ながつき

書いて、出して、自分を解放する作業。

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最近の記事

最近よかったと思ったもの

大相撲 奈良 天ぷら

    • 読書感想文「ノルウェイの森」

      あまりにも有名な作品ですが、久しぶりに読んだので感想を書きます。 直子はワタナベのこと好きだったよね 『そして直子に関する記憶が僕の中で薄らいでいけばいくほど、僕はより深く彼女を理解することができるようになったと思う。何故彼女が僕に向かって「私を忘れないで」と頼んだのか、その理由も今の僕にはわかる。もちろん直子は知っていたのだ。僕の中で彼女に関する記憶がいつか薄らいでいくであろうということを。だからこそ彼女は僕に向かって訴えかけねばならなかったのだ。「私のことをいつまで

      • 歌詞を読まない人

        私です。 英語の歌ってほとんど何言ってるか聞き取れないし、たまに対訳を読んでもすっごいどうでもいいことしか言ってなかったりするし、まぁメロディと重低音がよければいいんですよ。楽器のこともわからないし。 と思って大人になりました。 今は歌詞を読むようになりました。 自分だったら恥ずかしくて書けないな、と思うほど自己開示してる人、尊敬します。 サンボマスターすごい。

        • 読書感想文 川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」

          あまり共感されてこなかったであろう感性をばんばん押し出しながら、哲学的な問いを含み、狂人の妄言かと思いきやストーリーを成立させ、最後にその全てと感情を爆発させる。 「私はこう生まれてきた!!」と叫んでいるかのようだった。 読み終わってからも、どう感想を書けばいいのかわからなくて、今もまったくまとまらないので、とりとめもなく書いてみる。 〈わたし〉は空想の世界に生きているにもかかわらず、自分が気持ち良くなるような青木とのかかわり合いを妄想しない。忙しい青木とはあまり会えない

        最近よかったと思ったもの

          蒼黒い

          ワインのボトルがとてもきれいな色だった。 深い青緑。ミネラル強めが特徴のワインだから、海をイメージした色なのかなと思ったり。 部屋のオレンジの光の下ではそれがわからなかった。明るい夕方、まだ陽が白色のとき、そのボトルに光がさした。思わず「きれい」と声に出た。 深い青緑。 ガラス、空気、ガラス。ボトルの中は別の世界だ。海でもあり山でもある。 そこに沈めたらいいのになあ。

          読書感想文「コンビニ人間」

          主人公古倉恵子は、小学生の頃からあまりにも常識外れで突拍子もない言動で周りの人を困惑させ、自分は普通ではないことを自覚して生きてきた。大学在学中に始めたコンビニのアルバイトを卒業後も18年続け、36歳、恋愛経験なし、未婚、非正規雇用で、社会的にはどうやら普通とは言えないままだった。 普通、この後のストーリーは主人公の劣等感や苦悩をどう書くかで進んでいくと思うのだが、コンビニ人間は違う。 主人公は苦悩しないし葛藤もない。 えっ、そこを書くのが文学じゃないの? どこに向かうん

          読書感想文「コンビニ人間」

          二日酔いが見る夜空

          気持ち悪くて、頭が痛くて、のどが渇いて目が覚めた。 朝9時。 あんまりにもしんどかったのでベッドでしばらくぐずぐずする。 起き上がろうと頑張る。 頭が持ち上がらない。 あきらめる。 昨日「最高やな」と飲みながら食べていた柿ピーのにおいが胃液と一緒に上がってくる。 最高に気分が悪いんだが。翌日にこんな裏切られ方をするなんて。 マシになってきた15時半にベッドから出る。 16時お茶漬けを食べる。 買い物に行く。 19時買ってきたテールスープにトックを入れて食べる。 元気が出てき

          二日酔いが見る夜空

          考えすぎです

          見慣れてきた景色の中をぼちぼち歩いて、冷たい風が顔にばんばん当たるのが嫌ですぐに散歩をやめてしまう。 来年にはこの景色が貴重な思い出になるとわかっていても、今を楽しめない私は無感動でいつも通りだなと思うだけだ。 主体性なんか求められず、流されて生きていきたい。 決断させないでほしい。 何かしないといけないと思わせないでほしい。 考える価値のあることに見えても、本当はほとんどがどうでもいいことだから。

          考えすぎです

          起きたら15時だった

          まず7時半に起きた。 ベッドの中でYouTubeやらインスタを見出した。 9時になった。昨日終盤まで読み進めた本の残りを読んだ。 11時半になって眠くなったので寝た。 起きたら15時だった。 火曜日は何もすることがない日なので「やべえ」とはならず、 お腹はすいてなかったので、起きて顔を洗って歯を磨いて洗濯機を回した後、晩ご飯の準備を始めた。 あ、プロテインだけ飲んだ。 夕方になって乾燥機から取り出した洗濯物をたたんで、次読む本をどれにしようかと背表紙をだらだらと眺め

          起きたら15時だった