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自信過剰な人の不思議

はい、12本目の投稿です。よろしくお願いいたします!
 
職場あるあるネタ、みんな経験ありますよね?

話すだけでストレスになる同僚

態度、仕事ぶり...挙げればキリがない(笑)
当然、評判も最悪。上層部会議でも「あいつをどうにかしないと」って話題になってるらしい。
 
上司から説教されたみたいだけど...効果あるのかな?
面白いのは、本人は「私って有能」って思い込んでるみたい。でも周りの印象は...うーん、微妙かな。
ちょっとイタイ...いや、かなりイタイ!


実は、この現象には名前があるんです。「ダニング=クルーガー効果」って言うんですよ。

簡単に説明すると
・能力が低い人ほど自信満々
・逆に、本当に優秀な人は自分を過小評価しがち

面白いでしょ?実験結果を見ると更に興味深い
・テストの成績が下位25%の学生:実際の平均点は12点なのに、自己評価は68点!
・上位25%の学生:実際は86点取ってるのに、自己評価は74点

つまり、「知らないことを知らない」状態が一番やっかい。自分の欠点に気づけないんです。
でも、知らないことは罪じゃない。大事なのは、学ぼうとする姿勢。
 
謙虚さと向上心、これが成長への近道かもしれませんね。

旧石器時代から現代まで、能力のあるものが高い地位を獲得するのはいつの時代も同じです。結局、「バカは自分がバカであることに気づいていない」ということ。

自分に能力が無いことを他者に知られるのが致命的なのは、その頃から脳に埋め込まれているのでしょう。

逆に優れた能力を持つこともリスクです。能ある鷹は爪を隠すという戦略は、生き延びるための知恵なのかもしれません。

みなさんはどう思いますか?


参考文献: 橘玲『バカと無知:人間、この不都合な生きもの』新潮新書、2022年
 
この本では、人間の認知バイアスや行動心理学の最新の研究成果を元に、私たちの思考や行動の不合理さについて詳しく解説されています。今回の投稿の内容は、この著書から多くのインスピレーションを得ています。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください!

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