五感で楽しむ本格薬膳茶カフェでカラダとココロを整える
薬膳茶は好きですか？
私は大好きです！
でも、本格薬膳茶を気軽に楽しめるカフェって、あまり見かけないですよね。
それが横浜中華街にあるんです。
JR根岸線 石川町駅から徒歩5分ほどの中華街にあるビルの4階にあります。
立看板は出ていますが、そのまま通り過ぎてしまいそうで、まさに隠れた名店です。
住居用のマンションの一室をカフェにしているので、ドアを開けたらそのまま靴を脱いであがりましょう。
横浜中華街でもめずらしい薬膳茶カフェ
店内はテーブル席が3〜4席ほどのこじんまりしたお店です。
おひとりさまでも入りやすい雰囲気です。
薬膳茶のほかにパワーストーンの販売もしています
（このパワーストーンもすごいのです！）。
オーナーは中国福建省出身の何 麗花（カ レイカ）さんです。
上品な雰囲気のスラッとした美人オーナーです。
テレビのロケにも使われたお店
じつは「スモール3」という出川哲朗さん、ナイナイの岡村さん、爆笑問題の田中さんたちが出演した番組のロケにも使われたことがあるお店なんです。
中国や台湾で馴染みのある良質な薬膳茶を数十種類取り揃えています。
お店で一番の高級薬膳茶は「皇貴茶」。
なんと、2,800円！さすがに手がでません。
リーズナブルなお茶もちゃんとありますので、安心してください。
薬膳茶を注文
何を注文していいかわからなかったので、何さんに聞いてみました。
心も身体もスッキリしたいうことで、「八方茶」という薬膳茶をすすめられました。
美肌、リラックス、疲労回復に効果があり、中国では結婚式などでふるまわれる縁起のいいお茶です。
成分は、なつめ、クコの実、白木耳、菊花、玫瑰花、陳皮、ジャスミン、氷砂糖
なんか良さそう、楽しみです！
クセがなく、とても飲みやすいお茶でした。
なつめ好きなので、飲み終わった後になつめを食べてみたのですが、美味しかったです。
オーナーのおすすめは美活茶
茶音オリジナル薬膳茶「美活茶」がオーナーおすすめです。
成分：紅花、桂花、ジャスミン、バラの花、クコの実、レモングラス
効能：血行不良、目の疲れ、肩こり、ストレス、シミ・しわ改善
血を巡らせて活き活きとリフレッシュできそうな、まさに「美」のためのお茶ですね！
美活茶は、すでに10店舗近くのお店に置いてもらっている茶音でも人気の商品です。
わたしのおすすめは天然乾燥みかん
わたしのおすすめは「化州橘紅」という天然乾燥みかんあめです。
お茶じゃなくてごめんなさい。
でも、これ、食べやすくておいしいです。
みかんのドライフルーツとは違う、本当にやわらかめの乾燥みかんあめって言葉がぴったりです。
喉の調子が悪いときや胃腸が疲れているときに食べてます。
スッキリするのでストレス発散にも良さそうです。
なぜ、日本で薬膳茶カフェを？
何さんの人柄や薬膳茶への熱い思いが感じられ、頑張ってる何さんのことも茶音同様に知ってほしくて、何さんとの会話も記事にしました。
※何さんには記事にすることを了承頂いてます。
親のため、憧れの日本へ
まず、何さんは、どうして日本に来ようと思ったのでしょうか。
「日本でお金を稼いで、苦労した両親のためにマンションを購入してあげたいと思いました。
当時、日本から中国へ帰国した中国人はみんな「日本はすごい！」と話すのを聞いて、日本へ行きたいと思うようにもなりました。それが来日のきっかけです。
今のようにインターネットが普及していなかった当時は、日本の情報も少なく「実際に日本へ行って、日本文化を感じてみたい！」と思い、もともと日本文化に興味や憧れがあった何さんは日本語を一生懸命勉強したそうです。
でも、来日したいちばんの理由はご両親のためだったそうです。
来日。仕事には恵まれたが
日本語を猛勉強した甲斐あって、来日してからも仕事には恵まれた何さん。
横浜中華街では日本語ができない中国人も多く、日本語が堪能な何さんは職に困ることはなかったそうです。
しかし、中華街は飲食店が多く、何さんにとって飲食店は身体的にハードワークでした。
そこで何さんは、大好きな石や中国伝統工芸品のお店を始めます。
