After Bidenの世界~日本はアフター・バイデンに備えよ~
前回の『ダボスでダボスを批判した猛者』の後半をお届けしようとしていたが、何万字もありまだ終わっていない。そのため今回は、前回の内容をふまえた上での『アフター・バイデンの世界』つまり、新トランプ政権下で起きる事と、日本が覚悟する事を論じたい。
今、日本の政界は、派閥間抗争で揺れている。また、安倍派粛清の背後には安倍派にいた親中派の福田グループの策略も感じとれ、派閥間抗争だけでなく、派閥内抗争にまで及んでいる。この絶妙なタイミングでの2024年1月25日に実施された経団連や日中経済協会の代表団が中国を訪問とも無縁の話ではないだろう。福田グループの影には中国がいる可能性も十分、ある。
今回の派閥間抗争は、派閥再編をもたらすだろうが、再編成の基軸の1つは中国問題になるはずだ。安倍派から福田グループがいなくなったことで安倍派は解散したものの、親中派のいない集団となったため麻生派との合流もしやすくなった。一方、小渕だけでなく、小渕グループも茂木派からの離脱を検討中だ。しかし小渕自身が、そもそも親中派であり、こちらは、どうなるかは分からないが、茂木派を分裂させ、茂木総理誕生の可能性を潰した事には意義がある。その点においては小渕を応援するが、今後も小渕を応援する気は毛頭ない。また、今後の日本の政界が、新トランプ政権を意識して備えるべき事は対中問題だけでなはない。前回の『ダボスでダボスを批判した猛者』の中で保守派の上院議員のロブ・ポートマン氏や、ヘリテージ財団会長ケビン・ロバーツ氏が言った事が、非常に重要になってくる。彼らはアメリカ保守派の重鎮であり、今後のアメリカの方向性を示してくれている。彼らの話を聞かないようでは、トランプ自身、再選は無いだろうし、当選後も円滑な運営は不可能だからだ。
『ダボスでダボスを批判した猛者』の中での彼らの意見をまとめて整理すると・・・・
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