見出し画像

公安サイト内の『国際テロリスト一覧』からPKKが消えた理由の考察

私のX(旧:twitter)で展開した通り、公安のサイトの『国際テロリスト一覧』の中から『テロリストグループPKK』が消えた。PKKは、2022年11月にイスタンブール市内で爆発事件を起こし、一般市民6名が死亡、80名以上が負傷している。さらに、2023年10月1日にも、トルコの首都アンカラ中心部にある内務省関連施設前で爆発事件を起こしている。この事件に関し、PKKが犯行声明を出していると朝日新聞も伝えている。

https://www.asahi.com/articles/ASRB213RTRB1UHBI01K.html

つまり、最近だけでも2件のテロ行為を行ったテロリストにも関わらず、日本の公安は、『国際テロリスト一覧』からPKKを削除したのだ。一方、公安は別のページでは、ご丁寧にPKKが2022年にテロを行ったと書いている。公案は自己矛盾を引き起こしているのだ。今回は、この謎に迫りたい。

公安サイトの『2022年の国際テロ情勢』より
左が以前のリスト。右側が今のリスト。上記画像はtwitterでも展開済み

なぜ、公安はリストからPKKを外したのか?
実は日本政府はトルコとのEPA(経済連携協定)を結ぼうとしているが、この交渉はコロナの影響で2019年を最後に途絶えていた。しかし、この交渉が2023年9月に、突然、動き始めたのだ。
『日トルコEPA交渉再開へ 経産相「早期に」』
とニュースにもなっている。

https://www.sankei.com/article/20230905-YI7JDSGTNJLUZLLJ3GM3A7IBDI/

このニュースには不可思議な点が3点ある。
・コロナでの中断は理解できるが、なぜ再開が遅れたのか?
 コロナ以降、他の各国首脳との会談は既に行われている。
・なぜ、西村産業相自らがトルコに出向いているのか?
・西村氏の『論点は明確になってきている』とは、どいう意味か?

これより先は会員登録が必要です。月水金更新(号外多)で月額150円なので、1記事10円以下でご覧いただけます。月額150円で、この記事だけでなく全記事、全マガジンがご覧いただけます。月額150円のお試しプランは、人数制限がありますので先着順となります。ご了承ください。
ご登録されない方もイイネだけして頂けると、励みになりますm(__)m

ここから先は

1,433字 / 5画像

スタンダードプラン

¥380 / 月
このメンバーシップの詳細

海外のニュースメディアの購読に充てさせて頂きます。現在はWall Street Jounal・Washington Post・Washington Post・New York Timesを購読中。もっと増やします。