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【慶應大学学部紹介②】慶應経済学部ってどんな学部??

こんにちは!
今回も、現役慶應生の私が記事を担当させていただきます!
著者のプロフィールはこちらからチェック!

以前の記事にも書かせていただきましたが、
志望校を選ぶ上で、その学部で学ぶ内容を知っておくことは非常に大切です!
実際に私も、大学入学後に経済学部と商学部の学ぶ内容の違いを知りました…笑

ただ、学ぶ内容を知ろう!って思ってもどうやっても調べたらいいのかわからない!っていう人も多いのではないでしょうか!
大学の公式サイトや、学校や塾などで配布される受験冊子は、なんだか難しい言葉ばっかりだったり抽象度が高かったりして、あんまりピンときませんよね…笑

そこで!
現役慶應生約30名に、自分の在籍する学部・学科についてのインタビューを行い、
①学ぶ内容
②一見似ている学部との違い
③資格の取得状況
④受験生へひとこと

について聞いてきました!
なかなか聞くことのできない、貴重な意見ばかりです!
ぜひ、志望校を選ぶ上で参考にしてみてください!!

第二弾の今回は、
私の在籍する経済学部についての紹介を行います!


基本情報

まずは、基本情報から!

経済学部は、1~2年生で日吉キャンパス、3~4年生で三田キャンパスに通うことになります!
他の文系学部と基本的に同じです!

経済学部に入学する主な方法としては、
・一般入試
・内部進学
・PEARL入試(留学生や帰国生向けです。
詳しくはクリック!
が挙げられます!

なんと、推薦入試が一切ないんです!
これは他の文系学部との決定的な違いです。

一般入試には、A方式とB方式があります。
A方式は、英語・数学・小論文が受験科目になります。
一方でB方式は、英語・世界史・小論文が受験科目になります。
ちなみに私は、B方式で入学しました!

イメージとしては、A方式の大半が国公立志望者で、B方式はほとんどが私大文系志望者です。
A方式とB方式では、カリキュラムが多少異なります。
A方式が数学重視、B方式は経済史重視という感じですね。
※B方式で入学しても、絶対に1年生のうちに数学系の授業を履修しましょう。後でまた書きますが、数学ができないと経済学は学べません笑

経済学部は、理系学部と比べても遜色ないほど女子学生が少ないのも特徴です!
自分のクラスには35人学生がいて、そのうちの4人が女子でした。
文学部や法学部政治学科とは異なり、男子校感が強めの学部です。笑

さて、基本情報の紹介はこのくらいにして、いよいよ本題であるインタビューに入っていきます!
(インタビューに登場するA1は私です!要注目!!笑)

①学ぶ内容について

Q:慶應大学の経済学部で学ぶことについて、教えてください!高校生でもわかるレベルにかみ砕いて教えてもらえると嬉しいです!

A1:メインとなるのは、マクロ経済学(国のような大きな規模で経済を見る)とミクロ経済学(一つの経済主体のような小さな規模で経済を見る)、統計学(データ分析)になります。
経済学部で学ぶ内容の多くは、この3つを基本としてそこから派生したものです。

A2:経済がどのように動くのかについて、数学的や歴史的な観点から学びます。

A3:2年生までは全員が同じ内容について学びます。主にマクロ経済・ミクロ経済学・統計学について学びます。
3年生からは専門の分野についての勉強となり、自分で選択した分野について学びます。
経済史や経済数学、金融、財政、貿易、環境経済、経済地理、行動経済学など多岐に渡る分野から自由に選んで授業を取ります。

以上のインタビューの通り、経済学部では1~2年生で基礎となるマクロ経済学・ミクロ経済学・統計を学び、3~4年生で三田での授業やゼミを通じて、自分の学びたい内容を深めていくことができます!
経済学部では、全体の6割しかゼミに入れないといわれており、人気ゼミの倍率は5~7倍にもなります!
(受験生の皆さんからしたら、「受験に比べたら低いじゃん」と感じるかもしれませんが、慶應経済学部に合格した人たちの中での倍率5倍とかです笑 なかなか厳しい戦いが待っています。笑)

②似ている学部との違い

Q:似ている学部との違いについて教えてください!(経済学部と商学部の違いについてなど、高校生がわからなそうなことを教えてください。思いつかない場合は、なしと答えてください!)

