介護をしている全ての人へ#46 ~認知症治療

この日、父の認知症を母が受け入れた。
不格好なチョコレートが妙においしかったことが思い出された。

2019年2月15日(金) 母の日記

 紙パンツ交換1回、今日はちゃんとトイレに行けた。やればできる!
こんな当たり前のことができなくなる老いは恐ろしい。
 小ぬか雨、鬱陶しい天気、寒い。意を決して夫を車に乗せて脳神経科医院に行く。
 夫と先生が面談。アリセプトを処方された、認めたくはなかったけど、医者ははっきり認知症と判断した。なんだか寂しい…
 午後、和田さん(母の古い友達)から電話。とても懐かしく、うれしい。
 2月19日に二人でランチの約束。すごく楽しみ。
 何を着ていこうか…
 夜、息子に和田さんのことを話すと、臨時収入があった由、明日、買い物に連れて行ってくれるという。バレンタインのチョコレートのお返しだと言ってくれた。生まれて初めてチョコレートのお返しをもらう。

2019年2月15日(金) 私の日記

 会社はいつも通り、金曜日はメルマガの校了日なので30分ほど残業になったが昼休みをしっかりとってしまったから仕方ない。
 ビルの1階ホールでKさんを発見。勇気をだしてお茶に誘ってみると、ビールなら付き合ってくれるという。誘ってよかった。
 駅ビルに入っているアイルランド風のパブでオリジナルのビールとフィッシュ&チップスを注文。休みの日は何をしている?とか、いつも同じようなモノを着ているから、もう一着スーツを作ってはどうか?とか、まったく艶っぽくない会話。でも楽しかった。
 母からバレンタインのチョコレートをもらう。今年もゴリラの鼻くそ。でも、砕いたアーモンドや干しブドウが入っていて美味しかった。
 明日は、母を連れて買い物、そのあとスズキのディーラーに行こう。
 父が明日から認知症の薬を飲むという。少しは良くなるといいのだが。

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