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【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』②大学生活編

【都内ホテルの部屋】
千夏「いやぁー疲れたね、勇作、よいしょっと」荷物を置く
勇作「なっ何でツイン?・・・・」
千夏「だって、明日からずっと同じ部屋でしょ」
勇作「そっ、そうだけどぉ、こ、心の準備がまだ」
千夏「相変わらずだねぇ、中学生かよ、ご飯食べに行くよ、早くしてよ」
勇作「うん」
【ファミレス】
千夏「ねぇ勇作、明日から二人で生活するでしょ」 「だから、ルールを作ろか、二人で、ねっ」
勇作「ルール? そんなのいるかなぁ、別にいいけど・・・」
千夏「じゃあね、まずは掃除、それぞれの部屋は自分でするとして、共有の台所、リビング、
居間、お風呂、トイレ、玄関、あとゴミ捨てね」 「それから、食事、買い物、あっ洗濯もだ」 「色々あるねぇ」
勇作「うぅぅぅぅぅ、おなか一杯だぁ」
店員「お待たせしましたぁ」
千夏はハンバーグセット、勇作はカレーライス
千夏「わぁー美味しそう」 「勇作の一口ちょうだい、あーん」
勇作「や、やめろよぉ、は、恥ずかしいよ」
千夏「もぉ~、勇作ったら、すぐ真っ赤になるんだから、この調子だといつまでかかるの
かしらねぇ」2 人は食事を終えてコーヒーを飲んでいる。
千夏「ねえ、さっきの続きなんだけど、どうする?」
勇作「うん、俺は食事と洗濯は無理だから、掃除とゴミ捨て、あと買い物するよ」
千夏「じぁ私は、食事と洗濯するね、決まり!」「食事は毎日 3食はきついなぁ、休みの日は外で食べようか?」
勇作「お金かかるよ」
千夏「結構ケチだねぇ、じゃあ勇作も手伝ってよ」
勇作「わ、わかったよ」
千夏「さてと、コンビニ行こう」
勇作「アイスとポテチでしょう、太るよ」
千夏「女の子に何てこと言うのよ、勇作のくせに」「罰として、ここ勇作のおごりね」
勇作「えぇ〜っ! ずるいよ〜千夏ちゃん」
千夏「あはははははは、あー楽しい」
2人はコンビニで、カップアイスとポテチ、コーラを買ってホテルの部屋に戻った。
千夏「そうそう、大事なルール忘れたよ」
勇作「えっ! まだ何かあるの?」
千夏「ほら、あれだよ、あ・れ」
勇作「あ、あれってなんだよ」
千夏「顔、真っ赤だよ、何想像してるの? エッチなことでしょう」 「生活費のことだよ」
勇作「ふうー、そうだね」
千夏「とりあえず、家賃、光熱費込みで3万円ずつにしようか、私が通帳作って管理するよ」
「余ったら貯金して温泉でも行こうか」 「なんか新婚みたいだね、ふっふふふ」
「勇作はそれでいい? 3万円で」
勇作「いいよ、お願いするよ、自分だけだと全部使っちゃいそうで助かるよ」
「残りは2万円かぁ」
千夏「漫画とかゲームとか、買いたい放題だと思ってたんでしょう、駄目だよ無駄使いは」
勇作「そ、そんなこと考えてないからぁ」
千夏ちゃんは、ほんとに心読めてるんじゃ・・・
千夏「さて、お風呂に入ろかな」 「一緒に入る?」
勇作「えっ、無理無理、狭いしー」
千夏「ふぅーん、お風呂が広ければ入るんだ、一緒に」
勇作「ないない、広くてもないからぁー」
まったく、男をなんだと思ってるんだ千夏ちゃんは、はぁ~
千夏がお風呂の間、勇作はテレビを観ている異世界ものアニメ「転生したら片思い」
千夏「勇作ぅー、タオルとってぇー」
勇作「えっ、何で持って入らないかなぁ」タオルを持ってバスルームのドアをそっと開け、
タオルだけを差し入れる。
千夏「ありがとう」 ちっ、今日はここまでにしておくか
【ホテルの部屋、朝】
勇作「わぁー、な、何で俺の布団に、千夏ちゃん!」
千夏「おはよう、勇作」勇作が掛布を引っ張って体を隠す
