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心の中の"ちいさな君"

君は何を探しているの?

私の中の"小さな君"に問う

君はつぶやく

僕はもう

ずっと彷徨い続けていて

探していたものが何かさえも

わからなくなっちゃったんだ。

果てしなく続く砂漠のように

目の前に広がる道なき道を

歩いては疲れて

身体丸めて暖をとる

自分で自分の肩を抱きしめても…

身体はさほど温まらないんだよ


荒野を歩き続けた僕の身体は

芯まで冷え切っていて

冷たい夜も

今ではさほど辛くはない


きっと…

探すべきものを見失った今

此処で築き上げる時が来たのかな

そう思っているよ

帰る場所のない僕だけれど

居場所は

自分で創り上げるしかないのだと

ようやく気付けた気がするよ


行く先々で

たくさんの灯りをみたけれど

僕の入る隙間など無くて

僕は何処までいっても

よその子だった…


大人になっても満たされぬ心

大きな風穴が空いたままの心を

満たせるのは何だろう

僕はまだ わからないんだ




2015.10.4の作品です。
゜.。・.',゜。’・
私の中の"小さな君"に問いかける
あの頃もやってたんだなと不思議な感じがします。

今…心の中を眺めてみると
手足を伸ばしてくつろいでいる猫ちゃんの姿の君がいます。

これを書いた頃はまだ
心の中にいつも同じような少し重たくて寂しさを抱えた"ちいさな君"が居たように思い出します。

あなたの心の奥に住んでいるのはどんな子ですか?

膝を抱えて泣いてませんか?




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