週刊少年ジャンプ 2023年48号感想
wj48号が発売されましたね。
前回まではこれまでのジャンプの総まとめ的な感じ
で感想を書いてきましたが、ここからは単話での感想にしていきます。
書き終わったら投稿するので発売日当日とは限りません。
呪術廻戦(巻頭カラー)
宿儺VS虎杖達が始まるかと思いきや時は少し遡って羂索VS高羽。凄い焦らしてくるけど虎杖君ずっと置いてけぼりじゃない?大丈夫?ワノ国編以前のルフィ一味の一部みたいになってないか?
五条悟にも匹敵し得る術式と称され、神視点では既に周知だった高羽の存在がここで主役になってくるのは凄い展開。羂索には展開的な話でもちろん負けてほしくはないが、高羽が負けて死ぬのも普通に胸糞悪いまではいかんけど先だった彼等に比べて釈然とした死ではないもやっと感というのがなんともいえない緊張感を持っている。死に良いも悪いも、全てが釈然とするわけではないと言われればそれまでだけど。
話は逸れるが、最近追えていないけどお笑いは割と好き。ミーハーだけど。大体、M-1、キングオブコント決勝者進出者なら発表された時にほぼ知っているけど、準決は半分くらいしか知らん、くらいの緩いお笑い好き。
ピンのギャグ芸人って今誰なんだ?ザコシショウ、サツマカワあたりが好きです。高羽みたいやシンプルなギャガーはだいぶ肩身が狭そうやなという印象があり、それこそ怪奇!YESどんぐりRPGもそうだし、コント風ギャグにするかコンビになるか、今時身一つだと難しいよね。と、いうわけで来週からは高羽コンビ結成編だ!もしくは、領域展開でコントの世界に引き摺り込もう!だ。きっと。
アオノハコ
ワンピースより上とはね。掲載順。前回から引き続き後輩君の内面を掘っていく回。個人的には、もう一人の後輩の女の子を見てヒロインがヤキモキする、みたいな流れは少し苦手なので、男の方にフォーカスが当たっている時は良い。だって可哀想じゃない?付き合ってるの隠してるのもまあわかるけどなあって気持ちになっちゃうのよね。
一転して、後輩の晴人君、勝ったあとなんか他の一年生からも少しずつ認められてきているところが見られるのは安心。どこで心を掴んだのかわからんけど。先週はまだ他の一年と壁あった気がするが…
ONE PIECE
革命軍の過去が次々と明かされていく回。ちなみにインペルダウンくらいからは記憶があるのでそのくらいからの知識しかないのはご了承の程。
バーソロミューくまの謎が明かされていって面白い回だった。そして、世界政府と天竜人の悪辣さも凄い。浅い知識で読んでいるため恐縮なんだけど、ガープは天竜人の修学旅行と内容を察しつつVSロックスにノリノリなの何故だか教えてくれー!勝手にルフィ達にとって凄く良い側の人間だと思ってたので…
キルアオ
日常回。VSスポーツと暗殺とで忙しかった体に一匙の休息回。一話完結なので特に書くこともないのだけど、日常回でメインキャラの深掘りというよりはサブキャラとお姉様の深掘りでそういう意味では意外だったかな。こういうのが伏線にかかってくるのかな?そういうのはあんまりしないイメージなんだけどな…
SAKAMOTO DAYS
世紀の殺し屋展、開かれるけど殺し屋なんて滅多にいないですよ、な感じなんだ…殺し屋がどのくらいの浸透率かの説明あったっけ?大筋に関係ないから覚えてないな…。前回言われていた頼りになる奴が早々にリタイアしそうだが大丈夫か?
身体検査等のセキュリティをどのようにして抜けてきたのか、種明かしが楽しみ。まだまだキャラクターの秘密やパワーアップが隠されているので楽しみです。
ツーオンアイス
第6話にして基礎力向上回。こういうのは絵面が地味になりがちだけどフィギュアスケートの知識がないので普通にそうなんだ!ってするりと読めた。まだ主人公の格好良さとヒロインの可愛さが伝わってきていないし、主人公はシンプルなストーカーなだけなので、試合編からもっとキャラの魅力がわかるといいな。もうすぐライバルも出てきそうなので楽しみです。
あかね噺
いわゆる橋渡し回。客寄せの難しさと最初のプチ挫折回かな。客寄せに関してはとんかつDJアゲ太郎を思い出す。難しさについてはテンプレなネタではあるが!ここからどう盛り上げていくのか楽しみ。橋渡しの中でも、あかねの肝の座ったキャラクター、からしの戦略的なキャラクターを魅せていくぞという引きがあるのが良い。また、最後も次に繋がるような引きが作ってあって、本来そこまで盛り上がらなさそうな回でも勢いよく読めた。
魔々勇々
新連載中では1番の期待株。なので甘い。
魔王側にも思惑がありそうなので本当に敵なのか分からないが、仮に敵なら敵バラシもう少し引っ張っても、という気がしなくもない。魔物と魔王の二軸でがいるわけだし、魔王=敵というのを確定させるのは早いんじゃ…?
