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【ネタバレ有り】「哀れなるものたち」映画感想

※「哀れななるものたち」はR18+指定映画です。性描写やゴア描写がかなりあります。苦手な方は注意!!


第96回アカデミー賞ノミネート

なんといっても第96回アカデミー賞ノミネート数最多(ヤマシタ調べ)

・作品賞
・監督賞(ヨルゴス・ランティモス)
・主演女優賞(エマ・ストーン)
・助演男優賞(マーク・ラファロ)
・脚色賞(トニー・マクナマラ)
・編集賞(ヨルゴス・モブロプサリディス)
・美術賞
・撮影賞
・作曲賞(イェルスキン・フェンドリックス)
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞
・衣装デザイン賞

11個もノミネート!
引用元(https://eiga.com/movie/99481/) 2024/1/28 最終アクセス20:00


時間帯・客層

1/28(日)
・14時半~17時ごろ
・30人ほど
 30代~50代(夫婦で来ている人、女性同士で来ている人が多かった)

俺的ざっくりストーリーあらすじ【重大ネタバレ有り】

自殺をした妊婦女性が天才外科医ゴッド(ウィリアム・デフォー)により蘇生した女性「ベラ(エマ・ストーン)」
その際に脳を身籠っていた赤子の脳を移植した為、肉体年齢と精神年齢が解離してしまう。
この蘇生は、望まれたものではなくゴッドによる興味による実験で行われたものである。
この実験の記録係として医学生マックス(ラミー・ユセフ)がベラの付き人ように接している。だんだんとベラに知識欲が湧いていき監禁状態がベラが「外を見たい」と言い出す。
ひょんなことから、記録係のマックスがベラと婚約関係となるためにゴッドの館へ訪れた弁護士ダンカン・ウェダバーン(マーク・ラファロ)彼にそそのかされて(?)マックスの制止を振り切り旅に出る

リスボン
ここでは、ベラとダンカンと熱烈ジャンプ(SEX)をしまくる。新しい快感、知らない食べ物(牡蠣、エッグタルト)、つまらない世間話に触れ吸収していく。他にも、美しい音楽、ダンスの楽しさ、暴力を目のあたりにする。楽しいことをどんどん吸収していく、自由奔放なベラにダンカンは気が気ではなさそう。


ダンカンに強制的に船に乗せられたベラ、そこで自信と価値観が異なる老婦人のマーサと黒人の青年ハリーと出会う。
その二人に刺激され議論、哲学、読書の楽しさを覚え、激烈ジャンプよりも読書を取っていくベラに対しダンカンは「今までの可愛らしい話し方ではなくなる」と言うが無視。

アレクサンドレア
ハリーに連れられベラが見たものは、貧困に喘ぐ民や亡くなった赤子の山にを目のあたりにしてショックを受ける。自分は恵まれていることを知り、ダンカンがカジノで大勝ちした。お金をすべて、船の乗務員にスラムの人に渡した。おそらくお金は乗務員に懐に。。。
これにより無一文になってしまい次の停留先に降ろされてしまう。

パリ
無一文ではホテルにも泊まれないと、お金を稼ぐために身体を売ったがそれを知ったダンカンと別離。生きるためにそのまま身体を売り続けそこで社会を知り、大学で学び資本主義の思想にののめり込んでいく。同じ職場の女性に「帝王切開の跡があるけど子供はいる?」の質問に対し「ゴッドからこれは事故の跡と聞いている」と答えます。
精神が成長していない時の事も覚えているんだなぁ~
そこに突然ゴッドが永眠しそうと受けゴッドの館へ戻る

ロンドン
ゴッドが余命わずかなことを聞いてロンドンに戻ったベラ。そこでゴッドの口から出生の事を知る。これらの旅で経験を積んだベラをマックスは受け入れ、結婚式が始まる。そこに自殺する前の元夫ブレシントン将軍が現れる。
死ぬ前の自分がどうだったのかを知りたいベラはブレシントンのもとにゴッドの制止を無視し行ってしまう。

ブレシントンは付き人に対し暴力的にいじめたり、銃を使って脅したりしているのを目のあたりにしたベラ。そこでブレシントンはベラを監禁し、殺そうとする。ベラも「自分が自殺した所に監禁するつもり」と銃を向けられているが強気。結果、ベラが抵抗したことによってブレシントンは足に誤射してしまう。ブレシントンはクズだが死んでほしくないとマックスに手術してと懇願。マックスは「直したらまた君を追い詰める」と心配するがベラは「進歩させる」と。そこでカメラカットがベル→マックス→ヤギの順番に(笑)
一通り落ち着いた後、ゴッドが亡くなり、ベラが解剖学の試験前で緊張している様子が写りエンド。

もう一人の実験体とかは書くと大変になるのでカット!

感想と考察

題名と二人のキャラクター

POOR THINGS」(原題)
哀れなるものたち」(邦題)
う~ん両方いいね!

POOR THINGS=貧しいものたち(スーパー直訳)
ここでは何を貧しい・哀れと考えるか
この二人は貧しいのか哀れなのかを考えると

・ベラ
知識が貧しい?望まれていない蘇生をされて哀れ?
すべて当てはまると思います。
ですが、ベラの成長はどうですか?
知識欲がどんどん湧き、本読み理解し議論し思考を深めている。
生きることに関しても、知識付け自分は何のために生きるのか、ゴッドから蘇生について聞いた時も絶望せずエンドには正式にマックスと結婚し医者になるため努力している。
この事からベルは、最初は知識も生きる理由もなく貧しく哀れなものだったが後半にはそれらを満たし哀れでも貧しくもないキャラクターへとなった。

・ゴッド
言うまでもなく、資産はあり知識がある。一見何も乏しくない、哀れでもないと思えるが実験に狂気的に飲まれているといえる。そもそも亡くなった女性を脳を入れ替えて蘇生するという考えの時点でね。。。
ここでは、科学にとらわれ哀れと言うことにしておこう
最終的にベラの父のような存在となり、幸せにこの世を去った。
科学のためから我が子のために最後の時間を使ったように感じた。

ファミリー映画?

やっぱり主軸となるのは、先ほどのベラとゴッドの親子関係
家族映画なのか?
ベラとマックスの婚約関係を描いた恋愛映画?
ベラとダンカン、略奪愛?不倫映画?
ベラとマーサ、ハリーとの哲学映画?
ベラとブレシントンとの勧善懲悪?
これらを候補とするとやっぱり家族映画じゃないかな

誰におすすめ?

カップル!!!


嘘です!
間違っても初デートで見に来ないでください!
普通にSEXシーンがあったり、チ〇ポが写ります。
エマストーンのおっぱいが見れます。
でもおっぱい出すぎてあんまり後半気にならないです

背景も絵本の世界で面白かった。
基本的にすべてのカット絵本の世界みたいです

オススメ
ストーリー ★★★★★
キャスト  ★★★★★
興味深さ  ★★★★★
おっぱい  ★★★★★

人を選ぶ作品だと思うよ!
気になったらぜひ映画館で見てね



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