千夏「きゃぁ、寒いでしょう」千夏は下着姿であった
勇作「ご、ごめん」勇作は、飛び起きてトイレに行ったそして、鼻血を止めていた
千夏「ちょっと刺激が強すぎたか」
勇作がトイレから出ると千夏は既に服を着ていた。
千夏「大丈夫? 私顔洗うわね」
勇作「は、はい」
2 人はホテルをチェックアウトして マンションの不動産屋へ向かった。
【不動産屋】
不動産屋の社員「いらっしゃいませー」
勇作「今日からお世話になる、西方です。マンションのカギを受け取りに来ました」
「こっちは、同居人の高木千夏です」
不動産屋の社員「彼女さんと同棲ですか? いいねぇ、じゃぁこの書類にご記入をお願いします」
【二人のマンション】
カギを受け取った 2人は部屋に向かう、勇作がカギを開けると
千夏「勇作、抱っこしてくれないの?」
勇作「なっ、何言っているのぉ~」
千夏「本気だよ、ほらほら早くぅ~運送屋さんくるよ」
お姫様抱っこをする勇作は千夏をやっと抱き上げた
勇作「う~うう」千夏「重いって言ったら殺すよ。笑顔笑顔、アハハハハ」
引越業者「おはようございます、荷物をお届けしました、フフ」
勇作は慌てて千夏をおろした。2人は、部屋で荷物の置き場所を指示した。
引越業者「これで全部です、ではこの書類にサインをお願いします」
「ありがとうございましたぁ、ではお幸せにぃ」
千夏「お幸せに、だってフフ」
勇作「ふぅー疲れたね」ぐぅぅぅぅぅ、勇作のお腹が鳴る
勇作「千夏ちゃん、ご飯食べに行かない」
千夏「うん、あそこのイオンモールにいこ」
イオンモールで食事を済ませた 2 人は、部屋に戻って荷物を粗方出し終えて生活出来る
ようにした。部屋は、千夏と勇作の部屋は別々で、キッチンとリビング、バス・トイレは別々、
ベランダがある。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機などの家電が賃貸
契約に含まれていた。
千夏「日用品は明日買いにいこうね」 「夕食はどうする?」
勇作「疲れたから食べに行こうか」
千夏「ねぇ、コンビニのお弁当にしない、うんそうしよう、ね」
勇作「またアイスとポテチとコーラ買うんでしょ」
太るとは言わない、どうだ千夏ちゃん
千夏「違うよ、プリンと歌舞伎揚げとカルピスソーダだよ」
勇作「なっ、どこが違うんだよぉ、ほとんど同じじゃん」
言うだけ無駄だ、と思う勇作だった。
コンビニで買った弁当を食べ終えて、二人でソファに座ってテレビをみている。
勇作の携帯が鳴る。
勇作母「あんた何で電話してこないのよ、千夏ちゃんは無事なの?」
勇作「うっ、ごめん、忘れてた、荷物出しが一日かかって疲れちゃって」
勇作母「お疲れ様、たまには電話するのよ、千夏ちゃんはちゃんと家に電話しているに、
あんたはもぉ~、じゃぁね」
勇作「わかったよ、おやすみ」
勇作「かあさんからだった、千夏ちゃんは電話してるのに、って怒られた」
千夏「フフ、ドジだねぇ」 「私、お風呂入るね」 「一緒に入る?」
勇作「いっ、いえいえいえ、一人でゆっくり入って」
千夏「はいはい、入りたかったらいつでもいいからね」
勇作は、自分の部屋で荷物の整理をしている。
お風呂から出てきた千夏が、ノックなしでドアを開ける。
千夏「勇作ぅ出たよぉー、入っていいよ」
勇作「いきなりドア開けるなよぉー、たまたま荷物整理してたからいいけど」
千夏「えっ、何でドア開けるとダメなのぉー、教えてよ、ねえねえ早くぅー」
勇作「普通駄目でしょうー常識として」 「風呂に入る」
慌ててパンツをつかんで風呂に行こうとする勇作だった。
千夏「何時でも部屋に来ていいからねフフ」 「顔、真っ赤だよ」
次の日の朝、また千夏が勇作の布団の中にいた。

つづく


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