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上級心理カウンセラー④

論理療法を学ぶ

上級心理カウンセラーの資格の取得を目指して1ヵ月が経ちました。
webと教科書を見ながら勉強していますが、なかなか奥が深い世界です。

今回は心理療法の一つである「論理療法」についてOutputしていきます。

この記事では、論理療法の基本的な概念・効果、そして注意点について取り上げます。


論理療法とは?

論理療法は、1950年代に心理学者アルバート・エリスによって開発された心理療法の一種です。
基本的な考え方は、人間の感情や行動の根底には「信念」が存在し、その信念が非合理的であると、問題行動や感情的な困難が生じるというものです。

論理療法の基本的なプロセス

論理療法のプロセスは、以下の3つのステップで構成されます。

・現実に起こった「出来事」を明確にしていく。
・※イラショナルビリーフを明確化していく。
 (※絶対にこうだという凝り固まった考え)
・クライエントの不適切でネガティブな感情を明確にしていく。

この3つのモデルに基づき、クライアントが非合理的な信念を特定し、それを論理的に検証し、より合理的で現実的な信念に置き換えることで、感情的な困難や問題行動を改善します。

簡単に例えると、
「好きな人を誘ったら断られた…嫌われたかも…」という人に対して、「その相手は本当に嫌いで断ったのではなく、用事があって断った可能性があるのでは?」
という感じで、断られた事実と嫌われたかも…という想像を分けて考えるように促す行動になります。

論理療法の効果

論理療法は多くの心理的な問題に対して効果があるとされています。特に以下の点で効果が期待できます。

  1. ストレス管理
    非合理的な信念を修正することで、ストレスに対する反応を改善。

  2. 不安症
    非現実的な恐怖や不安を軽減。

  3. うつ病
    ネガティブな思考パターンを変えることで、うつ症状の改善を促進。

  4. 自己肯定感の向上
    自己批判的な信念を修正することで、自己評価を向上させる。

論理療法の注意点


論理療法を実践する際には、以下の点に注意する必要があります。

  1. 個別性の尊重
    クライアントの個々の背景や信念を尊重し、個別に対応することが重要です。

  2. 信念の評価
    非合理的な信念を特定する際には、クライアント自身がその信念を認識し、受け入れるプロセスが必要です。

  3. 専門的な知識と技術
    効果的な論理療法を提供するためには、カウンセラーが十分な知識と技術を持っていることが求められます。


結論

論理療法は、非合理的な信念を修正することで、多くの心理的な問題を改善する効果的な方法です。
この考え方は、日常で多く見られる間違った思考の塊です。
問題を分解する癖を付ける事で、間違った認識を減らしたり、改善策が見つけやすくなったりします。

心理療法に興味がある方や、カウンセラーを目指している方は、ぜひ論理療法の学びを深めてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

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