週刊少年ジャンプ2023年52号感想


前回のあらすじ。


グリーングリーングリーンズ(巻頭カラー新連載)

 寺坂研人先生の新連載、グリーングリーングリーンズ。絵が上手だなと思って調べたけど、ビーストチルドレンの先生か。俺がこのnoteにあるように再度ジャンプを読み始めたのが2020年の10〜15号頃だから、ちょうど1番記憶が少ない時期だな…。なんか、ちっちゃい子がラグビーやるみたいな感じだったっけ?2度目の連載だと気合が入っているのが良くわかる絵力だった。
 本編は、結構攻めた内容。1話で球を遠くに飛ばすだけ(ではないが)に終始するのは珍しい。5話目くらいまでどんどん畳み掛けてアンケート取る時代は終わったのか?まあツーオンアイスもそんな感じの節はあるけど…
 キャラクターの絵は綺麗だし、話も丁寧な作りで面白かった。また連載枠がキチキチになってもおかしくない作品だと思う。
 主人公は女の子を助けるまっすぐさもありつつ、恐らく文武超絶両道で負けず嫌いな熱いところも持っている、って要素多すぎないか…?序盤、あんなに楽に稼ぎてえっていってたのに学歴落とす意味はわからん。「バカとブスは東大に行け」知らんのか?まあ、後者は主軸に関係ないから良いんだけどね。
 しかし、キルアオ連載中にゴルフ漫画がくるとは。ジャンプはここ最近バスケ然りバレーボール然り、コートの球技しかイメージないんだよな…。どうしてもチーム戦のアツさとか、対面してバチバチ、ということが少ないから、ここからの展開がどれだけ熱くなるか楽しみだ。あと、ゴルフクラブがわからんなー正直。パターしか知らん。クラブ全部覚えながら読むってわけでもないだろうし、8番アイアンってなんなの?主人公がすごい飛ばしたってことはわかったのでそこは俺たちの気持ちがわかってくれてるんだなという安心感はある。

アオのハコ

 進路、インターハイ、一転して現実を見据えながら…という回。一年生で選ばれるなんて遊佐くんやはり強いのね。だんだんと周りに慣れてきて、キャラクターのヘイトも下がってきて良い感じ。
 夢佳ちゃんとの再戦もアツそうだけど、どのくらい見せてくれるのかな。ある種去年のインターハイの焼き回しにならないようにどう展開していくか楽しみ。
 次回は兵頭兄妹との合同練習。やっぱり妹ちゃんがムズムズしちゃっているじゃん…。蝶野ちゃんの前例があるんだからさー、という気持ちにはなっちゃう。若い子が負けヒロインになるのはいつの時も可哀想なので…。

ONE PIECE

 バーソロミュー・くま編続き。急に悪魔の実能力者になってて笑った。一体どこで…?さすがになんかあるのかな?ただ平和に暮らしたくて、心優しいだけのくまが「国王」で「暴君」で「海賊」で、後に「兵器」になるのは皮肉すぎて辛いね。
 そして、ベガパンクの株の上がりようがすごい。欲に忠実なだけで、真っ直ぐな科学者だったとは、極悪非道のサイコパスみたいな印象だったと思うので、この展開はとても驚いている。やはり天竜人、天竜人なのか…。

キルアオ

 前回から、サーフィンの特訓へ海合宿。
「どこのI・H常連強豪バスケ部だ」って、黒バスのパロ?夏合宿回はあったけど、流石に構図は覚えてねえな…。
 1日でサーフィンのコツを掴むところは流石の運動神経だけど、しかし勝負とは一体どういう形式なんだろう。良い波に乗れたら、だっけ?運ゲーもあるのかな?超中学級おっぱいって言って良いんだ…なんか不安になるな…近年のコンプラ的に…。気にしすぎかもしんない。

SAKAMOTO DAYS

 勢羽家の真実が明かされた。数話前から言っていた真冬くんの動機がようやく分かって良かった。個人的には、このくらい引っ張るのは全然妥当だとは思う。前々までヘイトガーとか言ってたけどね。貯めて放出するべきだから。ヘイトは。
 殺し屋でも親子関係に困らされるんだねえ。報復怖すぎるけどな。弟のピンチに駆けつける兄、王道だけど熱い展開だが果たしてどうなる…?学生2人でピンチになるORDERもどうかと思う気持ちはある。戦力は削れそうなので、どう転んでもスラー的にはOKなのかな?

