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そんな暮らしの中で

雪の予報を聞く度に頭の中をループする曲がある。それは風の「そんな暮らしの中で」という曲である

この曲に


2センチ足らずの雪が
科学の街 東京を
一日でぬりかえる

という歌詞がある。この曲を初めて聴いた時から、大好きな1節である。雪という自然と世界でも有数の大都市東京の対比。その巨大な人工物を埋め尽くす雪。その雪の中でも日々の暮らしを営む人々。こういう情景が浮かんできて心が温かくなる。

で、この24日、仕事で東京出張。この曲を頭の中でループしながら新幹線に乗車。最強寒波到来の予報だったので覚悟して上京したのだが、思ったほど寒くなかった。

お昼前には陽も差してきて穏やかな陽気となり一安心。

しかし、夕方に風が出てきた。日が落ちる頃になると突風が吹き始めた。のんびり「そんな暮らしの中で」を歌っている状況ではなくなってきた。

予定を早めて帰宅の途につくことにした。新幹線の予約も繰り上げて乗車。

最近、東海道新幹線も停電などのトラブルが続いている。そのため20000mAhのモバイルバッテリーを持参していた。さすがに20000mAhの容量ともなると重たい。更にモバイルバッテリーで発熱するコートを着用。停電になってもなんとかなるはず。

結局、私の場合2時間程の遅れで済んだが、京都の在来線では満員電車に10時間閉じ込められる事態も発生したとのこと。在来線での缶詰め状態はきつすぎる。もっと早く対応できなかったのだろうか。

どうもポイント切り替えの故障があちこちで多発したのが原因のよう。私の乗った新幹線の遅れも兵庫の相生駅でのポイント切り替えの故障だった。関西のJR以外の私鉄各社は融雪器を前もって設置していたので大きなトラブルはなかった。JR西日本が融雪器を設置しなかったのは、降雪量の予報が融雪器の使用基準を下回っていたからとのこと。難しい判断だと思うが、関ヶ原付近や琵琶湖周辺の路線は他よりも基準を低く見積もるなどの改善が必要だと思う。

降雪量の世界ランキング上位3位以内は全て日本の都市らしい。日本は思っている以上に雪国なんだと改めて実感した次第。

雪の中、電車が到着するのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20161232356post-9883.html
から引用させていただきました。

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