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判断力が素晴らしい選手になってもらう為に

今の指導者は皆、先を見据えて育成や次に繋がる選手になって欲しいと思って育成を重視する指導者がほとんどだと思います。
高いレベルでも通用する育成ってなんだろうと思った時に、今の指導がどういう意味を持っていて高いレベルで通用するってちゃんと答えれる人っているんだろうか?
もちろん指導に正解はなく、指導論は人それぞれだし、そんなのその子が先に進んでみないと分からないってのもありますが、僕はこう教えたら先でも通用する可能性があるんじゃないかなー?と言う自分なりのものを作っている段階。
もちろんこの指導論は完成する事はなくその時代のトレンドによって変わって行きその子の特徴によって指導は変えていきますが、土台はある程度作る事が大切かなと思います。

小さい頃からの感覚

昔から生粋のシューターやドライブが得意な選手などある程度小さい頃から得意技にしてきた選手はカテゴリーが上がるにつれて感覚でそれを発動していると思います。

僕の将来を見据えた育成は、大学やプロまで行った時に判断力が求められる場面で瞬時にスキルの発想力やシュートかパスかを体から感じれる選手になって欲しいと思ってます。

この感覚があれば高いレベルでも求められるし、何よりカテゴリーが上がるにつれてPnRが増えていき、凄く求められる選手になると思います。
なんせバスケットは判断を連続で求められる競技なので。

判断力がある選手に共通するもの

判断力に必要なのは余裕や落ち着きのあるプレー。
ハーフの5on4シチュエーションやPnRの2on1シチュエーション時にディフェンスが来ても落ち着いてドリブルをつきながら判断する能力。
やっぱり焦りがあるとすぐにドリブルを返す、やめてしまうって事が多いのではないかと思います。

落ち着きがある選手ってどんなマインドなんだろうか?

やっぱり高いレベルまで行けばボールを預けられる選手とそうでない選手に分かれる
僕は出来れば預けられる選手になって欲しく、最近よくどうやったら将来判断力に優れた選手を育成できるかと考える。

これは僕なりの考えですが、やっぱり得点力のある選手。
そして得点の取り方がドライブだけではなく、ドリブルからのジャンパーが多い選手。

尚且つワンドリジャンパーやキャッチアンドシュートだけが得意ではなく、何回ドリブルしようが毎回同じ感覚でシュートを打ち切れる、ステップバックやアンダードラッグなどスキルから打ち切れる選手、ジャブから打ち切れる選手といった沢山のバリエーションのジャンパーを持っている選手の方が余裕がある選手に育つ可能性があるんじゃないかなーと思います。


なんでシュートが得意な選手なのか?

ジュニアの頃からドライブや能力で得点を量産してきた選手。
同世代で能力がズバ抜けていたら、相手が下がってようがスピードで抜けてしまう。
けど、プロになればヘルプには外国籍が待っていて、なかなか日本人がレイアップに行けるケースは少ない。
ずっと能力でやってた選手達は抜いた後ドリブルしながら減速するっていうのが身体に染み付いてなくて難しいんではないかなーと思います。

上のカテゴリーに行きたいのであればシュート力は絶対必要

僕が教えてる子達によく、上のカテゴリーに行きたければ絶対にシュート力が必要だよっていつも言ってます。バスケットで一番簡単なシュートはドリブルをつかなくていいキャッチアンドシュート
シュートがあるからディフェンスが出てくる、その先にドライブが活きる。
どんなにドリブルが上手くても下がって守ればいい。
最近そこの順番を間違えてる子達が多い気がします。



では判断力ってどうやって養われるか?

最近思うのが小さい頃から、自分が打てると思う間合いだったらシュートを狙う。どうやったら相手との間合いをスキルを駆使して作れるか?そう考え、育ってきた選手は、上のカテゴリーに進むにつれてそれが感覚的になり、判断力に余裕が出てくるのかなー?と考えています。


シュートが上手な選手は構えたらディフェンスが出てくる。それを小さい頃からずっと経験したら自ずと感覚的駆け引きが上手になるのかなーと。
一方でボールを持ったら能力で抜いていた選手はカテゴリーが上がるにつれてなかなか抜けなくなる。尚且つBリーグになればヘルプは外国籍。なかなかストレートレイアップには行けない。
もちろんその為にユーロやハイグラスなどあるけど、それは試合中にほんの数回起こるシチュエーションでアクセサリーにしかすぎない。


判断力で大切なのは常に自分のシュートを狙いながら、ドリブルをつく。
それが余裕や発想を生む要因かなと思います。

その余裕や発想を生む為には自分のシュートに絶対的な自信がある。
少しでも空いたら自分のリズムと感覚で打ち切れる。
それ以上に出てきたらパス。
そういうマインドでやってきた選手は自然とディフェンスが出てくる経験を小さい頃から積んでいき、それが将来ディフェンスを手玉に取ったようなプレースタイルや独特のリズム感に繋がるのかなー?と僕は最近思います。

シュートを狙いたかったらパスを狙うふり。
パスを狙いたかったらシュートを狙うふり。

そのマインドを作る為には自分のシュートに絶対的な自信があり、シュートを決める力が必要だと僕は思います。

能力だけではバスケは上手くいかない、けど判断力に能力が合わさったら、、、笑

今日はここまで。

バスケットってどんだけ騙せるかスポーツだと思います。
本当にリングを見てシュートに行こうとしてたら、ディフェンスも出てきちゃいますよね笑

良い判断力を持てる子ども達になってほしいなー。
バスケ以外でも。



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