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【読書メモ】幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論3

心のレバレッジ化

日々の行動を自分の心がいかに捉えているかが、実際の行動自体よりも現実を決定する。

例えとして出て来たのは、清掃員の話で、清掃の仕事は運動効果があると聞かされた人たちは、それを聞かされなかった人たちと違って、実際に体重が減るなどの運動効果が出たという。

その他、実際は何の効果もない薬も、例えば鎮痛剤ですと言われて飲むと、実際に鎮痛効果が出るプラセボ効果というものがある。偽薬の効果は本物の薬の効果の60%ほどになるのだとか。

そしてピグマリオン効果
教師に「あの生徒は優秀な生徒です。ただ特別扱いなどはしないで下さい」とお願いして指導させてみたところ、その生徒は実際に成績が優秀になったという実験がある。

実際のところその生徒は平凡な生徒だったが、何らかの形で、教師から期待やあなたは優秀だという雰囲気を感じ取って、実際にそれに応える形で優秀になってしまったという話。

また、自分の能力は変わることがないと思う「固定マインドセット」と自分の能力は上がっていくと思う「成長マインドセット」のどちらを持っているかによっても、実際に成長するしないが変わってきてしまう。

このように思い込みにより、現実にそういう効果が出てくる。

テトリス効果

いつもテトリスばかりをしていると、それをしていない時でも、何か壁に隙間があったり、立ち並ぶビルを見ている時についつい「あそこにこういう形のブロックを入れたら消せる!」みたいなことを考えてしまう。

ここで言いたいのは、いつも同じものを見たり考えたりしているとそれが癖となり、関係ないところでもその見方や考え方をしてしまうということ。

弁護士や税理士など、ミスを細かく見る職業は、そういう能力が仕事において必要なものではあるが、それがいつものようであるとマイナス面も出てきてしまう。

鬱になってしまう人も多いと言うが、それはネガティブなものの見方が癖になってしまうからだという。

ポジティブ感情が、職業上や人生においてプラスになるので、ネガティブ面を見るのが癖になってしまうと、不利になってしまうとのこと。

このテトリス効果は、当然逆にポジティブ感情を癖づけることも出来るので、意識的にポジティブ感情を持てるよう訓練をすると良い。

方法としては、「今日起きた3つの良かったことを考える」「感謝の気持ちを持つ」「運がいいと思う」などのエクササイズを継続することで、ポジティブ感情を癖づけると良い。


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