呪術廻戦

来週からは高羽コンビ結成編だ!

2023年48号感想より

 想定の流れではなかったけど、元々コンビ志望だったためコンビ編に。M-1、まだ上沼恵美子さんがいる時代のM-1かしら?まあなかなかネタ自体が面白いかと言われるとなかなかだけど、文字で笑わせるって難しいからな…ショーハショーテンとかどう描いてるんだろ?
 マジレスすると、漫才の中に新しさがないのでM-1で評価はされなそう。
 そして、急転直下の乙骨くん。まだまだ謀略がありそうだけど、首チョンパされてまだ…まあ脳が母体っぽいしそういうもんかもしれない。

僕とロボコ

 パロディがすぎて全部は追いつけなくなってきた。ちゃんとメルエムって明記してあったけどその前たちも絶対パロディすぎて、解説本出してくれ…。
とりあえず、円ちゃんって皆友って言うんだ…。
ほぼみなもとしずかだな

夜桜さんちの大作戦

 前回に引き続きプチ休憩回。
感情を制御する特訓、というお題に対して夜桜兄妹が全員がちゃんと別のベクトルから解決法を提示してくれるのはすごい。ちゃんとはっきりキャラが確立されてるんだなと実感するした。長男も太陽も根本的に傷を持っているからこそ、いがみ合いつつも丸く収まっていると言うのもよくわかる。
 次回は面談ということで、母のいや、当主の厳しい一面が見られるのかな?

鵺の陰陽師 

確か、夜島君は親を幻妖に⚪︎されているんだっけ?そこらへんのカタルシスがまだ明かされていないので夜島君の真っ直ぐさしか伝わって来ていないけど、後々明かされた時に効いてきそうだね。

2023年51号感想より

 悔しいです。やるなー鵺の陰陽師。再三言っている通り、鵺の陰陽師、面白い漫画とは思っているけど少し厳し目に見ていて、そろそろ過去の掘り下げないとどうして夜島君こんなに出力高くて強いんだ?とかなんとか思っていたらちゃんと過去を掘ってくる。だから悔しい。すごい気になっていたところにスッと入れられて悔しいです。褒めてます。
 それはそれとして、妹の名前、四枘!?!?役場通る???朴訥の右じゃん。

木材と繋ぎ合わせるとき、一方の端に作る突起。

辞典オンライン 漢字辞典ONLINE

ウィッチウォッチ

 保育園の回。子育ては必要以上に気を使うコンテンツだと思うけど、一歩一歩着実に進んでいる感じがとても良い。悲惨な事件があって子どもに戻ってしまったなんてつゆほども思わせない朗らかな回なのは流石。ちゃんとお友達もできたけど、元に戻った後はどうなっちゃうんだろう…ニコちゃんの引っ越し(という体のお別れ会回)と、戻ったニコちゃんとすれ違ってあれ?みたいなシーンができそうね。

アンデッドアンラック

 ラーメンバトル開幕。
 アンリペアで鮮度を保ったまま切るシステム、何?前ループではあんなに殺し殺されバチバチバトルだったのに、すごいみんなでラーメン作ってる。この切り替え力、いろんなジャンルを描けるのは凄いと思う。
 実際、昨日の敵は今日の友で全て平和に無事に救いながら全員仲間にしていくというシステムは超少年漫画だな。不燃くんに思い入れあんまりないけど、来週の本当に食べさせたい人でどのくらい面白くなるのか楽しみ。

