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がんサバイバーのENGLISH JOURNEY#7 突然の転機

こんにちは、yatch(やっち)です!
今回はクラウティのレッスンを受講していた10カ月で転機となった話をお送りします。



まるでエンターテイナー


クラウティを受講した10カ月間で一番長くお世話になった先生がいました。
ふとした仕草が小田切ヒロのように個性的で、とにかく明るくいつも楽しませてくれる先生でした。歌う事が大好きな様で、レッスン中に先生が大好きだと言うマイケル・ジャクソンの【Ben】とアナと雪の女王の【Let It Go】を歌って美声を披露してくれた事もありました。
彼のレッスンはまるで1つのエンターテイメントの様でした。
そしてずっと不思議だったのが、この先生の英語は私の英語力でも日本語の様にスラスラ聞き取る事が出来た事です。
他の先生のようにリスニングに集中する必要が無いからか、割と友達と話している感覚で気軽にレッスンを受ける事ができていました。

返答に困った出来事


クラウティでレッスンを始めて7カ月が過ぎた今年の1月、先生が【一年後に日本に働きに行く】と教えてくれました。
「工場でも構わないから働きたい」と目を輝かせて話す様子を見て、私は何も返事を返すことができませんでした。
この円安の時期に日本に来たいと思う事にとても驚きました。大変だろうなと思いましたが、以前に使う単語を微妙に間違えて結構きつめに訂正された経験があったので、その事を思い出すと何と返答してよいのか困り、とりあえず「へー」と日本語で返してその場をやり過ごしました。
先生は「一年後だから、辞める時は前もって教えるよ」とも言ってくれました。
丁度その頃私もレッスン内容を変えたいなと考えていました。
この先生のレッスンは楽しいのですが、レッスンを通じて身に付けられる情報量をもっと増やしたいなと感じていたからです。
特に他社で提供されている【Daily News】のレッスンはとても有益な感じがして、受けてみたいなと思っていました。
でも楽しさのあまり、なかなか他のオンライン英会話に変える事が出来ずにいました。
先生が一年後に辞めてしまうのなら、その前に私が先にクラウティを辞めて他のオンライン英会話に変えようかなと思い始めていました。
先生に「3月まではいますよね?」と再度確認したところ「Yes」と返答が来ましたが、彼はその【3月】というキーワードにとても引っかかっている様子でした。

サヨナラは突然に


そろそろ本気でオンライン英会話の会社を変えようかと悩み始めた3月のある日、その日を境に先生のレッスンが予約表から消えました。
最後のレッスンの時に、翌日のレッスンの予約ができなかったと伝えると、「明日は予約で埋まっているから明後日取って」と返ってきました。
私はそれを聞いた時、ブロックされたのか、辞めるかのどちらかだろうなと思いました。理由は、私がたまたま予約開始丁度に画面を見ていたのに先生のレッスンが見当たらなかったから、そして大変失礼ながらこの先生は毎日予約で埋まってしまう類の先生ではなかったからです。
とても残念でため息交じりではありましたが、最後は笑顔で手を振って終わりました。
画面を消した瞬間、とても落胆したのを覚えています。
しかし、先生のいなくなった画面をぼーっと眺めていると、ふとあることに気づきました。
【この先生のレッスンが楽しかったのは、私が彼の話す英語を殆ど理解できたから。そしてその私が殆ど理解できた彼の英語は私が知っている表現ばかりで出来ていたから】だと。
この時初めて英会話にもレベルがあるのだと気付きました。
この一カ月半毎日のように受け続けていたレッスンは、自分の知っている表現ばかりで殆ど成長していなかったのではないかと思うと、とても焦り始めました。
私はすぐさまクラウティの画面を閉じてDMMの体験レッスンを予約しました。
ずっと楽しさを優先させて成長が止まっていた私にとって、とても悲しかったこの別れは、とてもよいチャンスへと変わりました。
レッスン中予期せぬ質問が沢山飛んできて、答えられずに頭を抱えていると、いつも諦めずに文を作るよう励ましながら、発言出来る迄待ってくれた先生でした。
最後の別れを思い出すと、何となく真意は疑わしいなと思う事もありますが、持ち前の明るさで楽しいレッスンを提供してくれた事、そして【もっと自信を持つべきだ】と教えてくれたことに対してはとても感謝しています。
レッスンの時の会話を思い出すと、何となく今頃日本のどこかで働いているのだろうなと良いように解釈しています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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