4月19日、日経平均が一時1300円安となり、今年最大の下げを記録したので原因をまとめてみた。
※本記事は備忘録を兼ねた個人的なまとめです。
原因としてあげられるもの
中東緊迫化(中東の地政学リスク)
半導体指数の下落
アメリカの早期利下げ思惑の後退
1.中東緊迫化について
中東緊迫化は原油価格の上昇をもたらし、世界各国のインフレ率や金利の上振れの要因となることが考えられる。
この地政学リスクによって投資家のリスクオフ(リスク回避)の動きが強くなる。
中東の地政学リスクは、地政学リスク指数(GPR指数)によって定量的にリスクが可視化されている。
2.半導体指数の下落
半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が下落し、フシ目の4000を割り込んだ。これによって、日本の株式市場でも半導体関連株の売りを誘発した。
台湾の半導体大手TSMCが半導体市場の成長見通しを引き下げた。
日経半導体指数
SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)
3.アメリカの早期利下げ思惑の後退
以下の状況から、いつ利下げに転じるのかが関心ごとであったが、これまでインフレの根強さや雇用市場が堅調なことなどを受けて「利下げを急がない」考えを繰り返し示され、利下げが遅れるという見方がひろがっている
急激なインフレに対して、利上げを繰り返し、金融引き締め政策をおこなっている。世の中にでまわるお金の量を減らす→物価を抑える。
消費者物価指数が徐々に低下してきたなかで、金融引き締め政策の効果が確認されている。
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