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カフェ開業への道のり

手探り状態で、なんとか投稿2回目です。

ひとりカフェ開業から、年収1,000万円を稼げるようになった11年の軌跡を綴っていきます。

が、まずはカフェをオープンするまでのお話を。

カフェを目指そうと思い立ってから、実際に開業するまで、
かかった期間は5年くらい。
その5年間に、どんな準備を進めていたのかを、書いてみました。



カフェ開業を目指したきっかけ

元々、「〇〇になりたい!」
という、熱い想いや、夢を持たないまま、
なんとなく大学を卒業して、「親が喜ぶから」と、
なんとなく大手の一部上場企業に就職。

のんびり会社員をやっているうちに、仕事にも慣れ、
休日に楽しむ趣味を見つけるつもりで
「習い事でもしようかな」と、若かりし日に出会ったのが、
たまたま見つけた紅茶教室。

休日に、紅茶教室に通う度に、紅茶の奥深さ、洋食器の魅力にとりつかれ、気づけば紅茶沼にどっぷりはまり、
1年くらい経った頃には、大好きな紅茶に関わる仕事をしたい、と思い、
やがて「紅茶カフェを開きたい」という夢を持つように。

飲食店開業は、修行がセオリー?

カフェ開業前に、1~2年、自分の理想に近いお店で修行ができるなら、
もちろんそれに越したことはありません。

開店前の仕込みや、営業中のオペレーション、閉店後の片付けや翌日の準備など、ひととおり勉強ができて、お金ももらえる!
仕入れ先、取引先も紹介してもらえるかもしれない。
こんな美味しい話は無い!

ですが、
私は、異業種から、いきなりお店を始めちゃったパターン。

会社員時代に、
紅茶の販売店や、ティールームの求人を調べたりしましたが、
「今のまま会社員をやっていた方が、早く開業資金が貯まる」
(給料水準が、正社員のが断然高い)
と、判断したからです。

そこで、私が選んだのは、会社員をやりながらでも勉強できる、
専門学校(社会人コース)へ通うこと、でした。

会社員をやりながら、専門学校で学ぶ


開店時のコンセプトは、「紅茶とお菓子のお店」。
紅茶の淹れ方は、教室で学んでバッチリでしたが、お菓子はド素人。
趣味で作ったことすら、ほぼ無い。
高校生の時、バレンタインにクッキーを焼いたことある程度。

さて、カフェで提供する「お菓子」をどうするか?

お店をやるにあたって、乗り越えなくてはならない難題です。

「お菓子を仕入れる」、または「作れる人を雇う」、
という方法もありますが、
まずは、ひとり営業の予定だったので、
さすがに何もお菓子が作れないのはマズイと、
近所のお菓子教室に通い始めました。

しかし、主婦の習い事のお菓子教室だったため、
とてもお店で応用できる内容ではなく、「これではいかん」と
製菓学校の社会人コースへ、急遽、入校。

社会人コース(週1日×半年間)とは言え、
かかる費用は、お菓子教室の月謝とは桁違い。

せっかく貯めた開業資金が、かなり減ってしまう~と思いながらも、
「これも必要経費!」えいやっ!!と一念発起。

これは大正解でした。
週1日、朝から夕方までみっちり製菓を学べて、
先生は元プロのパティシエなので、技術だけでなく、
お店でのやり方も教わることができました。

やりたかったのは、紅茶がメインのお店なので、
「お菓子は脇役」程度に考えていたため、
シフォンケーキ、チーズケーキ、ガトーショコラなど、
半年間の基礎のみを学び、家では、繰り返し復習をして、
お店で出すお菓子のレシピを決めていきました。

製菓学校(社会人コース)では、カフェやお菓子屋さんをやりたい人が多く在籍しているので、開業相談も出来ました。
希望の広さ、家賃で、席数×客単価で、売上がどれくらいあれば、
店が成り立つか、など、事業計画を見てもらえました。

カフェ希望だった私は、とことん厳しいことを言われました。

なぜなら、カフェは、客単価低い×長居する=儲からない
廃業率が高く、生き残るのが難しいと言われる飲食業界の中でも、
カフェは、最も厳しいと言えるでしょう。

それでも、「私は大丈夫」「成功するイメージしかない」と、
謎のバイアスがかかっていて、聞く耳持たず、
やりたかった理想のお店の開業へ、まっしぐら、猪突猛進。
(↑結果、開店してから地獄を見ました)

※開店半年くらい前の話です

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