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全てがワイルドな上里(カミサト)

 水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、サマーキャンプで使わせていただいた場所の内、蘭越町上里(カミサト)について書きます。
 前回の記事に書いた通り、上里地区は蘭越町の中心から離れており、大半が林となっています。
 ここにある廃校となった小学校は、上里地区に建てられた分校です。そのため、通常の小学校と比べると小規模でした。
 当時、既に校舎は無くなっていましたが、体育館は残っており、また、雑草が生えつつありましたが、小さいとは言え校庭もありました。校庭の大きさは通常の小学校の4分の1くらい、体育館も小学校のプールより一回りくらい大きい感じでしたから、規模が推察されると思います。
 そして、これを話すと皆さんビックリされるのですが、残っていた体育館は「木造」でした。床やステージはもちろん、壁も、天井も、出入り口も、トイレも、全部が木で出来ています。最近は木造建築が見直され、木造建築の体育館なども作られていますが、もちろん上里の体育館は、そう言うコンセプトで建築された訳ではありません。歴史の古さを物語っている訳です。
 当然、トイレは汲み取り式でした。これは、参加した子供たちにとっては相当な衝撃だったらしく、八軒自然科学クラブを「卒業」した子供たちと会って思い出話をすると、必ずと言って良いほど語られる話です。このトイレ話だけで1話分の記事になるくらい、まぁ、様々なネタがあるので、それは別な機会に紹介します。
 この体育館に、参加した子供たち全員が寝泊まりします。つまり、体育館の床で、寝袋で、みんなでザコ寝する訳です。子供たちだけでなく、指導員も全員ザコ寝です。一応、男女の場所は区切りましたし、女子が着替えるための場所も作りましたが、ワイルドって言うか何て言うか…令和の時代なら無理でしょう。
 上里時代のワイルド話は、ま~だまだあります。取り敢えず、次回に続きます。

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