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多分僕は留学に来ていない。

カナダに留学に来てもうすぐ3か月が過ぎようとしている。最初の二ヵ月は勉強をせず、遊んで楽しく過ごしていた。二か月が過ぎ、カナダには日本人が多いことも知っていたが、ほぼすべての授業に日本人がいる。そしてスマホから目に入る情報も日本語が多い、正直それを言い訳にしてる部分も心の中にはあるのだろう。だけど自分の中での罪悪感と何故か日本人との関係でいろいろ考えている自分がいた。なぜお金を払ってもらって来たカナダでこんな事を考えなくちゃいけないのだろう。そんなことを考えても時間は過ぎていく。せっかく来たんだ有意義なものに絶対にしてやるという思いはあった。

美術館でアンコールワットを見れるとは、

有意義とは
でもある夜いろんなことを考えてるうちにある疑問にたどり着いた。「有意義なもの」とは自分の中でなんだろうと、留学に対する考え方とは人によって様々だと思う「英語を話せるようになりたい」「海外の友達を作りたい」「海外の高校生活に憧れてた」など人それぞれ違い留学に対する解釈も全然違う。今の学生は昔より、留学や国際交流に関して関わったり聞く場面が多くなったと思う。それと同時にカナダやアメリカなどは留学先として有名なイメージがあり実際に行く人も多い。自分の長所でもあり、まぁ見方を変えればよくないところでもあるのが「大きな理由がなくてもとにかくやってみる」という性格だ。自分の場合絶対に、大きな理由がなくても行動を起こした後に理由や目的、結果、学びを得ることができる。なぜなら行動を起こした後に得られるものはたとえ大きな失敗や挫折であってもそれは経験であり学びになると自負しているからだ。正直カナダに来たのも大きな理由はない、留学に行く前「なんでカナダに行くの」「なぜこのタイミング」などの質問をされたら恐らくちゃんとした答えは伝えれていなかったのだろう。
でもここに来た理由は来てみれば分かる。来ないとわからない。という自信はあった。大暉にとっての有意義とは行動を起こした後のすべての出来事だと思う。これを書いているこの瞬間も自分にとっての有意義なものになる。

きっかけ
最初の二ヵ月、勉強は一切手を付けてなかった。おそらく自分は勉強という言葉に枠組みされたすべてのものが嫌いだった。しかし自分は「学ぶ」という言葉に枠組みされるすべてのものが好きだ。そういう意味では二ヵ月の中で何かは学んでいたのだろう。しかし最初の二ヵ月が終わり形として成果はあまり出ていなかった正直焦った。そこで真剣にここに何をしに来たのか考えたそれと同時にどうやったら誰よりも成長し、差をつけれるか考えた自分には明確な「何になりたいのか」俗に言う夢はなかった。自分には必要ないと思った。大事なのは「どうなりたいか」であってそれを追求していた。正直、前までの自分は「何になりたいか」を気にしていたと思う。学校でも夢を考える時間や大人からも「将来何になるの」という質問をされる機会も多かった。だからいろんな旅をして「何になりたいか」を探していたんだと思うでも見つからなかった。そこで得たものは自分の価値観であり「どうなりたいか」だった。よく将来何になりたいのと聞かれて「すごい、すごい人」になりたいと答えている。あまりにも抽象的で高確率で笑いをとれる。でも自分にとってこの「すごい、すごい人」とは特別なものであり、自分の性格を象徴するようなものだと思う。そして不思議なことになれる自信はある。そしてカナダに来てこの自信につなげる為にするべきことが見つかった気がする。そういう意味ではこの「すごい、すごい人になる」という夢はいいきっかけになった気がする。

カナダで見つけたやるべき事
カナダに来て自分の興味のあることや好きなことを思いっきりやれる環境に来たと思う。正直に言うとカナダの高校はあんまり得られるものがない。
一限目の英語の授業は日本人も多くて日本語にあふれているそして分からなかったことなどは頼ってしまう(良くない)そして二限目はなぜかクッキングクラス恐らく先生方は自分に料理を学ばせ日本料理屋をカナダで営んでほしいんだろう。そして三限目は数学、中学で習った内容をずっとやっているので案の定自分のあだ名は「Smart」だ。そして4限目は体育、楽しい。ただそれだけ得られるものは強いて言うなら料理スキルぐらいだ。学校に行く意味あるのかと疑問になるほど得られるものが少いだけでなく、日本の高校生よりも勉強する時間が短いことによる焦り(日本の高校の時、大して勉強していなかった自分が言うのだから相当まずい状況にあることは理解してくれるだろう)

しかし、見方を変えれば学校の勉強やテスト(簡単すぎる)に重点を置く必要がない分、自分の学びたい教科や得意な分野を見つけそこに最大限集中することができる。(エッセンシャル思考を中学の時に読んどいてよかった)

