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インスタのカメラアカウントを公開してみました

インスタグラムのカメラアカウントを公開してみました。
「作りました」ではなくて、「公開しました」

というのも、
今写真を撮っている相棒、FUJIFILMのX-S10を迎えたのは2023年の3月。
ちょうど一年前です。
旅行先で買いました。サムネはそのときの写真です。

余談ですが、
旅行先で大きな買い物をする、ということに憧れがありました。
小学6年生、中学1年生、高校1年生の3回、
わたしはクリスマスから年明けまでの2週間を、タイで行われるテニス合宿に参加し、太陽が照りつける中ひたすら、ほぼ監獄状態でテニスに打ち込んで過ごしました。
その合宿のプログラムのうち、大晦日の1日だけ、みんなで観光をする日があるんです。
その日はコーチのみなさんも選手たちの案内半分、おやすみ半分、といった様子で、コーチたち自身も買い物を楽しまれていました。
その買い物で、みなさんでっかい買い物をするんですよ。
りんごのマークのお店で。
パソコンだ、スマホだと、買ってんですよ。

ああこれが大人だ、


と幼い私は感じたんですね。
旅先でこんな大事な買い物をさくっとするんだ、って。
それ以来ずっと、わたしは旅先での大きな買い物に憧れがありました。

その憧れにようやくたどりついたのが、
去年の3月でした。
四国旅行の1日目。東京から青春18きっぷで大阪まで行き、大阪で一泊。そこからレンタカーで四国を回るというプランでした。
始発で東京を出て、えっちらおっちら、大阪に着いたのは14時ごろでした。
空腹でたおれそうになりながらお好み焼きをかきこみ、迎えてくれたのがそう、
ヨドバシカメラです。

たしかに、ずっとカメラは欲しいな欲しいなと思っていて、
でもなかなか一歩踏み出せずにいたんです。
一通り調べました。どのメーカーのなにがいいのか、ある程度目星をつけていました。
その上で見て、触って、片っ端からシャッター切ってみて。
あ、そう、カメラ選びの軸はシャッター音でした。
カメラたるもの、シャッター音がきもちよくなけりゃー撮る気になりません。

ヨドバシに入る時、全く買おうなんて思っていませんでした。
それが、こうやって旅先で吟味していくうちに、だんだん、幼い頃に抱いた「憧れ」が、ふつふつと湧いてくるわけですよ。

大人になるチャンスだぞって。


気がつけば、何時間もカメラを見ていて、
一回外の空気吸うわって外に出て、もう一回考えて。

「うっしゃ買おう」

ゆうて意気込んでヨドバシに戻りました。

が、
まさかの在庫切れ。

意気消沈して、泣く泣く一旦ホテルにチェックイン。
ただ、この勢いをもう止めたくなくて、
片っ端からカメラ屋さんに電話しました。
そしたら、
「1台だけ在庫あります」
「今すぐ行きます!!!」

お店は、カメラのキタムラなんばcity店

このときの、ああほんとに買うんだ、いよいよ買うんだ、感。
一生忘れません。

わくわくして店に行ったら。
これがまた店の佇まいが!
え、みなさんご存知ですか。
カメラのキタムラって、ああいうロードサイドとか、百貨店の中にこじんまりとあるイメージだったんですよ。
それが、なんばcity店さんったらなんて高級感のある。
ぐんぐんあがるテンション。

売り場みたところ、わたしの狙いの子はおらず。
店員さんにお声がけして、後ろから出してもらいました。
もう在庫が限られすぎて、店頭からも降ろしてしまっていたそうです。
はい、まさにその子が、「X-S10」です。
もう速攻で会計。
(この子の性能とかは、Youtubeだとか、いろんなかたのnoteだとかに丁寧にレビューされているので、割愛しますね。)

1年目、コツコツと貯めたお金。
なんとデビッドカードで一括払いしてやりました。

このときの気持ちよさ?
1年目がんばったなあわたし!!!の気持ち??
ああこのために働いてきたんだ、感??
生きている感??
凝縮されとりました。

カメラを手にした直後に撮ったやつ
こういう梱包されていた箱とかには無頓着なタイプです

ってなわけで、
大人の階段をのぼったわけですが。

せっかくカメラを始めるなら、と、
徐々に上達する記録になればな、って購入当初からインスタグラムのカメラアカウントを作っていました。
最初はわたしにカメラという世界を教えてくれた師範代だけフォローしていて。
うまく撮れたかなあっていうような写真をちょっとずつあげていました。

そして、カメラを手にして1年。
もっともっとうまくなりたい!!!!
のモチベーションが上がる一方で。
最初は景色とか、自然とかばっかり撮っていたのが、
徐々にポートレートも撮りたいと思うようになって。
今では移動時間はずっとPinterestみて、すてきな写真探しをしては、すてきだと思う写真の共通項を考えて、って勉強しています。
カメラを買った時の一番の心配事は、
こんな大きな買い物をして、「使わなくなる」ことでした。

それがなんということでしょう。
おでかけのたび、首にひっさげてるじゃあありませんか。
さらになんということでしょう。
会社のコーポレートサイトだとか、採用サイト用の社員の皆さんの写真やら、ニュースリリース用の写真まで頼まれてるじゃあありませんか。

そうやって、いろんな人から頼まれるようになって、
もっとうまくなりたい、もっと喜んでもらいたい、が湧き出てきました。
それと同時に、
師範代だけじゃなくて、他の人にも、いろんな人に、
自分の写真を見てもらいたいな、って思うようになりました。
この承認欲求は、ここ最近noteをきちんと書くようになって芽生えたものと結構似ているなって感じます。
たくさんの人に見られたいわけではないけど、自分がつくったもの、創作したものを、誰かに届けてみたい、っていうほとんど好奇心で構成されたような、承認欲求。

まちあるきで撮った写真とか
ともだちの写真とか

この気持ちに乗っかって、インスタグラムのアカウントを公開しようと決意しました。
人生で、アカウントに鍵をつけないというのは初めてです。
わたしの世代は、SNSの使い方は本当にきをつけないとだめだ、と厳しく指導されてきました。
今のTikTokやYoutubeのように、自分の顔を世に出すという行為は、どんなトラブルに巻き込まれてもおかしくないと、教育を受けてきました。
時代は変わっているかもしれませんが、世に公開する、ということにたいしては、本当に覚悟して、慎重さをもっていようと思います。

こんなに話が脱線しながら、
最後にアカウントを置いたとて、アカウントの宣伝にならんだろ、とも思いつつ。
ちらっと覗いてもらえると、ぽちっといいね!ってしてもらえると、フォローとかしてもらえると、ほっこりうれしくなりますので、なにとぞ。

わかのカメラアカウント:@wkgraph


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