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ひとり居酒屋

今夜の晩ごはん、ひとり居酒屋飯。仕事中に急きょ思い立って地元の居酒屋に予約を入れ、定時で仕事を切り上げてそそくさと退社してまだ日のあるうちから呑んできた。

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ここのお店には友人と何度か来ているが、出てくるアテがどれもしこたまうまい。350円のチャージ料でこんなつきだしが出てくる。おかわりしたくなるおいしいつきだしです。

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お店のアプリ登録をしたらメンバーズ特典としてサービスが出た。ただでさえ大好物の梅干しが、ほんのりとかつおだしの風味をまとって登場。おいしい。

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基本的に鶏肉推しのお店なのだけれど魚ももれなくうまい。ひとりなので盛り合わせは食べきれないから、単品のおすすめを……とお願いしたところ「おひとり用でも盛り合わせ作りますからよかったらぜひ!」とお店の方がおすすめしてくださり、盛り合わせにありついた。低温熟成したという海の幸がどれもうまい。お刺身のみならず添付の塩とわさびも非常に香り高く、甘みがある。これだけでも酒がすすむ。

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お店の看板メニューである鶏肉の炭火焼き。こんがりと香ばしく焼けた鶏肉はどこまでもジューシー極まりなく、付けあわせのキャベツはほんのり甘い。そのままでもピリッとスパイスが効いていてワインがすすむくんだけれど、添付のにんにくみそと柚子こしょうで味変なんてさせてくれるもんだから果てしなく赤ワインがすすんでしまう。おいしい、うまい、鶏肉ばんざい!一時間半でたらふく食べて5杯ほど呑んで、ほろ酔いのいい気持ちで辞去した。ごちそうさまでした。


旅先や外出先ではひとり居酒屋でご機嫌になるけれど、地元のお店でひとり呑んだのはこれが初めてだったりする。わざわざお店に入らなくても、家に帰って呑めばいいか……と思ってしまうので。でも今日、職場からてくてく歩いて入ったお店でおいしいものをいただき、ほろ酔い気分でてくてく歩いて帰ってきて、なんだか今すごくご機嫌だ。呑んできたのにまだ8時!洗濯も洗い物もできてしまう。

旅先でのひとり酒は言うまでもなく最高だけれど、住み慣れた街でのひとり酒もすごくいいものだと分かった。ひとり脳味噌のおもむくままに物思いに浸りつつおいしいお酒や料理を楽しむ……それを住み慣れた街で、すでに知っているお店でやってみて、とても新鮮な気持ちになれた。誰かと分かち合うおいしさもうれしいけれど、それをひとりでやってみると……今夜はいつもよりも深いところで「おいしい!」を味わえたような気がする。コロナがなければおそらくやらなかったことなので、そういう意味ではこの情勢のおかげ……いや、でも感謝はしません。感謝は、こんな情勢でもおいしいものを提供してくれるすべての方々に捧げさせていただきます。コロナ、お前はとっとと退散してくれ。

いただいたサポートは、外で暮らすねこさんたちの生活が少しでもよきものとなるよう、関係団体に送らせていただきます。