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教育

中学生時代
足裏マッサージを施してくれた父

短く、太い指で精一杯押してくれた
仕事で疲れていたろうに精一杯押してくれた
足ツボの知識は皆無だけど精一杯押してくれた

父の思いはわたしの足を通じて全身に伝わった

高校生時代
毎日お弁当を作ってくれた母

毎日朝5時に起きて作ってくれた
わたしの健康を思って作ってくれた
毎日わたしの喜ぶ顔を想像しながら作ってくれた

お弁当を開けると母のほほえむ顔がみえた
わたしもつられてほくそえむ
すべて平らげてごちそうさまでした
それを楽しみに過ごしていた
血の通わない勉強の記憶はない

自分に子どもが生まれたらこれだけはやろう
教育とは人が持つ温もりのバトンパスなのだから

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