春の週末日記 ✜ カウントダウンの日々 ✜
お別れ前の最後の投稿です。
どうぞごゆっくり ^_^
いつも周回遅れでお見えになる方、
お待ちしてましたが、ちょっと遅かったですね、
ご挨拶ができず、残念でした。
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4月12日(金曜日)
近くの、、里山では、桜が散って山ツツジが咲き乱れる季節になった
これを逃す手はない
おもむろに身支度をして山に向かう
夏を思わせる陽射しの中、久しぶりに汗を拭きながら登る山道が楽しい
目に染みる山ツツジの薄いピンクと若葉の黄緑色、そして鳥のさえずり
新年早々の災害のニュースに心を痛め、いつも以上に長く感じた冬
こうして穏やかな自然に包まれる幸せなひとときが格別なギフトに思える
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4月13日(土曜日)
今年初めてコンサートホールに足を運ぶ
ベートーヴェン ピアノ協奏曲5番
「皇帝」
リヒャルト・シュトラウス
「アルプス交響曲」
プロオケにしてはポピュラーな選曲だが、それも春の祭典にはふさわしい
何はともあれ、華麗なる管弦楽の響きに酔い痴れる幸せ
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4月14日(日曜日)
美術館で時を過ごすのが好きだ
とりわけ季節にふさわしい企画展が用意されている時はなおさらだ
特別企画展『ブルターニュの光と風』
美術館はいつも美しい光と華やいだ空気に満ちている
ブルターニュ地方は、印象派の画家たちが好んだ南のアルルやエクサン・プロヴァンスとは異なり、大西洋に突き出したフランス北西部の半島だ
海の香が漂う風と光を感じながら、訪れたこともない19世紀のブルターニュの街をそぞろ歩く
近頃の美術館は写真撮影が自由になったのが嬉しい
『さよなら、ゴーギャン』
(ポール・セルジュ)
僕たちはそこで思いもかけずゴーギャンやポール・セルジェやモーリス・ドニに出会い、しばし彼らと哀感を共にする
美術館で過ごす楽しさは、そういう贅沢な時間に浸ることができることだ
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美術館から庭園に出ると、惜しげもなく降り注ぐ光の眩しさに思わず息をのむ
こういうひとときを待ちわびて、長い冬の寒さに耐えてきたのだ・・・・
スケッチを試みたのだが、到底この自然の美しさに太刀打できるものではないと思い知り、モノトーンの素描の段階で早々に筆を置いた…