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【小説Re:01】『君らは選ばれし戦士だ!!』④謎の就職先編

【次の日、面接場所】
女性職員「西方君、高木さんこちらにどうぞ」
勇作と千夏「はい」二人とも緊張している。
女性職員「お二人をお連れしました」
加治「ようこそ、内閣調査室の加治です」 「田所教授から評判を聞いてるよ」
「二人は、アツアツカップルで成績優秀、ひとが羨むリア充だってね」
「実は僕は、能力が 60%開発されてるんだ」
「だから君たちの頭の中の記憶や思考はすべて見えている」ジーと勇作を凝視した。
加治「ほう、君はまだ DT なのか? 珍しいな」
勇作「なっ、なぜ?」
加治「君らの毎日の生活が 5倍速くらいで見えたんだよ、インターネットや携帯の通話も感じるのだよ」 「君らは稀にみる清らかさだ、ほんとに清々しいとは君らのことだな、合格だ」
千夏と勇作「えぇええええホントですか?」
加治「ああ、僕は嘘はつかない」
 「給料は年収 1千万、勤務時間は 9:00~17:30、休憩 1時間、週休 2日、身分は特殊公務員だ」 「あと、高木さんが心配している子供のことだが、全然心配いらない」
 「ここには、0 歳から預けられる託児所がある、それどころか、保育園から大学まである、
この建屋の中にだ、しかも住む場所も温泉、病院だってある、どうだ、いい条件だろ?
君は子供を産むだけでずっと働ける」
千夏「すっごーい、ぜひお願いします。年収が高すぎるので仕事内容が気になりますが」
加治「それは、私を信じてくれないか」 「いくら君たちでも正式な手続きを済ませた後でないと話すことが出来ないんだ、すまない」 「それから、さっきの条件も秘密にして欲しい」
勇作と千夏「はい、分かりました、宜しくお願い致します」

【マンション】
千夏「びっくりして疲れたよ」
勇作「あぁ、何回も言っちゃうな、”びっくり”って」
千夏「あの加治局長って、イケメンだったね」「40 歳くらいかな、イタリアのハーフっぽいし、痩せマッチョだよね、しかもフェラーリに乗ってるんだって」 「あそこで仕事すると勇作もあんな風になるのかなぁフフフ、ちょっと想像したら笑っちゃった」
勇作「し、失礼な!」
 「それにしても、あと 3 か月で卒業、で就職かぁ」 「なんか夢みたいだな」
千夏「とりあえず、実家に帰って説明しなきゃね、そして引越だね」


         つづく


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