そして今、最大限の集中で取り組んでいるのは、
大暉という人間の軸をしっかり明確にすることだ、そのためには様々な知識を取り込み、今までの自分の考えを見失わずそれをもっとより良いものにするということだ。特に本を読むことは沢山の知識を取り入れることができるすごくいいツールだと思う。正直今までの自分はたくさん本を読む人間ではなかった。少し出遅れた感はあるが今始めなきゃもっと遅れるぞというマインドで楽しく読めていると思う。それに加え世界を学ぶことにした沢山の国に行かしてもらって得るものはとても大きく多かった。そして今はその得たものを整理し、今の経済、政治、環境を見ていくために歴史や文化をしっかり学んでいこうと思う。歴史を学ぶにあたり忘れてはいけないのは、国ごとや地域ごと細かく言えば人ごとに歴史に対する考えや思いは全然違うということだ、日本で習う歴史が全て正しい訳ではないし国によって解釈が違うということは理解した上で学びたい。(だからこそ歴史の授業をカナダで受けたかったのにクッキングにされた。やる気出るわけないだろう)
この文章を書いていることも自分の中では良い学びになっていると思う。本を読んでその作者の世界観や表現方法に触れ、自分でももっと文章を書きたいモチベが限界に達しているのでここで発散している笑。この留学日記的な文章を書くことでこれまでの自分を振り返り何をやるべきなのか明確になると思う。

めちゃめちゃ興味深い内容だった

何を芯として生きるか
これまで15年間生きてきて沢山の経験、沢山の人たちに恵まれてきた。正直、中学二年生まではほぼ何も自分の芯に持っている何かは現れていなかったと思う、中学三年になって心も大人に少しずつ成長していく過程で、自分と周りの大人との視点や知識の差に悩む部分も少なくはなった。そりゃあ生きてる年数が違うもんという答えに至りそうになったが堪えた。頭がおかしいほど負けず嫌いな自分はだいぶ考えた。今の自分の考え方は「優れて異なる」この考え方が一番芯にあると思う。前まで「優れるな、異なれ」という言葉が一番すきな言葉だった。でも沢山の経験と沢山の人と話したり話を聞いていく中でただ異なっているだけではダメだと、だったらしっかりと知識や自分の考え方自分のどうなりたいかという姿をしっかり明確にしてそれを磨いて、自分をしっかり持って異なろうと考えるようになった。だから読書や自分の興味ある分野を学んで事実に基づいた知識をつけていきたいと考えている。これからの経験や学びによって自分の芯が磨いていけると思う。

僕は留学に来ていない。
なんでこんな意味のわからないタイトルにしたかというと、正直に言って3割ぐらいはこの刺激的なタイトルによって少しでも多くの人が見てくれるかなぁという甘い考えがある。(こんなので沢山読んでくれるとは思っていない期待しているだけだ)とはいえ7割は本当に最近考えていることだ。留学という定義は人によって違うと思う。というより何を目的にするかが違うと思う。そんな中みんなは「英語習得」や「海外コミュニティーを作りたい」「海外生活に憧れが」などの理由が多くの留学生の留学に対する目的だと言ったが、それは本当にそうだと思う。でもここまでカナダでの生活をしてきて自分には当てはまらないと思った、自分の長所である目的を決めず直ぐ行動は後から目的を簡単に変えられるのが利点だ。そして今自分がここに来た目的は「15歳から16歳への移り変わりの中で自分のことを客観的に見る目を変える為にここに来た」だと自分で思っている。(この目的をもう少し簡潔にできる人がいたら教えてください)自分の中でこの半年間を含めた15歳の日々は「大人」という誰かが決めたのかも分からない枠組みへの大きな一歩目だったと感じている。実は今これを書いている瞬間は自分の誕生日の4日前だ。それもありこの15歳という日々と15歳と16歳の移り変わりをカナダで過ごすこの留学の目的はとても重要なものだったのでもし自分の留学の目的に文字をつけるならこれになった。

やはり自分が身体的にも精神的にも成長していく過程で自分のことを見る目も変変っていった。自分の思いを上手く言葉に出来ないときや、周りの大人との知識、考え方の奥深さを実感したとき自分のことに対して悲観的な目で見てしまう日もあった。しかしカナダに来てそこのギャップや知識不足
をどうにかして埋めようと考え今はそっちの方向にモチベが向いている。
そういった意味では自分のことを客観的に見る目が大きく変わったと思う。
日本に一時帰国した年末年始、身の回りにいた尊敬している方やめったに会えない素晴らしい方に会う機会が沢山あり、自分の成長を見せようと張り切っていたまぁ部分的には自分の成長を見せることができた。しかしまだギャップだったり彼らの考え方や知識に圧倒されることも多くもっと学び続けなきゃと実感した。
残りのカナダにいる時間は半年ほどこの半年が自分にとって、とても重要な半年間と自分の感覚でわかる。次の夏からはインドネシアでの留学を考えている。インドネシアでは自分の将来へのビジョンの一歩目、自分の生涯目標を形にしていく第一歩目にすると決めているのでいかにこの半年で同年代より異なった考えを持ち、尊敬している人の考え方や持っている知識などを吸収できるかが勝負の半年間だと思っているのでここに決意表明しておく。

まとめ

この思いを持ってカナダにいるのでたぶん自分は留学に来ているのではなく、自分はカナダに時間を得に来てると考えました。(こんなこと言ったらマミーに怒られそう)まぁこの時間を得に来てるにはいろんな思いがあるのでそれは将来自分が「すごい、すごい人」になったときに本出します笑

とりあえず明日は学校なので授業中はサボって本読むか、尊敬している人の
動画とかブログとか見て自分の脳みその中で学校という概念をぶっ壊し自分の世界でやりたいことやります。

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