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週刊少年ジャンプ2024年9号感想

前回のあらすじ。


逃げ上手の若宮

 時行軍は勝利したものの本陣は打って変わって大ピンチ。土岐なんて、浅学の俺でも名前を聞いたことがあるくらいだから相当な豪傑なんだろうけど、凄まじいパワー。史実による損耗率97%の理由は不明と濁しつつも漫画に落とし込めているのが凄い。こんな戦い方、そんなわけないと思いつつ、どこかで本当にそうなのか…?って思ってしまうもんな。
 顕家の最大のピンチに馳せ参じる時行軍。以前までは主君自身だったのに顕家をお守りする役も板に付いていて格好良かった。

ウィッチウォッチ

 サンタクロース回。幼女になってしまった時は絶望的だったけど、幼くなったからこそできるあれやこれやの回は面白いね。
 嘘はいけないと思いつつ、サンタクロースは嘘じゃないからなあ。難しいところ。そして、歳をとる薬やら、魔女やらスーパー大集合。うまく行くか心配すぎる。絶対ドッタンバッタンだろ。こういう歳をとる薬とか全部伏線なんじゃと勘繰ってしまうのも篠原先生の恐ろしさ。
 全員が協力して夢を保たせようとしているのはとても良いな。全員大集合だし、こういう組立方凄すぎ。

ONE PIECE

 バスターコールが発動し、人類の叡智も消されようとしている。まさか、ベガパンクも消されそうになるとは少し前からは考えられんかったな。しかし、ベガパンクよりもデカい空白の100年、本当にデカいんだな…。
 黄猿も前回からかなり胃痛ポジだけどこれからもずっとだな。これでボニーやられたらメンタルどうなっちゃうんだ…?真っ直ぐサターン聖を倒すのか、なんやかんな脱出するのか見もの。向かっている船もあるようだし、今後の展開に期待。

夜桜さんちの大作戦

 敵を守る為に長女に刃向かったひふみ。二はやっぱり炎系だと思っていたけど爆発の方だったか。暗殺というか超能力の方が強めになっていっている気もするけど、どんな設定なんだろう。
 前回からそうだったけど、非情になりきれない暗殺者としては三流のキャラクター。だからこそ、敵サイドでも旦の邪悪さがよく分かるし、ひふみの気持ちにも同調しやすい。ひふみの乗り越えるべき壁の一つ目が家族とは思わなかったけど、太陽も家族に受け入れられる為に家族からの試練を乗り越えていったんだもんな。

アオのハコ

 衝撃的な幕切れから。ずっと積み重ねていたものが一瞬で崩れ去ってしまうことの残酷さが瑞々しい。とりあえず、怪しすぎるパラリンピック方面ではなさそうで何より。一瞬で後輩女子のフラグが吹き飛んだな…。というか、外でおんぶしてあげるって結構大胆なところまでいってるな。基本的には誰にも明かしてなかったよね…?
 先輩が弱いところを見せるのってなかなか珍しい気がするな。もちろん、仕方のない場面だから仕方ない(重複)なのだけれど。

僕のヒーローアカデミア

 前回の秘策とは一体。外では能力モリモリの死闘で日本が破壊されそうになっているんだけど、内面でも熾烈な争いが現れているのエゲツない。OFAという力を持つもの同士じゃなくても繋がっていて、敵を倒すヒントになり得ているのはアツい。
 力を持ちすぎたものはヒーローですら畏怖の対象となるのは常だけど、この戦いが終わった後デクがどう見られるのかも気になるところ。もっと後の話だけどね。

僕とロボコ

 ロボコの歌回。久しぶりですね。スランプのあるあるとサボりのあるあると綺麗に組み合わされていて面白かった。
 普通の曲も血迷っていたら(?)書けるんだな。でも、これだったらロボコちゃんに頼んだ意味がないっていうのは、逆に刺さる。その人だからこその味を求めて発注しているんだもんな。なんで惚れ込んでいるのかはわからない。普通にドラマも大ヒットしてるし。

