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落語

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#吉田食堂

背景を大切に扱ってくれるから物語が立ち上がってくる。

背景を大切に扱ってくれるから物語が立ち上がってくる。

この日の落語会は満席。ご贔屓さんが多かったんじゃなかろうか。

開口一番を務めた希遊さんの「転失気」も、よくウケてはいたけれども、文菊さん登場してからの客席の、なんというか笑いに向かっていく勢いが違った。
もう、ここで笑うんだ、と用意をしてるかのような空気感。

吉田食堂さんのスケジュールを眺めていて、「なんとなく気になってるんよね、文菊さん」と落語好きの友人に言うと「エスねえ、ぜったい文菊さん好

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喬太郎さん、神戸の館で関西弁を使うネタをやる。

喬太郎さん、神戸の館で関西弁を使うネタをやる。

吉田食堂さんの落語会。この日は神戸は新開地の喜楽館での高座でした。

とてもリラックスした雰囲気で登場してきはるので、こちらもくつろいだ気分になる。もちろん手は抜いてらっしゃらないんだけど、カリッカリな感じでなくてもいいよね、お互い、という良い雰囲気の時間だった。

夕立屋この前「辰年だから夏の話だけど」と扇辰さんもやってた小話(今年はこれを、たくさん聴けるのかも)。

とーふー、きんぎょーえ、キ

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瀧川鯉昇師匠の「宿屋の富」。音は聞こえない、大声の芸。

瀧川鯉昇師匠の「宿屋の富」。音は聞こえない、大声の芸。

11月に毎年行われる博多天神落語まつりは、ひとつの高座に3〜4人の落語家さんが登場するので、お目当て以外でお気に入りができる素敵な落語会だ。

昨年の博多では、瀧川鯉昇師匠に出会え、大好きになった。

さっそく関西の番組がないか探すと「吉田食堂」さんの企画があったので即購入。先日、出かけてきた。

吉田食堂さんは、江戸落語の企画が多く、普段は大きなホールでやられるような大人気の落語家さんを、満箱で

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