冒険の書と自分
まず、初めに僕は読書感想文が夏休みの課題の中で一番嫌いだった。
なんで、自分が興味もない図書室の本の感想について思ったことをまとめなきゃいけないのか、疑問だった。もちろん夏休みの最後まで手を付けず適当に終わらす宿題の一つだった。
本を読むことは最近になってだんだん好きになり、習慣になってきた。
その中で父に半年前教えて貰ったこの本が僕の考えを後押ししてくれるのと同時に、新しい視野を教えてくれる人生の教科書となった。
初めに
この本の説明をすると、2023年2月、日本の連続起業家そしてベンチャー投資家として有名な孫泰造氏がこの「冒険の書」を世に出した。
僕は父からおすすめされたこの本のタイトル「冒険の書」を見てこれは完全に自分に合ってる本だと確信した。しかし「冒険の書」と言っても、どのようなタイプの本か分からなかった。世界の旅の心得なのか、物語なのか、あるいはこれからの未来を冒険するための本なのか。
冒険の書
まず、この本は「冒険者のための本だ」と冒頭に書いてあった。
冒険とは「危険を承知で成功するかどうかわからないことをあえてやってみること」これを見たときに僕は、世界中の人全員に当てはまることだなと、感じた。危険を承知でとか、正直この世界に生きているなら危険は0ではないし、今生きているならそれはそれで皆んな冒険者と言えるだろう。そんな基準を満たしている僕がこの本に出会い、今までの固定概念や常識を根本から疑い、自分にとって何が正解で何が間違いだったのかを考え直す良いきっかけになったと思う。そして今まで自分が疑問に思ってきた学校や宿題などの半強制的にやらされてきた事に対する答えと新しい考え方に触れることができた本でもある。
この冒険の書は5章で構成されている。
一つ一つの章に世界の形を創り上げてきた人たちの考え方や教育の歴史的背景が
書かれており、一つ一つの話の後に作者の考えが書かれているような構成だ。
答えようとするな、むしろ問え
この本には所々核心をつくような言葉が沢山ある。
世界を変えてきた人達の引用もあれば作者の核心をつく言葉にも溢れかえっている。
現在の学校教育の形は、基本的に先生が出した問題に答えるというやり方が多い。
正直そんなものChatGPT があればいくらでも答えを導き出せる。
そんな中いかに自分の中で社会や日常生活での疑問を立てられるかが大切になってくる。前回のnoteでも述べたように物事を色んな方面から見ることが大切になってくるということだ。
ネタバレをかけない分この本を読んで自分の思ったことを全力で書こう。
本来の学びはとても楽しいもので、自分の興味やワクワクを最大限に感じることのできる素晴らしいものだ。しかし、現在の教育は少なからず自分は縛られ、評価され、自分の学びたいことが十分にできる環境では無いと思っている。
でも、現在の自分はとてもありがたいことに自分の学びたいことにフォーカスでき、興味のある分野をとことん極めれる環境に来たと思う。
詳しくは「多分留学に来ていない。」を読んでもらえるとわかると思う。
そんな環境にいるからこそ新しい目で世界を見ることができ、新しい興味のあるものがどんどん見つかっていると思う。そう言った意味では今、自分は最先端の教育を受けることが出来ているんだなと実感している。
時代や常識に逆らうことはとても勇気がいることで、恐ろしい。
でも本当に世界を変えたいのなら、自分の興味やワクワクを尊重し、誰の目も気にせず熱中できることを選択するべきだと思う。
一男子高校生の目線で行くと、それはとても難しく、親の考えや周りの目を無視できる環境ではないことはよく理解できる。でも自分の興味、ワクワクを尊重したい。
恐らくこの本を読んだ同世代の人たち、どの世代の人でもこれに少なからず悩むことだろう。その解決策も僕はもう見つかりそうだ。
その悩みを乗り越え、自分が成し遂げたと思った時にこの答えをnoteに書いてみようと思う。そして今僕はその第一歩を踏み出すところにいる。
世界を変えるには最初に自分を変える。自分が変われば世界が変わる。
と自分は思っている。
まとめ
この本を読んだことで自分は新しい目をゲット出来たと思う。
学びの本質も知れたことと同時に今までの自分の疑問をスッキリさせてくれたこの本と
お勧めしてくれた父に感謝している。
いつかこの文章も新しい目で見ることができる日が待ち遠しい。
そしてここに自分は将来世界の常識をぶっ壊し、世界中の人々、動物、地球に存在しているものすべてがもっと幸せになるような世界を作ることを宣言する。