SAKAMOTO DAYS

 南雲くんが透明な刃の不意打ちで重傷を負わせたけど確殺とまではいかなかったか。奥の手感があるから大丈夫かな?と思ったけどやはり。もとより暗殺とは言い難いド派手バトルになってきているけど、よりド派手バトルで迫力のある絵で面白かった。
 一方で坂本チーム。思いの外あっさり合流できたな。シンくんの不調が怪しいけど果たして。坂本のメンタルもどうなんだ。南雲も負けちゃって、会長を守る手駒はいるのかな?次回も楽しみ。

アイシールド21 BRAIN×BRAVE

 稲垣理一郎先生と村田雄介先生の伝説的漫画復刻。ごめんな、俺が読み始めた頃はもうほぼ佳境とかで全然通ってないんだよな…。
 背景知識ゼロで申し訳ないんだけど、データ解析チップ等々、時代が令和に近づいているのがリバイバル感があって良いし、ラグビーの気迫がとても良かった。

あかね噺

 ついに本番落語会。まさか人間国宝までくるとは。しかし、ほんまにこんな簡単に人間国宝くる?会ったことないけど、人間国宝。
 泰全師匠の苦悩が凄い。いつもの人間関係のおかげでクソアフロに全部罪がなすりつけられている。間違ってはないんだけど、もちろん。
 泰全の救いの手になったのはまさかの父。人間関係に良い関係作りすぎでは?

キルアオ

 遂に乙姫ちゃんのビッグライド。十三の技を踏襲しつつも、更に上をいく高得点で、サーフィンがわからなくても否応なしに得点勝ってるよなと思える流石な展開。これまで匂わされていた波もなかなか高くなってきて、そろそろ大人が止めた方が良かったのでは…?
 ノレンちゃんも意地を見せて根性見せるね。最初の頃はまさかこんな熱血対決になるとは思わんかったな。しかし波に飲まれるノレンちゃん。溺れている人はとにかく無我夢中で何かにしがみついて掴んでしまうらしいから、十三もそれで飲み込まれてしまうのか。次回にも期待。

鵺の陰陽師

 幻妖の謎が少し明らかに。そもそも幻妖って正体ハッキリしてたっけ?もちろん人に仇なす存在なのはあるけど、婉曲的言及だけだったよね多分…。キングスライムみたいなシステムだ…。
 だんだんと人を食うようになっていって、人の真似をし始めるの、悪意すぎるな…。四訥(衣編)の様に亡くなっていった隊員も少なくないんだろう。
 凄いシリアスなのに脱出側の抜け感は相変わらずだ。続々と味方側が投入されそうで、大味の展開になりそうで楽しみ。

グリーングリーングリーンズ

 謎のイケメンが海外への打診をしてきてからの今回。主人公、「勝手に言っちゃダメだよな」って、そこら辺の倫理観はだいぶしっかりしてんだよな。不思議なバランス感覚だ…。
 優勝するとか、ライバルに勝つとかそういう大きな目標じゃなくて、せめて王賀をあっと言わせたいという目標はジャンプとしては珍しいけど可愛らしくてとても良い。前回、捻りが凄いって言ってたのに大分パターだけど。
 とにかく、「なぜお前に教えなければならない?俺が?」みたいなキャラクターは沢山いるけど、それにしっかり金銭で応えていくキャラはいなかったろうな…。デカすぎよ、10万って。

アンデッドアンラック

 そういえば否定能力についてまだ教えてなかったな。将来待ち受けているかもしれない惨劇よりも、風子のことを励ます姿はまさにって感じ。
 なぜ否定能力に選ばれるのか、そういう視点では見ていなかったけどどういう種明かしがあるのか楽しみ。
 そして、トップくん。これまでは比較的スムーズに納得してもらえていたけど今回はなかなか骨が折れそう(トップくんだけに。)。条件も家族も少しずれてしまっているみたいだけど、どういうズレがあったのかな。

