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【ミニエッセイ】本が溢れる世の中で

毎日、約200冊超の本が、新しく出版されるそうです。

毎日、ですから。
1か月で6000冊。1年で72000冊。

もう、驚異的な数字ですね。

私は大学生の時に読書の良さに目覚めてから、
目の前を埋め尽くさんとする本を全部読んでやろう!と思ったことがあります。大学の図書館は膨大ですから、毎日毎日読んでも、借りて家で読んでも、全ての棚を読むこともできませんでした。

図書館の本はタダですが、書店となるとお金を払わなければいけません。
1冊1,500円として計算すると、1日で発行される分だけで、300,000円かかってしまいます。中には新書もありますから、これよりは多少金額は少なくなりますが、それでも毎日出せる数字ではありません。

今の時代で、本は毎日200冊発行されている中で、電子書籍の個人出版も考えるとかなりの数になります。出版されてる本でも、著者の紹介本などもありますから、本はどちらかと言えば情報と同じような位置づけになってきているのだと思います。

それでも、できるだけ多くの本を読みたい。でも、時間も限りがあるし、冊数も指数関数的に増えていく。全部読むことは、不可能に近い。

だったら、自分にとって最良だと思える本をたくさん読めばいい。なかには、何度も読み返す本もあるでしょう。面白いと思える本にたくさん出会えたら。
そう思って、今日も本を1ページずつ開く。
飽きるまで、眠くなるまで読み続ける。

時には、読めない日もあるけれど。そんな日は一旦休憩して、何度も読んだ本を開く。

そうやって、自分を支えてくれるかのような、静かな時間。


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