エスせん

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育と野外活動とライトノベルを中心に色々語りま…

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ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育と野外活動とライトノベルを中心に色々語ります。

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【改めて】note始めます。

まず自己紹介  初めまして「エスせん」と申します。  北海道の札幌市で小学校教師をしています。一の位を四捨五入すると六十歳になる年齢で、退職の日も射程圏に入ってきました。  「退職後、どうしよう…」と、ぼんやりセンカンド・キャリアの事を考えていましたが、何もしなければ、何も変わらないし、何も生まれません。そこで、令和5年5月29日からブログを再開しました。そして、令和5年12月4日からnoteも始める事にしました。  noteを始めようと思ったのは、令和5年12月3日放送の

    • 上里(カミサト)と名駒(ナゴマ)

       水曜は八軒自然科学クラブの思い出話。今回からしばらく、蘭越町で行われていたサマーキャンプについて書きます。  もっとも、ざっくりしたサマーキャンプの概要については、これまで記事にしてきました。今回からしばらくは、もう少し細かな内容を紹介していきます。  ところで、八軒自然科学クラブで行っていたサマーキャンプでは、北海道の米どころである蘭越町に大変お世話になりました。特に蘭越町教育委員会さんは、私たち指導員が考えるサマーキャンプの在り方(理念)に共感してくださり、色々な面で支

      • 嘘くさい物語でノート指導・中編

         月・火曜は学校教育の話です。今回は前回の続きで、国語のノート指導について書きます。  1年生の国語でノートを使うため、習った平仮名を組み合わせて言葉にし、それをノートに書かせる事としました。その際、ただ言葉を書かせても意味が分からないので、適当な物語を作って伝えようと考えました…と言うのが前回の概略です。  実際に、どんな感じで行ったか…まず、前回の例で出した「く」「へ」「し」「つ」「て」を学習した後の授業を紹介します。  最初に、ノートを開かせて日付を書かせました。その

        • 嘘くさい物語でノート指導・前編

           月・火曜は学校教育の話です。今回は、国語の授業で行ったノート指導について書きます。  1年生の国語で平仮名を教えていると、次の活動で何を行わせるか…困る事がありました。何故かと言うと、書く活動をさせにくいからです。  発表させたり、読んだりする活動はさせられます。習ってない文字でも、取り敢えず読ませる事は出来ますし、生活の中で触れている言葉は、頭に思い浮かべて言う事が出来るからです。  でも、「く」「へ」「し」「つ」「て」くらいしか習ってない段階だと、書かせる活動は極めて難

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        【改めて】note始めます。

          介護狂詩曲7~仕事スキルが使える

           金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。前回に続いて、今回も介護の話です。  母の介護では出来るだけ優しく接しようと思っていても、ついつい言葉がキツくなってしう…と言うのが前回でした。今回は、少しずつ修正する努力を積み重ねた…その具体的な話です。  母の態度にイライラしてしまう自分…どうしたら良いか考えている内に、ふと思い付きました。母の態度にイライラすると言う事は、学級の子供たちに対してイライラする事と似ているんじゃないかな…と。そうであれば、学級の子供たちに対してイラ

          介護狂詩曲7~仕事スキルが使える

          構成が複雑な『蜘蛛ですが、なにか?』

           木曜はライトノベル愛を語ります。今回は、『蜘蛛ですが、なにか?』を紹介します。  異世界に引き込まれる事故で、1学級まるっと異世界に転生させられてしまった、とある女子高生が主人公。事故の際に全員死んでしまい、主人公は蜘蛛のモンスターに転生してしまいます。転生先は地下深いダンジョンで、それはそれは恐ろしい、様々なモンスターと戦って生き延びなければならない、超厳しいサバイバルが描かれます。  このサバイバル…本当に厳しい。主人公が転生した蜘蛛モンスターは、はっきり言って、ダンジ

          構成が複雑な『蜘蛛ですが、なにか?』

          携帯ガスコンロは早い

           水曜は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は、前回の続きです。  八軒自然科学クラブでは、通常の活動の昼食は自由でした…が、ある時期からインスタントラーメンを作って食べる事を、子供たちへオススメする様になりました。最初は缶入りの固形燃料で始める子が多かったのですが、秋頃には携帯ガスコンロに全員が移行していました…と言うのが大まかな前回の内容です。  詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。  携帯ガスコンロの強みは、何と言っても「調理時間が短い」事でしょう。  固形燃料の炎

          携帯ガスコンロは早い

          「リズムこうじょう」で働こう・後編

           月・火曜は学校教育の話です。今回は、前回の続きです。  前回は、週休二日制にしたところまででした。  「よっしゃ。   せっかくだから、もう1日休みを増やそうか」  そう言うと、挙手を求め、Bさんを指名しました。Bさんが選んだのは月曜日。「げつ」の下の「♩」を消し、代わりに「四分休符」を書きます。そして、手を叩きながら、「げつ(叩かない)、か(パン)、すい(パン)、もく(叩かない)、きん(パン)、ど(叩かない)、にち(パン)」と言っていきます。その後、子供たちも一

