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📚『虹の戦士』🌈 

「虹の戦士」 北山 耕平 著

とあるきっかけで「虹の戦士」という本を読んでいる。
この本はアメリカン・インディアン的な生き方から現代の生き方を学び直すことの出来る内容になっている。
アメリカ・インディアンのおばあちゃん(1番古い母親と少年は呼ぶ)そして、(インディアンネーム:アイズ・オブ・ザ・ファイヤー)の話を魂の炎を燃やしながら聴く少年の物語。アメリカ・インディアンが大切にしてきたものとは・・

目次
「虹の戦士」について  文 吉本ばなな
まえがき 虹の戦士たちへ 文・北山耕平
バッファローに与える歌
アメリカ・インディアンに古くから伝わる言い伝え
覚え書き
虹の戦士
第1章 大きな疑問
第2章 内側を見つめる
第3章 自然にさわる
第4章 恐怖に打ち勝つ
第5章 技をものにする
第6章 死を敬う
第7章 痛みを知る
第8章 ヴィジョンを求める
あるアメリカ・インディアンの祈り
ビー・ア・グッド・インディアン
  あとがきにかえて 文 北山 耕平

私はこれまで自分のルーツを知るうる範囲でしか考えたことはなかった。
アメリカ・インディアンとは
アメリカのインディアンのことのみを言うのではなく
我々のルーツのことを指しているようだ。

もっともっと 前の時代(人類が誕生した時代、先土器時代
縄文時代・・・)追えないくらい前の時代に思いを馳せると、
現代は大切なものを失ってきているのではないかということを
はっきりと考えるようになった。

今、地球はどうだ?
絶滅してしまった動物。植物。昆虫。
人間はどうなっている?
退化している足の指。視力。うつ、自殺
戦争、人が人の命を絶たせてしまう
これからどうなってしまうのだ?

私たちが考えていくこと、自分が学んでいることのヒントが
『虹の戦士』にはたっぷり書かれていて刺激を受ける。

以下、ローリングサンダーの「アメリカインディアンであるとは血の問題ではなく、生き方の問題である」から引用

ホピ族が「浄化の時」と呼ぶ時代に入ってからすでに30年が経とうとしている。その間に興隆した自己と社会的と地球の癒しを求める人間性回復運動、価値転換運動、愛と平和の革命、地球意識開発運動、
環境省保護運動、地域内自給自足運動して、持続可能社会の創造運動、ニューエイジ運動など、今のわたしたちの関心事に連なる大きな潮流の底には、常にアメリカ・インディアン的な物の見方や考え方が存在し続けている。

個人や社会や地球が健康を回復するために必要な、神話や物語や伝統文化や、古代からの儀式や太古から伝わる風俗習慣を守り続けるものたちが必要とされる時がくる。

さらに

今では、「癒し(ヒーリング)」という言葉が時代のキーワードのようになっているが、もともと「癒し」とは、「病気治し」や「利己的なリラクゼーション」にとどまるものではなく、
つねに「自己」と「社会(共同体)」と地球」の3者がひとつになっていることを理解した上でもたらされるものなのである。
自分を癒すことが直接的に社会や地球そのものを癒すことにつながっていることを知らなくてはならない。
このつながり、環を、どこかで断ち切ってしまったら、それは癒しなどではないのである。つまり、これは逆も言えることであり、
地球や社会が汚れて病気になっているとしたら、それはあなたや私が
汚れて病気になっていることでもあるのだ。

弓の形をした島で生きる良きインディアンであれ。

    
私は、コロナウィルスの感染が爆発的になった頃、
二つの作品に出会った。

一つは、マイケルジャクソンの 「Heal the world」
もう一つは、ヴァイオリニスト横山令奈さんの演奏。ロックダウンしてから医療崩壊ギリギリの状態で持ちこたえているイタリアのクレモアで、お世話になった恩返し、感謝と癒しの演奏。

自分は何ができるか。
大きなことはできないが
まず、今、あることに感謝。
自然界に感謝。空気、太陽、水、木、動物、

今に繋がる過去、そして、これからの未来に感謝。

出会う人、出会った人。

そう思うと自分も癒される。
そして、明日、何かできるかもしれないと
力が湧いてくる。

「虹の戦士」は私の心を静かにさせてくれる一冊だった。




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