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週刊少年ジャンプ2024年21号感想


前回のあらすじ。先週は半分までいけた(ポジティブ)。今週は全部いけたらえらいぞ〜!こんなモチベでやってるの俺だけだろ。俺の感想が欲しければ掲載順位を上げてから来い(横暴)


極東ネクロマンス(新連載)

 エイリアンズエリアの才波先生の新作。結構絵にどこか特徴のある先生だからすぐわかった。
 巻頭カラーも力が入っていて綺麗だし良い感じ。とりあえずチタリちゃんが可愛い。あと期待としては天涅さんの言い回しが洒落た台詞回しだったら美味しいなと思うのでこれからに期待。主人公側の死霊もなんかゴツくて最近の主人公機としては珍しい感じな気がするので期待したい。
 ストーリーは一話としてはしっかりメインキャラクターの概要も世界観もわかってテンポ良かった。強いて言うなら、やっぱりこの巻で最終回を迎える累々戦記と少しシステムにているなと思っちゃった。まあそれは今後の展開によって如何様にもなるしそんなこと言ったら何も作れないし。今後に期待。

ONE PIECE

 戦況が混乱を極めているのでもうわからん(投げやり)戦況が混乱する中で過去の仲間エルバフたちやベガパンクたちと共闘しているのが熱い。そもそも、五老星とめっちゃたたかってるけどこれ逃げられるのか?それともベガパンクの放送が壮絶なものなのか、場所がバレてしまったけどそのまま壊されてしまうなんてことはないだろう。次回にも期待したい。

夜桜さんちの大作戦

 旦の急襲。敵としても双子はイレギュラーで未知の存在みたいだけど、何を掴んでいるんだろう。ラスボスこっちと言う展開まであるのか?旦がだいぶナチュラルポンコツで二達に常識がありそうなのがまた戦いにくさを助長しているが、どうまとめていくのだろうか。ゴリアテは偉い。がんばれ。
 久しぶりの草助も懐かしくて良かった。

願いのアストロ

 世界が一変した第一話から。ヒバルは能力覚醒の反動で寝ていたのかな?それだと他の兄弟は?ってなっちゃうけど。そしてテラスは今のところ能力なしか…獅鷹の能力など、一枚絵の魅力はやはり連載経験者だなあと言う実力感。一方で、X(旧Twitter)言いたいだけ)でも散見されたけど、こいつらイキってるけど大事なもの握って願いを流れ星に託したんだな…という感情がすごい。あと、ドスを握って素手でぶっ殺したいという願いを持つってなんでだよ。「ドスワン」て。作品の面白み自体にはあんまり関わってこないけどおかしみがある部分、読み味がトリコなのか…?

超巡!超条先輩

 まさかの相棒フューチャー回。同等の変態、全然出演回数は少ないはずなのに強烈に意識に残っているな。というか、登場人物全員そうかもしれない。すごい。一応初めての前後編ストーリーかな?変態の前科があるせいで真面目なだけで笑いが取れるのはすごい。劇場版のくだりとか、出たぞのルビがキモさがになっているところとか要所要所外さず面白いのも良かった。

呪術廻戦

 ついにエネルギー吸収アリーナ。前回まで、バッタバッタと味方を薙ぎ倒していた分腰を据えてバトルしているのが逆に新鮮。冒頭の語りでおそらくガチ勢の皆さんがガチ考察していた部分をサラッと語ったのは笑った。もちろんしっかり考えられていた部分ではあるんだろうけど答え合わせを小出しにするというよりガッツリ惜しまず出してくるのはやはり最終局面だからかな。
 最後、とにかく体力気力のエグいタンクがゴリ押ししているのも面白い。というか、裏梅はどうした???!??!?秤くん元気してる?

アオのハコ

 なんか普通に匡くんの三角関係がしっかり進展。意図せずして嘘ついたみたいになっちゃうやつ、定番は定番だけどまさか主人公じゃなく相方の方でやるとはね。
 千夏ちゃんとの恋は順調そうで何より。そろそろバレてもいいんじゃないのと思わないこともないけど。やっぱり成就した後のことをこんなにしっかりやるのは珍しいな…今後の展開が本当に読めない。これは良い意味で。

あかね噺

 前も言ったけど、父親生きてるのなんかそりゃ生きてるんだけど俺のジャンプ脳がまだバグっちゃう。もちろん父親の後を追って入門したという経緯はありつつ、父親の下を意識的な面で離れてより成長した姿が描かれていてとても良かった。
 一方で師匠連中にもなにか一物抱えているものがありそう。格好いいジジイは全人類好きなので頑張ってほしいところ。

SAKAMOTO DAYS

 ついに謎の最強のジジイが参戦。とにかく格の違いをまざまざと見せつけてきた謎のジジイに対してどう立ち向かうんだ…。しかもまさかの坂本、南雲、有月のスリーマンセル。というか多重人格は多重人格でもだいぶプライベートなことも話してるし、どういうアレなんだろ。吸収なのか、個人的に特別な付き合いがあったのか。
 あと、会長もスラーもなんかかませ感がすごいな。めちゃ重キャラのはずなのに。不思議だ。

キルアオ

 2連続暗殺者バトル。珍しい。いくぞ!→スタコラサッサの伝統芸能はやはりいつ見ても美しい。
 なんか普通にめちゃ強かった二代目と、腐れ外道すぎてブチギレて目覚めた大狼。ただキレただけじゃないのかな?次回にも期待したい。

 余談だが、Xの方でサカモトデイズと比較してうーん…みたいなツイートを見たので少しだけ所感を書いてみたい。
 サカモトデイズはそもそもスタイリッシュな戦闘描写と画力で魅せる作品なのに対し、キルアオは青春パートとスポーツ系バトルパート、暗殺系バトルパートと見どころが複数ある作品なので暗殺系バトルパートが同時期に出てしまうとサカモトデイズの一本筋の通った作品力に押されてしまうのはあると思う。最初の頃のプチ超能力っぽい暗殺者バトルじゃなくて今回は普通の技巧的な銃撃戦だし。サカモトデイズの方はついに謎のジジイ登場という盛り上がりもある。
 また、サカモトは今回も殺し方が独特でバリエーションがあったのに対し、キルアオは撃ち合うだけだったし。まあともかく、俺はどっちの作品も好きだし、タイミングの妙で悪くなっちゃってるだけ!そうしといて!

