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必要な時間と余剰時間が違う健常者としょうがい者

 器具や本人の努力で、健常者と同じことができるのだとしても必要な時間が違う。
 たとえば脚に障害のある人の場合、外履きにかえて玄関の鍵を閉めるのに5分近く、あるいは10分以上かかる人もいる。
そんなふうに、同じ目的地に道を歩いてバスや電車に乗って向かったのだとしても、大抵健常者とされる人より時間がかかることをもっと一般的に認識されてもいいと思う。
 「時間がかかるなら早く始めればいい」が、一般的な世間の考え方だけど、それだと健常者ほど休息や他の事をする時間がなくなるかもしれないことを意識の外へ追いやらずに考えなくてはいけない。
 積み重なった差は広がって、健常者の一時間を彼、彼女達がどれくらいかかるものなのか考えてみてほしい。同じように生活したらどのくらい差が出るのか、それを考えなくては障害者の生活や雇用は行き詰まったままになるだろう。

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