          「リズムこうじょう」で働こう・後編

          「リズムこうじょう」で働こう・前編

           月・火曜は学校教育の話です。今回は音楽の実践を紹介します。  私が法則化運動から学んでいた頃、岩手大学教育学部附属小学校の河原木孝浩先生が、「ゆめのリズムカレンダー」と言う実践を行っていました。平成13年頃の話です。  1年生を担任している時、その「ゆめのリズムカレンダー」実践を参考にして授業を行いました。「追試」と書かなかったのは、その時、実践記録が手元に無かったので、記憶を頼りに実践したからです。  まず、黒板に工場の形を描きました。そして、その中に「リズムこうじょう」

          「リズムこうじょう」で働こう・前編

          介護狂詩曲6~優しくしたいのに

           金曜は、月~木曜に含まれないテーマです。今回は、久しぶりに介護に関わる話です。  教育の仕事に携わっていると、子供の頃の自分についても見えてくる事があります。そう言う目で小学生時代の私を思い返すと、私は相当な「グレーゾーンな子」で、担任にとっては「メッチャ難しい子」だったと思います。おそらくアスペルガー傾向が強かった上に、間違いなくADHDだったからです。  私が子供の頃には「発達障害」などの言葉は存在せず、発達障害については今よりも遙かに理解されていませんでした。だから、

          介護狂詩曲6~優しくしたいのに

          何でもアリの『ポーション頼みで生き延びます!』

           木曜はラノベ愛を語ります。今回は、私の好きな作家さんの作品を紹介します。  今回紹介するのは、FUNA先生の『ポーション頼みで生き延びます!』です。この作品、小説もコミカライズもあり、私は両方とも読んでいます。小説はテンポ良く読めますし、コミックは絵柄が魅力的で、どちらも十分に楽しめる作品だと思います。  FUNA先生には『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』と言う作品もあります。こちらはコミカライズしか読んでいませんが、こちらも面白いです。  これら2つの作品には

          何でもアリの『ポーション頼みで生き延びます!』

          まず固形燃料から

           水曜は八軒自然科学クラブの思い出話。今回は特定の活動ではなく、年間を通して行っていた通常活動での昼食について書きます。  基本的に、通常の活動では昼食に何を食べるかは自由です。保護者が作ってくれた弁当を食べてもいいですし、コンビニ弁当や総菜パンなどを購入して持ってきても構いません。  ただ、4月の年間活動説明会ではインスタントラーメンの自炊をオススメしていました。もっとも、この自炊は強制ではありません。「楽しいから、やってみるとイイですよ」という感じです。  インスタントラ

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          手抜きじゃないよ平仮名指導

           月・火曜は学校教育話です。今回は、丸付けについてです。  最近の私は低学年、特に1年生の担任をする事が多いです。そして、1年生の担任には、「死のロード」とか「地獄」とか言われる仕事があります。  それは、平仮名指導…特に、平仮名練習プリントの丸付けです。  とにかく、毎日少なくとも1枚はプリントで練習します。だから、毎日少なくとも1枚は丸付けしなくてはなりません。  昔…二十代から四十代くらいまでは、かなり丁寧に丸付けしていました。  正しく書けた字に丸を付け、間違った字に

          手抜きじゃないよ平仮名指導

          セブンステップスの後の声かけ

           月・火曜は学校教育の話です。この頃、1年生の初期指導の話をしていますが、今回もソレです。  1年生の最初の音楽で、「セブンステップス」を行った事があります。英語の歌で、「one、two、three、four、five、six、seven ♪、one、two、three、four、five、six、seven ♪、one、two、three、one、two、three、one、two、three、four、five、six、seven ♪ 」と歌っていきます。ネットで調べると

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          阪神ファンは怖い…かも

           金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容を書いています。今回は、阪神タイガースに関わる話です。  この記事を書いている令和6年6月は、ちょうどセ・パ交流戦が行われています。私が応援する日本ハムファイターズは、阪神タイガースに2連勝していますが、雨天延期の分が後日行われるそうです。阪神タイガースは強いですから、まだまだ油断してはいけません。  ところで、阪神ファンと言えば忘れられない思い出があります。  それは、まだ日本ハムが札幌ドームで試合をしていた時期の話です。交流戦で阪神

          阪神ファンは怖い…かも

          愛がたっぷりな『「無能はいらない」と言われたから絶縁してやった』

           木曜はライトノベル愛を語ります。今回は、『「無能はいらない」と言われたから絶縁してやった』です。  この物語、魔王に拾われ、溺愛されて育てられた主人公ブラッドが、とある事情から魔王の元を去り、大きな事件に関わっていく…と言う内容が縦軸。少々(かなり?)過剰なお色気シーンと共に展開される、主要ヒロインであるアリエルとの関わりを中心とした恋愛話が横軸…と言う構成となっています。  この縦軸と横軸、割とがっちり絡み合っています。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、先程書いた「

          愛がたっぷりな『「無能はいらない」と言われたから絶縁してやった』