ウィッチウォッチ

 モモチの家族回。バブみの概念を久しぶりに聞いた気がする。ものすごいパワーの一般人なのめっちゃ笑った。
 モモチの少し暗い過去と、それを乗り越える少しおかしなストーリーが全体のバランスを重くさせすぎずに成立させていてすごい。最後の表現はどういうパロ?

アンデッドアンラック

 アツい、いやアツい展開だが、一つ言わせてくれ。久遠真魂波!??!?造語あり???いや、イメージの世界みたいなこと言ってたから造語でもしっかりイメージできてないと出ないんだろうけどさ。そして、しりとりのルールで終わるというよりはバトルで殺すという方に舵を切りたいわけだから仕方ないのはわかるけどね。
 生き返らせて尚且つ倒すという難題となったこのバトル、果たしてどうなるか期待したい。

僕とロボコ

 ご飯のお供選手権。急に非常にほのぼのとした回になった。他の作品の事を引き合いに出してしまうのは気が引けるが、ハンチョウでも同じような回があったっけ。その時は班長のあるおかずが優勝しつつも…という感じだったっけ。
 豚キムチは確かにずるい感じがあるが、ジャッジさんが絶対的すぎて笑ってしまった。ちなみに俺は白米は白米のままいっちゃうからかけるのとかは意外と苦手なんだよな…でも腹が減る回でよかった。

逃げ上手の若宮

 今回も次回の布石となる回。これまでは裏切る可能性もあった夏ちゃんも順調に仲間になりそうで微笑ましい。敵側の役人や商人はしっかり悪辣に描かれていて、足利側ももちろんキャラクターはえぐいんだけど、主要敵キャラクターは不快にならない塩梅を保ちながらキャラクターの魅力と恐ろしさを共存させているのがすごい。

カグラバチ

 三者三様、混戦の予感。柴さんのことをまだ俺は掴みかねているんだけど、まじ強い妖術師なんだねやっぱり。まあ前回の妖刀戦でもそうだったけど。
 あとそうでした、ごめん、オトンの敵討もしっかりありました。目的として。なんか最近妖刀を破壊することしか頭になかったから。俺のせいです。
 ハクリくんが一皮剥けるの思ったより早かったな。格好いいシーンになると思うから楽しみ。

鵺の陰陽師

 修行回。最近は丁寧な修行回も忌避される傾向にあったから逆に新鮮で良い。というか、内容自体はまさかの令和のコンプラに逆行するおっぱい。わっふるわっふる。前回からだけど。
 ちゃんと各キャラクターの良さもよくわかるしとても丁寧な作りをしているなあと今更。
 ちゃんと先輩の重そうな過去もチラ見せしていて布石回と呼んでも差し支えないかな。次も楽しみ。

グリーングリーングリーンズ

 まさかの主人公が見に回る。この作品も丁寧に描かれているよね。というか、主人公の目標がここまでまだ明確化というか、いやされたんだけど王賀とのバトルはまあ一度終わったし、そのままになっているのはやはり珍しい。まあアオのハコも主人公たちの付き合うという目標は達成されつつも続いているからなんともはやだけど。
 王賀の成長はもちろん、八枝崎くんの目線もしっかり成長していて良かったし、どんどんゴルフの内容もわかりやすくなってきている気がするので良かった。

Dear Anemone

 10話でここはちょっと厳しい掲載順だなあ…。掲載順のことはあまり言いたくないんだけどね。
 相変わらず絵の描き込みは週間とは思えないほど凄くて圧倒される。アネモネが思ったより悪人キャラではないみたいなのが意外だ。もっとバチバチに人類の敵みたいな感じなのかとばかり思っていたが、思ったより話のできる存在なのかな。
 研究所にも着いたし、研究データもあったし、展開が早いのは最近のジャンプの傾向だけど、まだ主人公たちをもっとより知りたいなという気持ちもありつつ。

累々戦記

 連載お疲れ様でした。キャラクターデザインが凄く可愛くて魅力的なデザインをしていたと思うので次回作も期待したい。
 最終回は最終回らしい(良い意味で)終わり方で、会長たちのその後やキャラクターのはっちゃけ姿、前回最終戦の続きなど、きちんと畳んでいったなという印象。こんだけ会長が頼もしくなるとは思っていなかったな。

ルリドラゴン

 先生、地味に性癖の人いるだろ。ドラゴンとのハーフ、学校にいたら絶対知ってるだろとは思いつつ、この微妙に知られているという絶妙な気まずさというか、雰囲気を落とし込んでいるのは面白い。
要約「察してよ」から「言葉で伝えず態度でぶつけんの小学生までだと思うけど!!!?」大正解で大事なことすぎる。
 まあ、後にルリちゃんが人に興味がないというアンサーがあるからこそ「察してよ」が刺さってくるというか、人に無関心だからこそ前田ちゃんのこと全く察せなくて、だからこそ察してよって言っちゃうっていう負のループというか、そういうのがあるだろうから一概には大正解ともいえない気もするんだけど、そういう難しさを演出するかね…。凄い。
 ちなみに自分も他人に興味がないと親、親友、同僚から言われるタイプなのでよくわかるよ。

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