逃げ上手の若宮

 戦の現実。略奪も現実だよなぁ。特に、北条家を綺麗な反逆者として描いてきた(現実はどうなのか知らない)からこそ、このギャップが刺さる。人を殺める時も丁重に弔っていたし、現実とのギャップがあるだろうなとは思っていたけど、綺麗なままではいられないよな。顕家のカリスマ性の秘密と過去回は楽しみ。

カグラバチ

 VS双城を終えて。主人公サイドは実際大敗北なわけだが、新しいキャラクターも出てきてどんどん戦いが激化していきそうで楽しみ。

次は人命を混ぜて作るか人体のスーパーパワーを剣に乗せられるようにしたいのかな?

2023年51号感想

混ぜて安定化させるためだったか。安定化はなぜお父上しか知らないんだろう?チヒロくんも知らないんだよね、そこの秘密が綿密にストーリーと絡み合ってきたらもっと面白くなりそう。
 あとは、新キャラ達のキャラクターが好きになれるかどうかだな…。新連載のバトル漫画のうちイチオシの魔々勇々はキャラクター立ちしていて凄く好きなんだけど、カグラバチではまだ刺さるキャラが出てきていない。これは好みの問題だからどうしようもないんだけど、好きな子が出てきたら良いな…。

電車田中(読み切り)

 失恋した女子と電車田中という不思議人物の出会いを通して前を向いていくお話。
感想難ーーーい。前回もそうだったけど、画力の高さはすごくよく分かって、綺麗で見やすかった。ストーリー自体は、ショートショートって感じでなかなかどう言えば良いのかな…。なんで電車なんだろ、もちろん、今回の主人公は電車の思い出があったわけだけど、そこまで回収するにはページ数足りないし…。別作品になるとは思うけど連載を楽しみに待っておこう。

暗号学園のいろは

 急激にカットカットを重ねて100階。ゲーム理論。囚人のジレンマ。みんな大好きゲーム理論の登場。朧さん、眼光鋭く怖いイメージも最初にあった人だけど、人のために最善の行動を取って犠牲になれるアツい人だった。今回は暗号要素は特になかったけど。麻雀の時も「帰るお家がある人に行ってあげて」っていうセリフがあったけど、過去が重い人が多いな…。まあシステム上仕方のないことかもしれんけど。

魔々勇々

新連載の中ではイチオシなので甘いです。

 VSラルフ。戦いは佳境へ。
 ミネルヴァの過去とラルフの想いが交差してどうにもならなくて面白い。ミネルヴァの辛い過去とアイドルに救われた姿、そして人類に与する意味がよく伝わってきて良かった。最期に母の言葉を思い出すっていうのもアツい展開だし良いね。ラルフも、前回から命の取り合いをもっとシビアに過ごしてきたからこそあの強いミネルヴァを圧倒するとは、ミネルヴァの殺意に気がついてブレそうになるところも人間味があって良い。からこそ、なぜ無銭飲食を???
 そしてコルレオ君、その登場はかっこいいよ。エリシアちゃんとの無自覚激重カップルを茶目っ気で暗闇に連れて行ってーとか言ってたけど、勇者の無償の愛に触れて激重が増えちゃうよ…ミネルヴァは自覚ありのタイプだと思うけど。

ツーオンアイス

 大学生に混ざって初試合で6位なのは凄い。少し前に凄さが気になるというふうに書いたけど、ちゃんと教えてくれてありがたい。
 ジャンプ漫画では珍しく、しっかりと時間を使ってペア組みまでを描いたわけだけど、ようやく2人の未来が決定した。ちゃんと主人公が気持ちに対してまっすぐで誠意のある男だから気持ちいいね。
そして、高橋大輔選手の「道」になぞらえて2人の道が新しく続いていくのもオシャレ。

以上!!!

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