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知っておきたい子どものこと#10 「習い事行きたくない!」

子どもが興味を持ったから通わせ始めたのに「習い事に行きたくない!」と言うーそんな悩みを抱えている保護者の皆さんへ。子どもの声を受けとめる活動をしているよこはまチャイルドラインの対応の1つをご紹介します。

理由を教えてもらう

「行きたくない理由を教えてくれる?」まずは、なぜその言葉が出たのか、その理由を子どもに教えてもらいましょう。「責める」のではなく、上から目線で「聞く」のでもなく、「教えてもらう」ことが大切です。

例えば、「スイミングスクールに行きたくない」とある日小学3年の子どもがお母さんに言いました。皆さんは何を想像しますか。コーチが怖いのかな、お友だちにいやなことを言われたかな、スイミングが嫌いになったかな、昇格テストがいやになったのかな…実は、スイミングスクールのロッカー室の臭いがずっととてもいやだったというのが理由でした。

「行きたくない」理由を大人の価値観で判断するのではなく、子どもにきちんと教えてもらい、その上でどうしたいか、どうすればいいかを一緒に考えましょう。

言ってはいけない言葉

「せっかく高いお金を出して通わせてあげているのに、なんで嫌なの」子どもの興味・関心は常に変化します。興味を失ったことを責めてはいけません。

「今この習い事をやっておくのがあなたにとっていいことなのよ」いいかどうかを決めるのは保護者ではありません。子どもに決める権利があります。

子どもがやりたいことを見つけるための声かけ

いきなり何の脈絡もなく、「やりたいことは何?」 と聞かれても、私たち大人でさえ答えに困ってしまいます。まして普段あまり話をしていない相手にはおそらく話さないでしょう。

声かけの前に、日ごろの何気ない会話を大事にしてください。そして、子どもに関心をもってください。こんなことに興味があるのかな…今こんな本を読んでるんだな…など。

子どもたちは個人の発達の段階に応じて世界を知っていきます。その中で自分の好きなものややりたいことを徐々に形にしていきます。その際に必要なことは、「導く」ことではなく「一緒に見つけていく姿勢」です。もし、子どもが興味を示しているものがあると思ったら「それ好きなの?」「興味あるの、楽しそうだね。」「今度一緒にやってみようよ。」などの声をかけてみると良いでしょう。


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