見出し画像

16 能登半島地震 ボランティア報告 高岡市 令和6年8月3日

う~む、暑い…暑すぎる…。気温38度って…。イヤそれインフルエンザに感染した時の体温並みじゃないの?ヤバイでしょ。
私は富山県と石川県のボランティア登録をしているので、随時ボランティア募集の案内がスマホに届きます。

しかし…熱中症にかつて苦しめられた経験があるので、この暑さに結構日和ってしまいます。本当は被害のひどい奥能登まで足を運びたいけれど、ボラバスの募集は私が迷っているうちにすぐいっぱいになったので、足りているのかと一安心。

高岡市伏木

一方身近な富山県内の高岡市や氷見市の募集に対して定員に達しないため、繰り返し募集通知が届きます。おそらく富山県内だけに募集を絞っているのも一因かと。特に軽トラックを持つ人歓迎と書かれています。近くならば多少熱中症になってもすぐに対処可能だと軽トラック付きで応募しました。今回は伏木での活動でここは初めてです。伏木は液状化で家が傾いたり道路が破損したという情報を聞いています。今回の集合場所は伏木に近い万葉社会福祉センター。自宅からは30分の距離。


並走するドラえもんトラム


万葉社会福祉センターが
高岡市災害ボランティアセンターになっていました

集められたのは24名。万葉社会福祉センターはカーペットを敷いた床でくつろぐように集まっていました。町の公民館みたいなアットホームな感じ。冷房も効いていますし、ここならば軽い熱中症になっても休憩しているうちに回復しそうです。


集まったボランティア


高岡市のボランティアに参加して思うのは、軽トラックの数が少ない事。レンタルはしているのですが、かなりの部分ボランティアが持ってくる軽トラックを頼りにしているところでした。


今日のニーズは3軒
付箋1枚につき今日参加のボランティアの名前が

今日のニーズは3軒。24人は半分の12人ずつに分けられて軽トラックは3台ずつ。午前中2軒に分かれて作業し、早く終わった方が3軒目をすることに。
私は今回高岡は2回目でしたが早くも名前を覚えられていて、第2チームの軽トラックメンバーになりました。


いざ!出発

キャラバン隊のように軽トラック3台と人員を乗せる車2台で連なって行きます。


復興の願いをこめた七夕

伏木の街中へ。途中道路がデコボコしていたり、補修した跡。また建物の間に平地になったところが所々ありました。発災当初はあったはずの傾いた家や潰れた家は見かけませんので、かなり解体は進んでいるようにみえました。


狭い路地での作業

狭い路地に軽トラックをお宅に寄せて、被災物を搬出します。
ボランティアの男性は手際よく軽トラックの荷台に載せていきます。まるで三次元テトリスをみているようで、無駄がありません。どんどん荷台の積み荷は高くなっていき、私は感心しました。

一方私のトラックへは畳と木製家具を壊した木くずが交互に持ってこられました。交互なうえにどれぐらい畳があるかわからず、どう載せたらうまく積めるのか考えていると暑さで頭がくらくらして来ます。おそらく気温35度は超えているはず。
すると、先ほど三次元テトリスの男性がやってきて、木くずを全て降ろして、畳だけにした方が良いとアドバイス。果たして畳だけですっきりと収まりました。


3台の軽トラックはいっぱいに

ストックヤードに向かう前に小休止して冷凍おしぼりやソフトクリームをいただきました。生き返るようです。


おいしいソフトクリーム

ストックヤードに災害廃棄物を運んだ後、もう一度お宅に戻り、廃棄物を積み、再度ストックヤードへ。
その後昼休みになりましたが、私は別行動をとり、伏木のカフェで昼食をすることにしました。


越の庭

向かった先の越乃庭は温泉施設で近くに国分海浜公園があり、海を臨む立地。一階にハワイをイメージしたカフェ、MARUCAFE & SEAがあります。


ハンモックや居心地の良いクッションなど人気席はいっぱい

海を眺めることのできるハンモック席は埋まっており、空いているように見えても予約席だったりし、仕方なくカウンター席に座りました。
ケーキやパンケーキのカフェメニューが人気のようですが、私は午後からも一仕事あるのでがっつりとSEAドリアSETを注文。


まずはSETについてくるサラダとドリンク。
今日の気まぐれドリンクはレッドグレープフルーツジュース。


SEAドリア
エビフライとシラスとホタテのシーフード

食後いったんボランティアセンターに戻り、再び1時半から伏木の町で災害廃棄物の搬出作業。先ほどのお宅の近くの店舗でとても細長い奥が深い家でした。これまで数回廃棄物回収に訪れていて、今日が最終日とのこと。一番奥の部屋に大きな古いエアコンがあり、ボランティアは「これは専門の電気屋さんでないと外せない。古いフロンを使っているだろうし」と答えたところ、おもむろにご主人は斜め向かいの電気店へ。すぐに話をつけてきたらしく、まもなく電気屋さんが工具を持ってやってきました。近所の電気屋さんは手際よくエアコンを外し、そのほかにも頼まれたものを次々とはずしていきました。同じ商店街仲間の連携プレイをみるようでした。

これを見て、能登の被害のもっとひどいところでは、被災した人が遠方に避難してしまい、地域の人間関係が維持できない状態になり、余計に復興が遅れているのではと思うのでした。ボランティアにできることは少なく、専門の技術者の数も限られています。地域が保たれていれば、この伏木の商店街のようにご近所同士の助け合いでかなりカバーできる事があるのではと。


北九州から来られたボランティアさんのお土産

今日は2軒のお宅で作業し、解散となりました。お土産に北九州から参加している人からめんべいをいただきました。

さて、この後ジェラートのお店を訪ねてイオンモール高岡へ向かいました。

ヴィヴァーチェ

1947年からアイスクリームを作り始め、1987年に富山県内で初めてジェラートショップをオープンしたというお店です。氷見市の会社で氷見番屋街と高岡のイオンに店舗があるそうです。

フレーバーは20種類ありました

地元の農産物を原材料にしているそうなので、美味しいものを食べることで氷見を応援できるのかな?

ストロベリーミルフィーユとミルクのダブルカップを注文しました

帰宅したら軽い片頭痛があり、軽度の熱中症か?と思いつつクーラーをかけて早めに就寝したら治りました。皆様も熱中症にはお気をつけください。
(ボランティア活動より、食べ歩き報告の方が多くなってしまった…。)

いいなと思ったら応援しよう!