A1:私が大学に入って感じたのは、経済学で学ぶことは非常に規模が大きくて、なかなか実感がわかないということです。
より実生活に近いことを学びたいのならば、商学部に入ってマーケティングなどを学ぶのがおすすめです!
ちなみに私は、大学に入ってから自分がぼんやりとやりたいと考えていた学びは商学部でできるのだと初めて気づきました。笑
皆さんは、学ぶ内容をしっかりと知ってから学部を選びましょう!!

A2:商学部の方が、経済学部よりもマーケティングに力を入れているイメージです!

A3:経済学部は商学部に比べ、理論を学ぶことが多いと思います。経済の仕組みを学ぶ授業が多いです。
一方、商学部はマーケティングや広告論、組織論など実践的な授業が多いように感じます。

全員が口を揃えて言うように、経済学部は理論的商学部はより実生活に近いというイメージがあります。
もちろん、それぞれの学部にいろいろな授業がありますが、
より大局的な視点で経済を見たいという人には経済学部がおすすめです!
一方で、自分の近くにある問題を解決する方法を学びたいという人には、商学部がおすすめです!

③資格の取得状況

Q:経済学部の学生の、資格事情について教えてください!(司法試験、公認会計士、教職などについて)

A1:公認会計士の資格を取ろうとしている人が、全体の1割くらいいるイメージです。
別にみんなが資格に対して積極的というわけではないですが、キャンパスの近くには公認会計士の予備校があり、そこで慶應で公認会計士を目指す仲間と出会うことができます。
そのため、資格の勉強をしないと肩身の狭い思いをするということはありませんが、資格を頑張ろうと思う人にとってもとてもいい環境が整っていると思います。

A2:公認会計士の資格のためにTACなどの資格学校に通っている人は結構います。

A3:公認会計士を志望している人はいます。実際に学校とは別の塾に通ってダブルスクールしています。
逆に簿記やFPなどは学校の授業をうまく活用しながら、独学で資格を取る人が多いです。

公認会計士!という声が圧倒的に多いですね。
他にも簿記やFPなど、何かしらの課題にチャレンジする人が一定数いるようです。
日吉駅の周辺には資格学校がいくつかあり、資格取得に向けた勉強にはすごく適した環境だといえます!
(どうやら公認会計士志望者の集まるサークルがあるようです!写真を見た限りだとすごく楽しそうでした!!)

④受験生へひとこと!

Q:受験生へひとことお願いします!(何でもいいです!自由に答えてください!)

A1:慶應の経済学部は、非常に伝統がありゼミも充実しているため、勉強を真面目にやりたいと思えば本気でできる環境が整っています。
一方で、文系でも数学を扱う機会が非常に多いため、留年率が高いです。
そのため、一度堕落してしまうと大変な思いをするかもしれません…
数学が苦手な私でも生きていけるので受験を躊躇する必要はありませんが、特にB方式で入学する人は1年生のうちに数学を頑張ることをお勧めします!

A2:経済学部でもAに進むかBに進むかは、意外と超大事。
自分の数学の能力とやる気と相談して決めた方が良いです。
自分は国公立志望でA方式で入学しましたが、数学が得意ではなく入学後にかなり苦労しました。
国公立志望でも数学が苦手ならB方式で受験してみるのもありだと思います!

A3:経済学部といっても必ず数学ができなければいけないわけではありません。数学を使わない授業もたくさんあり、数学が苦手だからといって不利になることはあまりありません。
もし経済学部に興味があって数学が苦手だから受験を諦めようとしている人がいたら、受けるべきだと思います。

全員の口から「数学」というワードが出てきましたね。笑
結論から言うと、A方式にしてもB方式にしても、数学は必要です。
商学部でも結局数学は必要になるので、経済・商・経営系に興味のある受験生は、その辺は覚悟した方がいいかなと個人的には思います。笑
ただ、数学が必要とはいえ、使う分野は限られていますし、大学に入ってから学ぶので全然心配いりません!
数学のことが心配で受験を躊躇してしまうのは、もったいないです!
ひとまずB方式の人は、受験が終わるまでは数学のことは考えなくていいと思います!笑
(私がまさにそのタイプでしたが、全然どうにかなっています!笑)

第二弾の経済学部の紹介は以上になります!
少しでも、「慶應の経済学部について知れた!」と思ってもらえたら嬉しいです!

なお、他学部に関しても、早慶受験生に役立つ情報を発信しています。ぜひ他の記事もご覧ください!


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