見出し画像

サポイチ塩の野沢菜炒め添え、でパンダ飯店!

今日の昼休み。いつものように今週のお弁当をもりもりと食べ、おべんと箱を洗い終えた私は、前々から舐めるようにガン見していたとあるサイトにアクセスした。


そう、餃子さんのお宅で時折開店する「パンダ飯店」、そのキモとも言うべき『まんぷくパンダ』シリーズの食器を、ついに購入することを決めたのだ。

拙宅に遊びに来てくだすっている皆さまはすでにご承知の通り、私は盛りつけのセンスが壊滅的。そもそも映える盛りつけというものは、自分で成し遂げるものではなく、どなたさまかのお仕事ぶりを崇めてよだれを垂らすもの、という概念にのっとって生きている。(類似品:富士山)当然食器類へのこだわりもない。昔から我が家にある食器をてきとーに使い回しているだけだし、自分で購入する際も「とりあえず白買っときゃいーべ」みたいな短絡思考しか働いていない。

けれど餃子さんのお宅でこのまんぷくパンダシリーズを見た時、猛烈に「欲しい!」と思った。



おいしそうな炒飯や餃子、炒めものに煮物、そしてスープの海の中でくつろいでいるパンダたちが、なんとも愛らしく魅力的で、目が離せなくなった。

この感覚は知っている。

恋だ。


心やさしき餃子さんに商品名を教わってからは、毎日のように取扱いサイトにアクセスし、どれを買おうか、何枚買おうか、日々悩み続けた。こんなにもかわいいのにひとつ300円~500円という正気の沙汰とは思えない安価なので、シリーズ全てをコンプしたって良いのだけれど、収納スペースという事情があるし、せっかく買ったのに使いこなせず、食器棚の肥やしになるのも哀しい。独り住まいだから一枚ずつ揃えればいいのだろうけれど、時々うちにごはんを食べにやってくる恋人や弟たちのことを考えると、やはり2、3セットは揃えておきたい。うーむ、悩ましい……。

さんざん悩み続け、ついに夢の中にまでまんぷくパンダシリーズが出てくるまでになってしまったけれど、ここへ来てようやく決心がついた。とりあえず、丼・炒飯皿・小鉢・小皿(オーバルプレート)を揃えよう!

そうして意気揚々とサイトにアクセスしたところ


なんといちばん欲しかった丼にSOLD OUTの表示。


職場でなかったら泣きながらやけ酒を煽りふて寝する事案。


なんてこったい……さっさと買っておけばよかった。あたしって……ホント、馬鹿……


しかしながら、そうやってふて寝をキめていたとしたら、その間に今度は炒飯皿が売り切れていたかもしれない。今日こうしてアクセスしたのは「手遅れになる前に動け」というパンダ神のおぼしめしかも。傷はまだ浅い、それに再販の可能性だってある。気を取り直して、丼以外の欲しかったものを注文した。


そして終業後の帰り道。ひんやりと心地よい風に誘われた私は、いつもより回り道をして、わがまちの誇るテーマパーク・イオンに寄り道することにした。本屋さんで新刊漁りでもしようかと思ったのだ。

と、本屋さんの向かいに見慣れない店舗がオープンしていることに気づいた。どうやら300円ショップのようだ。


300円ショップ……?まさか?!


小走りで店先に近づくと、な、な、な、なんと!

つい半日前に手が届かなかった丼が並んでいるではないか!!


なんという僥倖。

なんという巡り合わせ。

もはやこれは運命でしかない。


一片の躊躇いもなくそれを掴んでレジへと走った。ありがとうパンダ神……(拝み)


画像1

こうして無事、我が家にもまんぷくパンダ丼がやってきた。ああ、かわゆい……なんてかわゆいのだろう!

実際手に取ってみると、予想以上にかわゆくてテンションが上がってくる。それに加えて、推し料理人とおそろいという事実がさらなる愉悦の震えをもたらしてくる。(推しとおそろい=ときめく性癖)

しかも、通販サイトではお目にかかれなかった保存容器的なものまで売っていた。しっかりした作りの蓋がついていて、毎週即席漬けを作る私のためのような商品だ。ちょっとヨーロピアンなお花模様もとってもキュート。来週からは即席漬けライフが一段と捗ること間違いなし。


思いがけない形でこうして手元にやってきてくれたパンダ丼。運命まで感じてしまった以上、即刻使いたくなるのが人情といふもの。


やはりここはラーメンであろう。


画像2

というわけで、今夜の晩ごはん。サッポロ一番塩ラーメンに、野沢菜漬けの炒めものを添えてみました。野菜が欲しかったので、トマト納豆も一緒に。

野沢菜漬けの炒めものは、以前コメント欄にておてだまさんに教えていただいたもの。ちょっと古くなった野沢菜漬け(このためにあえて冷蔵庫でしばらく放置プレイしておいた)を塩抜きしてから、ごま油でじゃこと一緒に炒めた。酸味の増した野沢菜は、多少塩抜きしてもしっかり味が残っているので、調味料は一切入れずにじゃこの塩気とごま油のみで仕上げた。


画像3

スープの海にたゆたうパンダたち。まるでお風呂に入っているような光景に、自然と顔が弛む。かわゆいが積載過多すぎるなオイ!


サポイチ塩は言うまでもなく、いつも通り安定のおいしさ。びっくりしたのは、野沢菜漬けだ。塩抜き前はかなり酸味が強くなっていたのが、ごま油のおかげなのか、はたまた加熱したからなのか、酸味がいい塩梅にやわらいでいる。けれど野沢菜漬けのうまみはしっかり残っていて、かなり濃厚な味わい。これはおてだまさんのおっしゃっていた通り、大変にお酒がすすむくんな味、ものすごくおいしい!サポイチ塩のさっぱりとした口あたりのスープにも、細身のちぢれ麺にも、非常によく似合っていた。ラーメンの具材にするなら、みりんなんか足して少し甘辛にシフトしてみてもよさそう。味がかなり濃いから、半熟たまごを合わせてみてもよかったな。ベーコンやコーン缶と合わせてこしょうを効かせたりしたら、もう間違いなくいいアテになる。これ絶対また作ろ。

この上ない手抜きメシだけれど、湯気の向こうのパンダたちにほっこりしつつ、身も心もあたたまる大満足の晩ごはんになった。ごちそうさまでした。

……とここへ来て、せっかくのパンダ丼初陣をひどい手抜きメシで済ませてしまったことに、じわじわとおかしな汗をかき始めている(今更)。

まあよい。次回がんばろう。

あと、まんぷくパンダ関連サイトのリンクを貼ろうと思ってアクセスしたら、SOLD OUT表示が消失していた。昼間のアレはいったい何だったのだろう。白昼夢……?


数日後には、炒飯皿や小鉢もやってくる。私の手抜き中華メニューも、このパンダたちに囲まれれば実力以上の輝きを放つことだろう。とっても楽しみです。

餃子さん、すてきなお皿を教えてくだすって、ありがとうございました♡

この記事が参加している募集

いただいたサポートは、外で暮らすねこさんたちの生活が少しでもよきものとなるよう、関係団体に送らせていただきます。