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ピアノやめる?それとも?

梅雨がもう始まったかのような
ジメジメした天気ですね。


うちの小学3年生、
くもんとピアノ、スイミングを習ってます。

ピアノは将来音楽楽しめると人生楽しいよ
との思いから、2年ちょっと続けてます。 

…が、空前の習い事全部嫌だ旋風が
吹き荒れてます。

公園ブームなので、
宿題、公園からのピアノ。

公園が新鮮だった時はスムーズだったのですが
最近「いやだー。行かない。
だるい」と。

「ママついてこうか?」
「嫌だ」

タブレットのゲームを提案したら
「ゲーム2種類と、動画見る。
あと、ママついてきて」
「全部は厳しい。
どれかにしようよ?」
「いやだ!
それでも行かないよりいいでしょ!!」と。


白目。
久しぶりにレッスン見学してみました。


音符カードを並べる課題で
「ドミソシレファラ」とかずっと唱える長男。

ワーキングメモリー低いので、
忘れちゃうんだな。
音符の並びを覚える➕その音符のカードを探すの2つが困難なよう。

それでも「唱える」で対策してるところは
感心。

その後「無理だ、読めない」
「ダメだ弾けない」など繰り返し
半泣きに。

これは私がいると甘えてできない
ダメパターン…

と見ていると
「今日はひくのやめとく?」
「うんやめる」


やめるんかーい!


「最近ピアノ嫌みたいで」

彼とピアノは相性良くないです。
弾くのは1日1回で練習してるけど
姿勢をシャキッと、とかテキパキ、とか難しいのでツッコミどころ満載。

学校生活でストレスフルなのに、
放課後ストレス増やす必要ある?
ピアノを諦めかけてました。

先生に相談。
先生は息子に弾きたい曲を尋ねる。
息子は好きなアニメの主題歌を即答。
「好きな曲にして宿題減らして楽しいを大事に続けてみない?」の言葉に
これまた即答で「うん、もう少しやってみる」と。

続けるんかーい!

そして私に
「どうしても限界ならとめません。
でも少しでも読みたい、とか弾きたい、とか思うのであれば、少しゆっくり楽しいを大事に続けてみませんか」と。

涙が滲む心に響く言葉でした。

彼は自分で
「ピアノをもう少し続けてみる」と決められた。
「続けよう」を一緒に応援してくれる先生がいる。

学校は大人数。
マンツーマンなピアノの先生は
彼のペースで教えてくれようとしている。
私は彼の弾くピアノを聴くのが好き。
「文字を読みずらい。
混沌とした世界にいる彼が
楽譜を読んで紡いだこの音。きれいだな」と。

子どもは親の道具じゃない。
でも、「嫌なこと全部やらない」じゃなくて。
「工夫して続けてみる」
そのことが、彼の自信を作る一助になれば。


LDとかADHDのことを
私は本で勉強したり、
医者に聞いたりはするけれど、
彼にはなれない。

だから、彼の困難感は彼にしか分からない。

やる気を出すのが難しくて、
「がんばる」が苦手。

そんな彼が吐き捨てるように言った
「それでも行かないよりいいでしょ」のことば。

前もくもんの宿題全然進まなかった時
グミを褒美に
「それでもやらないよりいいと思う」
と呟いてた。
 

これは彼が彼なりに
「TODOも、必要性もわかってる。
でもやる気がどうしてもでないんだ」
の世界であがいているってことなのか。

自分が産んだ息子だけど、
なんだか実験台といつも暮らしているような
手探りな日々。

彼はいつか1人で生きていく。
自分の足で立てる人になるように。
親が足になるんじゃなくて、
見えない場所で足を後ろで支える人になる。
いつかそれがなくても立てるかも知れないし、
親じゃない誰かが支えてくれるかもしれない。

「自立」ではなく「自律」を。

言うは易し行うは難し。

でも「親も楽しむ」を大事にぼちぼちいこう。

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