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県立病院

旦那さん 糖尿病網膜症のお話です
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治験を実施するのは入院している大学病院ではなく、県立病院で行うとの事で、そこまで指定の日時にご家族の方が送迎してくださいとの事だった。

ご家族と言われても家族は私と旦那さんの2人なので、旦那さんを車椅子に乗せて、内科病棟の看護師さん達に「行ってらっしゃいー!」と見送られながら、車で慣れない道のりを運転しながら県立病院へ連れて行った。

指定の時間は午後の14時頃だった様に記憶している。歴史を感じる建物の病院内は暗くて、患者さん達もまばらで人が少ない。
少し怖いくらいの院内の椅子に座って待っていると、程なくして旦那さんは手術室へと連れて行かれた。私はそこへ1人待っていたけど、思っていたよりも早く旦那さんが戻ってきた。


「どうだった?」と聞くと、

「目に直接注射打たれるから怖かった。」
と、言っていたけど、

「手術台のライトが昔ながらの丸いのがたくさん着いてるライトで、ザ・手術室って感じで、それで怖さが増した!」
と、呑気な感想を伝えてきた。

レーザー治療を麻酔無しで何百発も打つ人は、目玉に直接注射を打たれたのに、言う事が違うわ!と、私は心底関心した。

内科病棟に戻ると看護師さん達から
「おかえりなさいー!わぁ!眼帯してる!痛いですか?どんな事したんですか??」
と、興味津々で出迎えてもらった。

その後、治験の結果はどうだったかと言うと、治験の注射を打った目の方が良く見える様になった!

手術の後も、治験を受けた方の目は調子も良く、術後の痛みも少なくて、すぐに食事出来る程だったが、治験を受けなかった方の目は、術後、痛みが酷くて痛み止めの点滴をしても効かず、食事どころではなかった。のたうち回ると言う言葉がピッタリ当てはまる様に、痛い痛いと病室に戻って来てもずっと苦しんでいた。

治験の薬は本当に良く効いた。これからの医学にきっと役立ってくれると思った。

#糖尿病 #糖尿病網膜症 #闘病記 #スキしてみて

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