そうよねーーーー。個人的には、善なのか?悪なのか?でふわふわっと読者を不安にさせるか、魔王側も魔王側なりの倫理観によって正義のため動いているのか?とかでもよかったけどそこは好みの問題。ヒロインズの癖が凄いな。キャラの立たせ方は作者の魅力だと思う。
1番贔屓目で見ているので逆に気になるところも言っちゃうけど、魔王が第1話に比べて普通すぎる奴らばっかなのはちょっと残念。なんであいつあんなゴツかったんだろ…。バケモノも描けるのは1話でわかったんだから、と思う。もちろん、今バケモノが出てきたら逆にややこしくなるのもわかるけどね。なんか犬とか出てきて、「こ、こいつも勇者???」みたいな、第一話に立ち返って異形勇者&魔王も見てみたいな。
夜桜さんちの大作戦
推し作家なので甘い。(2連続)
辛三結婚式編堂々の終了。(多分)
対になる力を極めることでより大きな力に、というコンセプトはいいですね。凶一郎の開花春来は「無」の逆だから、凄く虚式茈な気もするけど、まあいいでしょう。開花が目が光るというものに対して、体が白く発光するというのは映像が映えていいですね。全員白いと集合した時絵面大変になりそうだけど。後ろで兄弟が「ありゃーもしかして」と言ってるから白く光るのはマストじゃないのかな。
龍さんの愛ゆえの暴走だったわけだけど、あんまり刀奈ちゃんへの思い入れがない…なくない?ので大感動というわけではなかった。刀奈ちゃんの回想も小さいコマだったので、もっと入れ込まれていたら泣いていたな…。単純なので。
僕のヒーローアカデミア
爆豪回なのがいいね。そもそも、これまでで爆豪くんの中のデクやオールマイトへの葛藤がまた示されており、その布石をどんどん掴み取っている感じ。オールマイトに新たな時代を託されたデクは新たな時代のヴィランと対峙し、オールマイトに憧れた少年は前時代のヴィランと対峙するという対比も綺麗。過去にしがみつくキャラクターは大成しないのが世の常だが、オールマイトも爆豪に希望を託し、託された爆豪もまた過去の無邪気な顔を覗かせるのも過去にしがみつくOFAと対峙するものとして膝を叩く想いがする。
カグラバチ
前回は精神攻撃を受けてどこかに連れて行かれたのと、シャルちゃんの秘密が明かされたわけだが、普通にあっさり帰れてあっさり帰れるんかい!って。
国に雇われてる妖術師が出てきたね。バトル映像のダイナミックさは流石。アプリで読んでいても勢いが感じられてとても爽快。特にバトルシーンと楽座市からの3ページは気合い入ってて読み応えがある。会合場所が無限城の居抜きの可能性もあることは置いておいて。
今の所は、それこそストーリーの骨子は凄く王道な路線だし、奇抜なアイデアというよりは絵で魅せるタイプな作家の印象が強いが、楽座市編でバトルやストーリーの組み立て力でも魅せてくれるのか期待。
逃げ上手の若宮
冒頭、妖刀と現実の折り合いの付け方はやはり素晴らしいバランス感覚だなと思う。
それこそ神力の時と同じだが、違うアプローチからも組み立てられるのは流石だと思う。間接的に思いが強くなるほど剣が軽くなるけど反動もあるという設定も丁度良くないか?どのくらい史実に沿っているのかはわからないが、史実とファンタジーの境目に必ず必殺技バンバン使いまくらないのなぜ?という無粋な疑問が出てくると思うが、間接的にここぞ!という場面でしか使えなくなっているので後にも効いてくると思う。敵味方関係なくただ、ただ、というキャラは好きなのでいいですね
僕とロボコ
何週このメタバースロボコ回?こんな引っ張るんだ…畳もうとしてるわけじゃないよね。あと、センターカラーで知ったけどもう15巻出てらっしゃるんですね。ギャグ漫画でそれは凄い。ギャグ漫画の世界線でバトルしている漫画が二本載ってていいのか?いいんだけどね…。もちろん。劇画調のロボコが作画コストを抑えるために毎回正面向いているのは小技が効いていて面白い。最後のページ見開きの2コマ目とか、わざわざツッコミがないところが逆に隙がないなって思う。
鵺の陰陽師
ちょっと厳しくみている自覚がある…ごめんね…でもつまんない漫画とは思ってない、面白いと思っているよ…。
会議回ですね。隊長達の格も落とさず、鵺さんの格も落とさず共闘関係を結んでいったのは素晴らしい。隊長達のキャラクターもちゃんと会議の内容に活かされていて、しっかり後の展開を見据えた上で作られているのが良くわかる。(上から)ただ一方で、隊長目線だと鵺さん信用しにくすぎるな…手綱を渡して自分の命を晒したのはわかるけど、なんで殺せるのかは読者にはわからないから、究極突き詰めれば納得できていない。隊長達がそういうんならそうなんだろうけど、マジのマジのマジで本当に手綱握らせて、本当に抜け道がないのかは俺たちにはわからないので。俺はワートリがトップ3で好きなので、ヒュース勧誘回と無意識に比べてしまっているところもある。すまない…。あとは学郎くんがいつ光ってくれるのかは期待している。今の所は真っ直ぐ優しい少年で、目力をほめられているという印象なので…