在庫管理や商品の買い付けのほうが飲食店で働くより向いていると感じたそうです。
売上は順調でしたが、その分、休みがない状態で、仕事・家事・育児と忙しく、ストレスや疲れがしだいに溜まっていきます。
もともと疲れやすい体質で冬にしもやけができやすかったのが、だんだん深刻化してきました。
薬膳茶と出逢い、体調にも変化が！
何さんは、体調不良を友人に相談すると、薬膳茶をすすられたそうです。
薬膳茶を体験すると、すぐに薬膳茶の良さを知り、本格的に薬膳茶を学ぶことにしました。
薬膳茶を始めた１年目から体質が変わったと実感。
「しもやけもなくなっている！冷え性が治っている！」
これを仕事でも活かせたら、薬膳茶の良さを伝えられたらと思い、
直感で「そうだ、薬膳茶カフェだ！」ときたそうです。
まさにビビッとひらめき！
「日本だけでなく、中国本土でも本格的な薬膳茶カフェがない。
これは、やるしかない！」
参考にできる本格薬膳茶カフェがなく、不安も大きかったけど、何さんのやりたい気持ちが強かった！
そして、こだわりの薬膳茶カフェをオープンさせることにしました。
本格薬膳茶カフェ「茶音」オープン
薬膳茶の師匠とメニューを考案。
器やティーポット、内装にもすべてこだわり、五感で楽しめる本格薬膳茶にしようとしました。
経験がないので全てひとりでおこなうのは大変だったといいます。
「でも、いろいろな人に飲んでもらって体質改善できたなど、嬉しい報告を聞くと、やってよかった。」と、思ったそうです。
茶音は、しだいに評判になり、テレビや雑誌でも取り上げられるようになりました。
コロナで閉店の危機
しかし、順調だった茶音もコロナでお客さんが来なくなり、売上が激減します。
家賃も高いし家庭もある、これ以上周囲に迷惑はかけられない。
そう思った何さんは、閉店を考えるようになります。
何さんにとって、今までで一番悩んだ時期だそうです。
しかし、ずっと通い続けてくれているお客さんたちが
「もう茶音のお茶を飲めなくなるのは悲しい。なんとか続けてほしい。」と、お店が続くようにいろいろアイデアを出してくれたそうです。
「このままでは終われない！」
そう感じた何さんは、移転して茶音を継続することを決めます。
移転、茶音の再スタート
いい移転先もみつかり、お客さんが内装を手伝ってくれ、
家具もお客さんの協力で揃えることができました。
ロゴやパッケージもお客さんが考えてくれて、いろいろな人達からの支援で
昨春に、無事「茶音」が再スタートできました！
「気づいたら楽しみながらやっていた！いいお客さんにめぐり逢えたのも、移転先としていい場所がみつかったのも、ご縁。この素敵なご縁に感謝しています。」
そして今は、とても安定しているそうです。
薬膳茶をもっと世界に普及したい
今後の予定を何さんに聞くと、
「支店を出すと、また忙しくなって自分がつぶれてしまうから、支店をお任せしてもいいと思える信頼できるパートナーが見つかれば、ぜひ出したい。」
「今後、海外でも美活茶を売りたい！そして、薬膳茶を世界に広げていきたい。」
何さんは、感謝の気持ちを忘れない、そしてご縁を大切にする、とても素敵な女性でした。
目を輝かせながら語る何さんの話を聞いていると、薬膳茶が大好きなのが伝わってきました。
そのときの体調や気分で何さんがブレンドしてくれる薬膳茶を、ぜひ堪能してほしいです。
土日は満席になることがあるので、事前に電話することをおすすめします。
薬膳茶サロン 茶音（ちゃおん）
横浜市中区山下町218-6 天幸ビル401
Tel：050-7586-2766
Email：helihua3399@gmail.com
Instagram：chaon1220
おまけ
友人に教えてもらった横浜中華街での隠れた名店をもう１件。
茶音に行く前に、中華街ではめずらしい長崎皿うどんを食べてきました。
なぜか、この店の名物はナポリタンだそうです。
今度、食べてみたいと思います。
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