その2(パトロンが付いた派手な私の日常)
前述した男は、その後旧帝大に進学、卒業後にアメリカで暮らした後に議員秘書になった。
私の高校は進学校ではない。
彼はわざと入学してきたのだ。
「この学校から旧帝大に進学出来る奴は後にも先にも俺しか居ない」と。
一方、私は彼が言うところの「レベルの低い大学」へ進学した。
私はここで劇的に変わった。
ヴィヴィアンやギャルソン、もしくはライダース、スカル柄のネクタイにウォレットチェーンという派手な服装を好んだ。
髪は真っ赤、イギリス産の煙草をよく喫っていた。
夏休みに故郷の同級