![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146630993/rectangle_large_type_2_29b76fc4bd1f752527a18c8a3a4253df.jpeg?width=1200)
ここにきて改めて
自分でいうのもなんだが、まぁ人には優しい性格だ。
それは自分の気の弱さの裏返しでもあるが、あまり人を責め立てたり、追い込んだりというのは好きではないし、出来ない。
落とし所は大切だよね、とも思う。
ただ譲れない一線みたいなものはあって、一度でも「お前ちょっといい加減にせいよ」などと思ってしまうと、もうその人とはあまり仲良く出来ない。
外ヅラと違ってわりと好き嫌いもある方だと自覚してもいる。
要するに、性格は穏当だが、友達は少ないし、そんなに人づきあいも良くないタイプである。
生活心情的にはやや保守的で、株だの資金運用だの借金だの投資だのには手を出さない、いや出せない。せいぜいが定期預金である。
ヤフオクで物を買ったことはあるが売ったことはない、メルカリはちょっと怖い。
決済はクレジットカードどまりで、基本的に現金原理主義である。
政治的にははっきりと左だろう。
親の影響もあろうし、時代の影響もある。
しかし一番大きいのは、クリエーターとしての自負だと思う。
だって体制側のアーティストなんてダサすぎるだろう、とずっと思ってきた。
そうやって生きてきて、特に社会から疎外されたという意識はないが、まぁ自分が世の中の趨勢からずれていることはなんとなく分かっていた。
世間で持て囃されているものに、全く感心できないようなことも多かったし、選挙で入れる候補は明らかに落選する方が多かったからだ。
それはそれで仕方なかろうと思ってきた60数年の人生だが、それにしても最近いよいよ自分がマイノリティーになってしまったと感じることが増えてきた。
テレビを見ていても、お笑いは面白くないし、バラエティーに至っては不快感の方が先に立つ。
日々のニュースは気が滅入るばかりだし、インバウンドだ、ふるさと納税だ、新NISAだと騒ぐ連中の気がしれない。
政治に至っては何をか言わんやである。
もちろん歳をとって、世間一般の感覚とずれてきた、ということなのかもしれない。
だが、人口比で言えば我々世代は、まだまだ主流のはずではないか?
これはもう、わたし個人の感覚と世の中の感覚が決定的に相いれなくなったと言わざるを得ない。
ただ、今更自分を世の中に合わせる気はない。
毛頭ない。絶対ない。これっぽっちもないのだ。
こういうのを老害のぼやきというのだろうか?
それもよかろう、穏当にニコニコしながら、時々ぼやき続けてやろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?