ウィッチウォッチ
VS樒編の流れは完璧だと思う。失礼ながら、篠原先生は漫画作りがとても上手いと思っているんだけど、本作も変わらんね。
日常会のちょっとした魔法を大事な伏線としつつ、敵キャラクターも無理なく生かしている。それこそ、鬼滅は猗窩座を太陽の光による時間制限で逃したわけだが、敵の恐ろしさを見せた上で後の脅威として取っておくのは良くある展開。VS樒編ではそれを無理なく行なっているし、他の奴らが後の仲間となり得るかも?というところもワクワクさせる。
子育て編がスタートしそうだが、テーマ的には普通に不安。篠原先生への信頼だけで楽しみにしている。
アンデッドアンラック
裏世界の伏線あった???いや、単行本を読めばあるのかもしれないけど、スッとはわからなかったな…アンデッドアンラック、いわゆる主人公の2週目はなぜ99週しなきゃいかんかったのかっていうくらい順調だったのでそのままいくかと思ったけどまさかだった。アンデラガチ勢はもう裏円卓のメンツもあらかた予測ついているのかな?逆にアンディはどうやって分身よこしてきたんだろう、その辺も来週に期待。
暗号学園のいろは
Twitter(現X)で話題になってたね。リアルイベントがこんなに盛り上がるほどの順位ではない(失礼)のだけど…でも、熱心なファンも多そうな作品だし、ちょこちょこいろはくんのイラストも散見される。
花壇の謎、一応イラストでも葉っぱが描き分けられているっぽい?のかな?実際に雑誌に書き込んで解けないからわからないけど…。ずっと言い続けちゃうことになりそうだけど、キャラクターの何が凄いのかあんまりわからん。スリーマンセル組んだ時は手の速さが長所で、みたいなところがあったけど、それこそ匿名ちゃんは何が凄い子なんだろ。言われてたらごめんね、教えて〜
アスミカケル
MMAは知らないけど、堅実に描かれていて読み応えがある回。特に、今回はVS実力者だからか、選手の考えていることや戦略的な面が見えてきて、監修付いていないよね?作者の愛が伝わる。
願わくば、相撲の時のような花がどうしてもないなあと思ってしまう。今回太賀くんもアマチュアとはいえど虎だったし、それこそ大横綱の息子、草薙の一太刀と比べると見劣りしちゃう。お兄ちゃんともバチバチではあるけどいわゆる青春スポーツもののバチバチではない身内のゴタゴタのバチバチだし…。次回、主人公覚醒の兆しありなので楽しみにしています。
一ノ瀬家の大罪
一旦の種明かし。お父さん(祖父)の思惑はわからないままだけど、舞台装置のネタバレは終わり、と思ったらまたどんでん返し。一ノ瀬家はどうなるんだろう。最後のシーンおじいちゃんいないけど…。
掲載順的には締めの方向に向かっているようだけど、どんでん返ししまくりなのでもうわからない…。個人的には、夢の解明をしていくうちに主人公に共感していったり、家族のグロさが醜悪にわかっていくことを期待していたんだけどな…それこそ主人公の現実はそんな感じだったわけだけど。他の家族では収まってしまった感じが楽しみにしていた分残念。
アイスヘッドギル
背景や武器、必殺技の描き込みは執念を感じるし、普通に見応えある。王の手綱を握る奴がめちゃあっさり死んでびっくりした。生きてるのかもしれんけど…必殺技が基本斧をどれだけ回転させたかというのがどうにもな…とは思う。トロルの水りんご(その名の通り、多くの水を含むりんご)を使った不明の技とかの応酬で魅せてほしいな。
しかし、18話は短いな…
以上!
蛇足 人造人間100
ジャンプ+にて、人造人間100の追加コンテンツが発表されましたね。毎回取り上げられるかわからんけど、タイミングが良かったので。
本誌最終回も非凡な形で終わった本作だけど、「蛇足」でもそのストーリー力は光るものがあったんじゃないかと思う。主人公の能力は謎のままだったしね。やはり、本誌最終回の一本筋が通った終わり方は良かったし、次回作でもストーリーで魅せてほしい。普通に化ける。
本来は2個前の連載終了まとめで書くべきことだが、やはり主人公が100におんぶだったのが辛かったかな。それこそ、禰󠄀豆子も戦うけどメインは炭治郎だし、禰󠄀豆子に感情移入できるけど100には感情移入できないしそもそもできないように作られたキャラクターだ。だからより主人公にフォーカスを当てて欲しかったんだけど…。
あと、アイスヘッドギルもそうだけど、キャラクターの線が画一的で太めなのでシュッとした感じのキャラがいない気がする。なんかこう重い感じな気がする。だから駄目というわけではないんだけど…Gペンのせい?素人がすみません…
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