《現代詩》ゆらぎ
容赦ない気圧のせいか
迫り来る花粉のせいか
哀しみに打ちひしがれたせいか
朝、目覚めるのが億劫過ぎて
この先やっていけんのかな
ニュートラルでいたいのにな
せめてひとりの時だけでも
やることがないわけではない
やるべきことはたくさんある
放っておいてもいいけれど
そのまま忘れてしまうのはまずい
本当に頼りたい人ほど遠くにいて
やたら頼ってくる人はあまりに近い
距離感バグりすぎだろ
自由過ぎる身は
かえって身の危険を感じてしまう
すべてに解き放たれる日は
人生の終わりだけなのだろうか
泡のように
漂うことも
波のように
揺蕩うことも
時には大事だけれど
いつかこの不安定なゆらぎが
安らぎに変わりますように
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