「時短料理でもう一品①天ぷらでタネがなくなり・・・水溶き小麦粉だけ余ったら?」※この話いつも以上に脱線します!
天ぷらはタネを準備するのが結構面倒です
が・・・揚げ始めると結構楽しい料理です。
パチパチとわきあがる気泡が細かくなり・・・
パチパチ音が高音に変化したら
「食べ時!」
我が家では
小型の電気フライヤーと
串に刺したネタを用意し
「食べたいネタを自分でバッター液につけて」
セルフ天ぷら・・・
登板頻度が最近多く感じるのは
「天ぷらは先発完投型の完結料理」
だという側面が大きい
美味しくて手抜きできるのが天ぷらです。
でも本当はマスコミの洗脳
そいつにやられている?
ネタが豊富な秋は・・
「報道番組や旅番組・CMなどで天ぷらの出番が多い」
「ビールのCM」で
「美味しそうな天ぷらと黄金色の泡」を
見せつけられたら
「よだれが洪水を起こし・・・
脳裏は天ぷらに占拠されて・・・
抵抗不能になります。」
スーパーの総菜の天ぷらも時々利用します。
「ただし・・・最近お高め!」
個別に材料を用意し・・・
油や小麦粉・・・
揚げる環境を用意する手間などを考えると
「総菜のほうが安上がり!」
そんな気がしないでもありません。
最近は回転寿司でも
揚げたての天ぷらを提供します
揚げたてで舌をやけどしそうなネタが
提供される・・・しかも安価で!
「回転寿司で天ぷら」
悪くない選択です・・・と言いたいですが
「小生は言えません!」
調理業界の裏側を覗いてしまった小生には
「ファミレスや低価格志向の回転寿司」
で混雑時間帯に食事をとりたいと思いません。
低価格の回転寿司やファミレス
は月に一度や二度は
お世話になります・・・が
繁忙な時間帯は極力避けます。
せっかちだから・・・
オーダーから提供まで時間がかかるの
待てない!・・・それもありますが
本当の理由は別にあります。
オープンキッチンスタイルの高級志向の回転寿司
滅多に利用できませんが
「衛生環境や働く人への安心感」が
料金の一部だと思います。
低価格志向の回転寿司やファミレスは・・・
決して嫌いではありません。
「20年まえ・・・
かっぱ寿司や元気寿司が大型店を指向し・・・
全国展開をはじめた・・・
スシローやくら寿司も激増したあの頃」
この業態のお店では
「ゆっくりくつろいで食事できない」
雰囲気を感じました。
現在は
スシロー・くら寿司・かっぱ寿司・はま寿司・魚べいなど・・・
座席もボックス席が主体でゆっくりお寿司をつまみ
お酒を飲んで・・・楽しめるお店に変化したように
小生は感じます。
ただし・・・
バックヤードを知っている者として
繁忙な時間帯に・・・
これらのお店を利用する気になれない。
後方で働く人をさらに混乱させるのは
忍びないです。
低価格志向の回転寿司店では
一つのレーンに2名程度スタッフが張り付き・・・
お皿にシャリを載せて・・・・
刺身の切り身を触る
「ニトリルグローブ」で・・・
刺身には当然種類があり・・・
あぶりや揚げ物も人気で・・・
子供はケーキやハンバーグなども・・・
ただし最新店舗以外には
手水の装備がない!
一貫ずつ握ってくれる普通のお寿司屋さん
では手水や酢の仕込んであるボール水にサラシなど
「ほかのネタの移り香やハンバーグのよごれ※³をおとす」
余裕と時間があります。
低価格志向の回転寿司は・・・・
とにかく忙しい
価格が競争力の源泉なので・・・
ネタのコストは落とせない
そのためにコストダウンできるのは
「地面と人間」
店舗の客席フロアーの面積は極力大きくとり
バックヤードは動線と効率を極限まで追求して・・
なるべく狭い面積で・・・
必要最低限の人間がこなす・・・
だから低価格が維持できる。
とある外国人(フランス語を話す人)
がピーク時間の繁盛している「回転寿司」の
バックヤードを見学し
「rat rotating cage!(本当はcage rotative pour rats)」
と叫んでおりました。
低価格系の回転寿司がすべてそうだと
断定しているわけではありません。
あくまでも一般論です。
すべての回転すし店の裏側を確認した
食品評論家などこの世に存在しません。
暇と余裕があれば・・・
「マグロをつかんだニトリルグローブ」
はアルコールか水で洗うか・・・
ケーキはトングでサーブするでしょう・・・。
しかし
繁忙時間帯の寿司レーンの奥は
「戦場です」
「巻物や軍艦よりも握りずしの注文をとにかく優先処理!」
鬼軍曹のような・・・こわもての職人はいませんが・・・
注文処理機が「鬼軍曹」を代行します。
自動で注文を表示する画面には
オーダーされてから数分たった注文を
赤色や太枠の黄色など・・・とにかく
「注文を早く処理して!」と
言わんばかりに急かしてきます。
それでも「のんびりと注文処理」していると
バイトリーダーや店長などから
「とにかく早くだして!」
と催促されるでしょう。
これらのお店も衛生面では
「きっちり」と管理されております。
「一時間に一回は手を石鹸であらい
ニトリルグローブを交換する。」
そういう管理は徹底されており・・・
「所定時間が経過したネタは廃棄!」
そういう部分は守られています・・・が
肝心のニトリルグローブを頻繁に洗ったり替える余裕が
「繁忙時間帯のバックヤードにはない」
小生は昔取った篠塚なので・・・
寿司ネタは安物数品で・・・
シーチキンやカニカマが主力選手でも
自分の左手と右手で寿司を握ります。
当然酢を入れた手水で手を洗い・・・
ハンバーグの移り香がするマグロ寿司は
たとへ家族であっても供しません。
低価格系の回転寿司を
否定するつもりは毛頭ありません。
どちらかといえばファンです・・・
「ただしバックヤードが混乱している
だれもが食事したい時間帯は
なるべく利用しない。」
それだけです。
安くて美味しい商品を提供するために・・・
チェーン店は何を犠牲にするのか?
それは「人件費」と
「店舗の接客区画以外をコンパクトにする」
それしか方法が見当たらないのです。
それほど工数やコストのカット・動線は
研究している。
できるだけコストダウンした結果が
「現在の安い価格です」
長くデフレが続いて
「経済が成長しない反動」が
回転寿司店やファミレスチェーン店を苦しめているのです
「寿司やハンバーグの値段を上げて売り上げを増やす」
その方向へ舵を切ることを躊躇させるのは
まさしく「デフレマインド」が
骨の髄までしみ込んだ日本人の病根です。
「パートさんやバイトさんの賃金を上げる」
ことや・・・
ゆったりと仕事できるように
「業務余力のあるシフト構築」
それができないことが問題なのです。
さて・・・
タイトル詐欺前科50犯以上の小生ですが
天ぷら用の液・・・バッター液と業界では呼びますが
余ったこの小麦水・・・シンクに流していませんか?
そのまま海へ直行させるのはもったいない!
この液・・・実は煮物にとろみをつける液と
基本的に同じです。
例えば
なぜか「みんな大好き!なめ茸茶漬け」
あのとろみもコイツで簡単にできます。
回転寿司の店長やお店の経営方法を責めるつもりは
毛頭ありません。
すべて「デフレマインド」
「値上げへの恐怖心」
コイツが犯人です。
経済のパイが拡大し・・・
一皿200円~
そういうお店が普通になり・・・
回転寿司店が少しくらい値上げしても
だれも文句を言わない日本社会が・・・
本当は望ましいのです
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