累々戦記

 剥離師、強襲。前回もそうだけど、キャラデザが格好良い。2ページめの銃を構えているところとか、カッコ良いの良い。
 当然剥離師の方が社会的正義があるので仕方ないけど、主人公が男を見せてあっさり仲間になってくれそうで何より。途中、回想で一瞬主人公の過去が少し明かされているのかと思っちゃった…。柊くんの方かーい。累に対処していたはずの親父がなってしまったのはショックだし、より強いのが生まれそうで後の展開的にも怖すぎ。

魔々勇々

 コミックス買いました。新連載の中では1番推しなので。

 パンネロが苦戦するとは…。とはいえ、勇者でもないんだよね?この人何者なんだ…。
 しかし、コルレオ君の頼れさがどんどん増してきている。アンタ、勇者の器だよ。パンネロさんよりもう信用得てるもんな。
 エリシアちゃんのピン!が可愛い。し、こいつも前回これまでから頼りになってる。良いコンビだ。
 雨宿りで拗ねるケモロリ、作者の癖すぎる…。場面自体は2人の掛け合いで動きは少ないんだけど、独特なコマ割りによって飽きない場面になっているのが良い。エリシアちゃんが本音を語るシーンもいいんだよな。「しばらく寝たふりしてたの」←これ嫌いなやついる??????!???!???
 雨に濡れたくないって言っているのにコルレオ君もエリシアちゃんも雨に濡れていて、勇者の真っ直ぐさとまだモニカちゃんとの壁もある様な気がして、これも好きです。

カグラバチ

 妖刀を破壊しての勝利。どちらも妖刀は微笑んでいた、というセリフ回しは面白味があって良い。シャルちゃん、腕吹き飛ばされた傷くらいなら触れるのに慣れてるってアンタ…。
 最期も劇的な幕切れ。父親の姿がデカすぎるな…。
一方で神奈備。相当な戦力を削られたけどここで真打の1人登場。正直、だいぶこっち側の妖刀について掘り下げがあったし、これからどうパワーアップしていくのか全く先が読めんので楽しみ。というか、くれぐも破壊でほぼ目的果たせたんかい。あれ?どういう目的で動いてんだっけ?悪用を防ぐ?再度読み返す。ごめん。

ツーオンアイス

 ペア技、高さ3メートルにもなるのか…。ジャンプの時投げ飛ばしたりしてるよね?氷の上で。分かってはいたつもりだったけど、数値化されると想像以上に恐ろしい競技だな…。そりゃあ、女子を支えるための筋力とジャンプとのせめぎ合いになるよな…。
 そして準馬の才能も芽生えること芽生えること。全ての人が夢にまで見た景色をもう…!?どのくらい夢なのか有識者に教えて欲しいな。

暗号学園のいろは

 ラスボス?凍との対話。暗号学園にある全ての人が業を抱えていて、それは凍もまた同じだったということだね。ずっと狂言回しに徹していたけど、同じく踠く少女だったわけだ。平和をコントロールするといういろはのある種の妄言にそれでも白旗をあげた凍は達観している様でやはり同じ純粋な子どもで、戦争を倍に増やしてしまったきっかけとなった握手をするというのも効いている。
 そして2年後…!?締めに入ったのかしら。目が離せない。

アスミカケル

 二兎、遂に反撃開始。おじいさんもガードが硬い。とにかく実践に重きを置いていたからこそ、情報のデカさも身に染みているのかな。技を使っていそうな一狼の研究をしていないせいなのか当身初見なのは些か研究不足な気もするが…。
 格闘技での出血、とくに目の上あたりはなんか見たことあるし、避けては通れない道だけどやっぱり怖いよな…。でも、それを乗り越えた先にどんな景色が見えるのか。楽しみ。

以上!!!

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