見出し画像

【自社養成パイロットと学歴】

<<<記事要約>>>


・ANAやJAL、Peach、AIRDOなど多くの企業で募集されている制度

・採用を実施していない年もある

・同期の最終学歴は海外大または旧帝大・上位国立大・早慶卒がほとんど、という印象

・就職活動を控えている方にもオススメ


<<<自社養成パイロット>>>


自社養成パイロットとは、「運航乗務員訓練生として採用され、給与をいただきながら、訓練を受け、副操縦士昇格を目指す」という制度です。(各企業によって若干の制度内容は異なります)

現在、LCCを含めた多くの企業で、自社養成パイロット採用は実施されており、入社前において特別な知識は必要ないため、パイロットへの門戸は誰にでも、広く開かれています。

一方で、自社養成パイロットは会社の財務状況などによっては募集していない年もあります。コロナ禍はほとんどの企業で募集を停止していました。
また、30年ほど前までは自社養成パイロットという仕組みがなかったため、航空大出身の方がほとんどです。

私たち夫婦は、自社養成パイロットとして採用していただき、数年の訓練期間を経て、現在は副操縦士として仕事をしております。

※ 私大や航空大の事情については、全く存じ上げないので今回は自社養成にフォーカスしてお話ししたいと思います。


<<<学歴>>>


募集要項を確認すると、4年生大学や大学院、高等専門学校を卒業見込みの方と書かれています。

具体的に全乗員の最終学歴を統計として集めたわけではないので、あくまで肌感覚の値となります。(ジャスト参考程度にしていただければと思います)

【早慶】
圧倒的に多いのが文系、理系問わず早稲田・慶應です。バックグランドも様々で体育会出身や留学経験者、帰国子女などです。

【旧帝大】
次に多いのが旧帝大で、特に東大・京大です。全員ではありませんが、理系・院卒の割合が高いです。

【上位国立大】
筑波や横国、神戸大など上位国立大卒が次に来ると思います。

【海外大】
海外大出身の方も一定数いらっしゃいます。語学が堪能なので非常に助かります。


<<<まとめ>>>


総合商社や銀行、広告など魅力的な企業は数多くあると思いますが、航空業界×自社養成パイロットもオススメです。

働く時間が不規則ではあるものの、残業や休日出勤、無理な接待もなく非常にホワイトな労働環境です。加えて、時間に余裕があるため、自分の趣味などに充てることが可能です。給与面は、他の大手日系企業と比較しても遜色のない金額だと思います。

一方でデメリットとしては、専門性が高すぎて他の業界などに転職することは難しいと思います。一つの分野に限らず、様々な業界で活躍されたいと考えている方には合ってこない印象です。

※画像はインターネットから引用

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?