夏休みの宿題
昔から心配性すぎるくらいだった。夏休みの宿題も毎日ページを決めてやっているのに、なぜか焦って不安になって泣いてしまったのが小学一年の夏休みの宿題の思い出だった。なぜか人より心配しやすくてこんな自分が嫌だったけど、直すことはできなかった。高校生の頃、定期テストが来るたびにあり得ないくらい不安になったり、終わってもまたテストが来ることを考えてしまい暗くなった。私の心配性は人に理解してもらえたことがない。親は「粛々とやればいい」と言ってくる。「粛々とやる」という言葉を聞くたびになぜか嫌悪感を感じてしまう。周りはとてもクールに生きているように見える。自分は無駄に不安になって、エネルギーを他の人より使っているような気がする。でも苦労してるのはみんななんだよね、私だけじゃないんだよね。現実を生きにくくさせてるのは私自身だと思って、直そうとするたびにこの鬱状態に回帰してくる。誰も共感してくれるはずもないし、色んな意味で諦めてるけど、人生は続くし、死ぬ気は一ミリもないし。リストカットしてみたけど普通に痛かったし。何も解決してないけど、笑う瞬間があるとまだ笑う余裕があったのだなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?