少年法適用年齢の引き下げについて
私は少年法が20歳から18歳に引き下げられることに反対だ。成人とは「心身が十分に発達した人」とある。つまり自我が確立されることによって自分の行動に対して責任が取れる状態にあって初めて認められるものだと考える。
しかし、エリクソンによる漸成的発達理論によると人間は乳児期、幼児期、学童期、青年期、成人期の順に発達していく。すなわち自我が確立するのは成人期になってようやくなのだ。
確かに、数十年前においてこの理論は18歳で成年期に入るという結論付けがなされていた。しかし、近代の社会