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野球って声出す意味ある?

野球部は声が大きくてうるさい。そんな印象を持っている人が多い。サッカー部は走りながら声を出しているから大変だと思う。しかし、その分必要なことしか声に出していないと感じる。野球部は練習・試合中ずっと声を出しているが、果たしてあんなに声を出す意味はあるのか?それを記述していく。

声を出す理由を言うと、精神的に有利になるからだ。これはラグビーの「ハカ」を見ていただければわかるだろう。チーム全員で大きな声を出し、統一感、士気、相手への感謝、威圧感、勇気を出すことで勝利に向かっていける。実際野球やサッカーでは試合前にみんなで円陣を組み、チーム全員で大きな声を出している。


声出しすぎじゃないの?

声を出す意味がわかったところで、みんなが一番思っている「声出しすぎ問題」に触れていく。野球の練習を見ていると、みんなで足を揃えてのランニングと声出しが頭に浮かぶ。そして、アップ・キャッチボール・ノック・バッティングなど色々なところで声を出している。学生野球ではベンチからの声もすごいだろう。あんなに声出して疲れないかと心配するが、やっている人からするとめちゃくちゃ疲れる。けど、指導者が怒るから声出しを辞めない。これがいちばんの原因だと思う。


なぜ指導者は声を出させるのか?

一番の理由は試合に勝ちやすいからだろう。最初に挙げた声を出す理由に加え、試合中に声を出すことで相手にプレッシャーを与えてパフォーマンスを下げることができる。特に、高校野球までの年齢だと声のプレッシャーをかけることでストライクが入らない投手が多い。高校野球まではトーナメント形式の試合が多いため、勝つためなら合法的にどんな手も使うだろう。そのために練習から大きな声を出させて、チームを勝たせるようにするのだ。

そんなに勝ちたい?

勝ちたいさ。特に私立強豪校の指導者は職業監督のため、勝てなければ自身の首がとんでしまう。勝つためならなんでもさせる。最近はこの勝利至上主義の考えが問題になっているが、この問題はまた今度取り上げる。野球の声出しには根本的な問題があることがわかってもらえたら嬉しい。

結論

最初の結論に加えると、声出しは意味があるが過度な声出しは選手のパフォーマンスを下げ、レベルが上がるごとに意味のないものになっていく。声を出しすぎて熱中症になった選手もいるから、過度な声出しを強要するのではなくチームを鼓舞する声を出せばいい。みんなも声を出すことに対し自身の考えを出してほしい。

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