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摩利支天からの個性峰。

阿弥陀岳登山記②


八ヶ岳きっての個性峰

個性派のそろう八ヶ岳の峰々。赤岳、横岳、硫黄岳に権現岳。ひとつひとつが主役級、しかも個性派揃い。
そんな八ヶ岳の中でもひときわ個性を主張するのが阿弥陀岳。
他の峰々が主稜線上にあるのに対し主稜線から外れた場所にある。(そのため展望はピカイチ)そして山の形、重力に逆らうかのごとき出で立ち。
主峰、赤岳に一歩も引けをとらない存在感、それが阿弥陀岳である。

赤岳から見た阿弥陀岳

核心部

御小屋尾根上部、急斜面を一歩一歩高度を上げていく、鎖ではなくロープの設置された急斜面。素晴らしい展望となるが足元に集中しての登りが続く。
西の肩(摩利支天)に到着、切れ落ちた岩壁、向かいに阿弥陀山頂をとらえる素敵な場所で休憩する。

向かいに阿弥陀山頂
高度感ある稜線

休憩中一気に霧が吹き込み白い世界へ。さすがの阿弥陀岳、簡単には登頂を許さない名峰である。

権現岳方面
霧の西の肩

摩利支天から山頂へ。

摩利支天から対岸に見える山頂へ、森林限界を超えた岩稜帯の尾根を進む。高度感ある稜線を歩き梯子を超える、完全なる山岳地帯、これが八ヶ岳登山である。

梯子
振り返ると大迫力の中央稜

山頂

別荘地から尾根に急斜面。長い道のりを思い出しながら山頂へ。
2805mの頂から大展望を楽しむ。美しき主峰赤岳。八ヶ岳の峰々。阿弥陀の頂に立つ喜び。
太古の崩壊前は3400mを超えていたと言われる古阿弥陀岳に想いを馳せる。

赤岳


山頂
八ヶ岳の山肌
主稜線

下山

阿弥陀如来様、お地蔵様、石碑。独特の雰囲気の山頂は長くその場にいたい素敵な空間である。
ゆっくりと下山を開始する、長大な御小屋尾根を下だる。登りとはまた違う絶景を楽しみながら。

摩利支天へ向かう
御小屋尾根、奥には諏訪湖

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