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色慾食堂inゆとりごっち 当日

9/29〜10/1の3日間にわたって行われる
ゆとりごっち祭。色慾食堂は3日間とも出店し50食を用意した。実際には60食分くらいあって全て完売することができました。
色慾食堂に来てくださった方々本当にありがとうございました。来てくださった方の中には昨日も食べたけど今日も食べたいとおっしゃってくれる方もおり、そういう声はとても嬉しく励みになりました。

食べた人に感想を聞くと様々な感じ方があってとっても面白かった。

食べた後の感触が口の中だけではなく手にも残ってる。
上手く手で食べれなくて手のひらいっぱい汚して食べた。
手って面白い、手をもっと労ってあげようと思った。
人に見られながら恥ずかしかった。
手のひらから命の感触を感じた。
本能に忠実になる感覚、自分の欲を感じた。食べることに集中した。
普段食べる時は右なのに無意識に左の手で食べてた。
2回目食べる時にもっと綺麗に食べようとする方ともっと手を汚して食べる方がいた。食べ終わった皿をティッシュで綺麗にして返す方。東南アジア渡航経験あり食べなれてる方。
手ではなくスプーンで食べたい方。最初は断固スプーンで食べてたが周りの人に言われ手に変え不思議感覚を味わう方。
スプーンを保険にもらって手で食べる方。

皆さんが本当に手で食べてくださるか心配でしたが、ほとんどの方が手で食べてくださりました。逆にスプーンで食べてる方の肩身が狭くなってるのがおかしくて面白かったですw


手で食べる女子大生

今回のカレーで何を感じるかは人それぞれ。各自が感じとってくれればいい。
このカレーでは自分の中の当たり前を崩すことにとって、自分の中の欲と向き合うきっかけになればいいと思った。ここに色慾カレーを通してちょっといいことがあったので記しておきたい。

お客さんの1人に自分の殻から抜け出せず
本心を出すことができなくて悩んでいる1人の女性がいた。
会場に来るのも迷ったのらしい。彼女にはスプーンも勧めたがスプーンなしで手で食べることを選んだ。
食後に話を聞かせてもらったが最初手を汚すのをすごく躊躇ったが手で感触できた。
しかし指の先端しか汚せれなかったとのこと。やっぱり思い切ってみることが怖く今回も殻から抜け出せなかったと落ち込んでいた。
僕は彼女の話を聞いて残念な結果とは思わなかった。むしろ彼女が会場で一番色慾カレーを堪能した気がしていた。彼女は毎日自分と向き合い戦っている、ゆとりごっちも来るか悩んだが足を運んだ。カレーもスプーンをもらうか迷ったが手だけで食べると決心できた。カレーも抵抗があったが手で食べ切ることができた。食べながら今の自分と対話し沢山のことを考えたのだろう。素晴らしい。
彼女と対話する中で自分の考え愚かさを伝えてみた。すると彼女の中でなにか腑に落ちて少し心が身軽になった様子だった。
色慾食堂を通して1人でも自分の愚かさが少しでも伝わってよかった。

仕事や日常で同じ過ちを繰り返していまい怒られたり、自分で自分を許してあげられない時がある。そんな時こそ自分の中の愚かさを見つめ直してほしい。
確かに今日自分は上手く生きれなかったかもしれない。
しかしその愚かさがあなたに幸せを感じさせたり、できないことができた喜びを増幅もさせてもいること。
また相手も同じ人間で愚かさを持ってるということ。

大事なことは思ったよりも単純でシンプルだ。
僕は自分の愚かさが嫌にもなるけど、
愛おしくも思います。

最後までお読みいただき誠にお粗末様でした。

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