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僕は勉強ができる。けれど仕事ができない。   


「や、ここは重さで考えたら良いでしょ。や、これはこうやって、、、」 

現在就活中の友達に、SPIを教えながらふと思う。

「やっぱり僕は人並み、いや人並み以上に勉強ができる」と。

中学でも学年1位を殆ど譲らなかったし、 
高校でも地区トップの学校で、上位3分の1の成績はキープしていた。  

大学では、地方で2番手の国公立だったが、 
GPトップで研究室優先権を得た。

だから、社会に出ても、「まぁそれなりにやっていくんじゃない?」 
そんな感じで構えていた。

入社して程なく、その想いは砕かれることになるのだが、、、。    




ところで、一般的な「仕事ができる」って、どういうことだろう。ちと考えてみるとこんな感じ。
・目標から逆算し、筋道を立てて仕事をする
・周りの人との関係を円滑に保ち、仕事を進めていく
・感情の波を一定に保つ 
・イレギュラーに準備する。もしくはイレギュラーに、冷静に対処する。

では、勉強ができるとは?(特に定期テスト)
・真面目
・与えられた課題に対して、ただひたすら真摯に向き合い、コツコツ取り組む 
・先生の「ここが出るぞ〜」を聞き漏らさない 
・素直(良くも悪くも) 
・頑張り屋。努力家。 

「仕事ができる」と「勉強ができる」 
重なる部分はもちろんある。  

だが、その他が占める割合の方がはるかに大きいのではないか、と私は感じる。 

 だから学生時代に「勉強ができない」と悩んでいた人が、社会に出てみると、「案外楽〜」ってことはよくある。 

一方、学生時代は無双していた人が社会に出て、苦労することだって往々にしてある。   
そう。私の様に。

私は勉強は人並み以上にできる。 
だが仕事はポンコツ太郎だ。 


何をどうやって動かせばいいのか、てんでわからない。頭に糸くずが絡まる様な。
あと、基本的に人と一緒に仕事したくないという、、、。致命的だね😇   


でも、私は、仕事ができない自分に落胆してはいないかな。  

学生時代、部活の幹部をしながら、薄々は勘付いていたし。 
「あっ、多分俺仕事できねぇやぁ」って。   

それをあらかじめ知っていたのが大きかった。
できない自分に、絶望せずに済んだから。 

あと、世の中って 
「仕事できない人」とか、 
「勉強できるけど仕事できない」みたいな、 
俺と似た人とかって、ごまんといるだろうから、 
凹まないのは、そこもあると思う。 

ぶっちゃけ日本人の8割くらいはそうなんじゃね? 
2:8の法則ってやつよ。

これまでは、「言葉は言霊」と思いながら、
できない自負はあっても
「俺はできるやつ」と念じていた部分があった。 

けれど、 
「仕事ができない」 
これは、自分のの中でそんな大きな事柄じゃないから、 
別に気にする事でもないかなって  

「仕事苦手だけど、せないかんからしますぅ〜」くらいなラフな感じで。いいんじゃね?  

無理に着飾って見栄張ってるよりも、諦めて自然体の方が逆に良い感じに仕事進みそうな気もするし。

それにわざわざ「デキル奴」じゃなくても、できる仕事は沢山あるし。 

けど、あれだなぁ。
自分の価値の大部分を仕事に置かない代わりに、「贅沢は求めない」っていうのは大事もしれぬ。   
小さな暮らしで満足する生活を。 
身の丈にあった生活を。



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